カプコン新作『プラグマタ』、TGSで日本語ボイス試遊
ベストカレンダー編集部
2025年9月25日 06:09
TGS2025試遊開始
開催日:9月25日

月面での活動を支える「シェルター」──拠点の機能と運用の肝
『プラグマタ』における拠点は“シェルター”と呼ばれ、ヒューとディアナの探索・戦闘の起点となる。シェルターは単なる待機場所ではなく、回復、再出撃、装備の生成・強化といった複数の役割を持つ重要な拠点である。
プレスリリースでは、シェルターの具体的な機能として「エスケープハッチからの帰還での体力回復」「戦闘で倒れた際の復帰拠点」「戦闘や探索で得た素材を用いた装備の強化・生成」が明示されている。拠点での意思決定が探索方針に直結する設計になっている。

シェルターでできることの詳細
シェルターに備えられた3Dプリンターは、ステージ内で一度でもデータを入手した武器やハッキングノードを生成・強化できる機能を持つ。これにより、未知の装備を一度でも取得すれば、以降は拠点での再現やアップグレードが可能になる。
生成・強化の際には素材を消費するため、どの装備を優先して強化するか、あるいは汎用的に使える装備を育てるかといった意思決定がプレイヤーに委ねられる。プレイスタイルや目の前の強敵に合わせて戦略を組み立てる必要がある。
- 帰還機能:エスケープハッチからの帰還で体力回復。倒れた際の復帰地点。
- 生成/強化:3Dプリンターで武器・ハッキングノードを生成・強化(ステージで一度データ取得が前提)。
- 資源管理:素材の使いどころが攻略の鍵となる。
また、シェルターと各ステージを繋ぐ交通手段として「トラム」が存在する。トラムで移動することで、ステージ内に点在するエスケープハッチにもアクセスでき、開放したハッチはシェルターからの再アクセスに利用できる。
トラムとエスケープハッチの設計により、攻略の拠点化や行き来を活かした再挑戦がしやすい構造になっている。手強いステージに直面した際は、一旦シェルターに戻り装備を調整して再挑戦するというサイクルが想定される。

武器とハッキングノード──組み合わせで広がる戦術
『プラグマタ』はハッキング×アクションを掲げたゲーム設計が特徴で、武器とハッキングノードの組合せが戦術の中心となる。月面施設では多様な強敵や施設システムが立ちはだかり、装備の選択と強化が攻略の鍵となる。
プレスリリースでは、ヒューが運用する武器が4タイプに分類されている点が明記されている。各タイプは役割が明確に分かれており、局面に応じた持ち替えが求められる。

武器タイプと運用上の注意
武器は以下の4タイプが紹介されている。いずれも戦術的な役割を持ち、強力な武器は残弾数がゼロになると消滅してしまうという要素が存在するため、使用タイミングの見極めが重要となる。
- PRIMARY UNIT
- 基本武装。火力は低いが唯一弾数が無限の武器。
- ATTACK UNIT
- 攻撃力が高く、主なダメージソースとなる武器。
- TACTICAL UNIT
- 足止めや状態異常付与など特殊な効果を持つ武器。
- DEFENSE UNIT
- バリアやデコイなど、立ち回りを補助する装備。
強力な武器は弾数の有限性と消滅のリスクを抱えているため、ハッキングとの並列思考が求められる。どのタイミングで強攻撃を投入するか、デコイやTACTICALで足止めを行うかといった判断が味わいの一部になる。

ハッキングノードと戦闘の相互作用
ハッキングノードを装備すると、ステージ上に出現する黄色マスを通過した後にハッキングに成功することで特殊効果が発動する。効果は多岐にわたり、防御ダウン、複数敵へのハッキング効果の伝播(マルチハック)などがある。
武器とノードの組み合わせにより戦術幅が広がる。例えば、デコイで敵を誘導して装甲を解除、マルチハックでまとめて状態変化を付与してからATTACK UNITで集中攻撃する、といったコンボが想定されている。装備の取得・強化によりその幅はさらに増していく。

主人公の役割分担と探索の操作感──ヒューとディアナ
本作の主人公はヒュー・ウィリアムズとアンドロイドの少女ディアナの二人。二人の能力は探索と戦闘の両面で補完し合い、協調的なプレイが求められる。
プレスリリースは二人の特徴を明確に伝えており、立体的な施設構造に対してそれぞれの長所を活かして進む設計になっている。

ヒュー・ウィリアムズの特徴
ヒューは宇宙服を着用し、スラスターによるホバー性能を有する。立体構造の月面施設を縦横無尽に移動するための機動力が彼の強みである。
スラスター使用中はゲージを消費する点が明記されており、無尽蔵に使用できない設計。ホバー中は独特の浮遊感があるとされ、機動性とリソース管理のバランスが重要になる。

ディアナの特徴
ディアナはハッキング能力を持ち、敵のボットだけでなく施設のシステムに対してもハッキングを行える。施設ハッキングは戦闘時と異なるタイプのパズルが出現し、落ち着いた操作で解除していく必要がある。
また、ステージに点在するエスケープハッチの開放にはディアナのアクセスが必要。ハッチを開放しておくことでシェルターへの帰還経路が確保され、探索の再開や再挑戦がしやすくなる仕組みがある。

東京ゲームショウ2025出展情報と製品仕様の要点
カプコンは2025年9月24日 23時23分付のリリースで、東京ゲームショウ2025にて『プラグマタ』の国内初試遊出展を行うと発表した。試遊では待望の日本語ボイスが選択可能であり、等身大で再現されたディアナがカプコンブースの『プラグマタ』コーナーに展示される。
プレスリリース内には、TGS2025向けの配信番組「TGS2025 カプコンオンラインプログラム」の視聴リンク(https://youtu.be/vnoWdTR5cXo)が掲載されているほか、公式サイト(https://www.capcom-games.com/pragmata/ja-jp/)やゲーム公式Xアカウント(https://x.com/PRAGMATA_JP)も示されている。
- 試遊開始:2025年9月25日(木)より東京ゲームショウ2025にて試遊出展
- 日本語ボイス:田中 美央さん(ヒュー・ウィリアムズ)、東山 奈央さん(ディアナ)が担当
- 展示物:等身大ディアナの展示、試遊者にはオリジナルB6スケッチブックを配布
製品情報として、以下がリリースにより公表されている。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | プラグマタ |
対応ハード | PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam |
CERO | 審査予定 |
発売予定 | 2026年 |
ジャンル | SFアクションアドベンチャー |
公式サイト | https://www.capcom-games.com/pragmata/ja-jp/ |
ゲーム公式X | https://x.com/PRAGMATA_JP |
権利表記 | ©CAPCOM |
リリースの発出元は株式会社カプコン、配信日時は2025年9月24日 23時23分である。TGSでの試遊は国内初の一般公開機会として位置づけられており、日本語ボイス選択や等身大展示、試遊特典など具体的な内容が示されている。

要点の整理
以下の表は、本記事で触れた『プラグマタ』に関する主要情報を整理したものである。発売情報、試遊・展示内容、ゲーム内の主要システム(シェルター、トラム、武器・ハッキングノード、主人公固有能力)を一目で確認できるようにした。
分類 | 内容 |
---|---|
発表元・日時 | 株式会社カプコン/2025年9月24日 23時23分 |
試遊出展(TGS) | 東京ゲームショウ2025(9月25日開始)/国内初の試遊出展/日本語ボイス選択可/等身大ディアナ展示/試遊者にオリジナルB6スケッチブック配布 |
主人公 | ヒュー・ウィリアムズ(CV:田中 美央)/ディアナ(CV:東山 奈央) |
拠点システム | シェルター:回復、復帰、3Dプリンターでの武器・ノード生成・強化。トラムでステージと連結、エスケープハッチ経由での帰還が可能。 |
武器・ハッキング | 武器はPRIMARY/ATTACK/TACTICAL/DEFENSEの4タイプ。強力武器は弾数ゼロで消滅。ハッキングノードは黄色マス通過後に特殊効果(防御ダウン、マルチハック伝播等)を発動。 |
対応機種 | PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam |
発売予定 | 2026年 |
ジャンル | SFアクションアドベンチャー |
公式リンク | 公式サイト / ゲーム公式X / TGS配信映像:https://youtu.be/vnoWdTR5cXo |
以上が、2025年9月24日に公開されたカプコンの『プラグマタ』最新情報の要点である。シェルターを中心とした探索と拠点運用、武器とハッキングノードの組合せによる戦略性、二人の主人公が担う役割、そして東京ゲームショウ2025での試遊・展示内容が明確に示されている。