学生制作ショートムービーが千葉市で公開 平和を伝える映像

学生制作の平和映像公開

開催日:9月25日

学生制作の平和映像公開
どこで見られるの?
千葉市デジタル平和資料館のWEBで公開され、各作品はYouTubeリンクで視聴可能。さらに千葉市内70か所のデジタルサイネージ(市役所本庁舎含む)でも放映されています。
どんな映像で誰が作ったの?
TECH.C.の学生10名が産学連携の企業プロジェクトで制作。モーショングラフィックスとアニメの2種類で、直接的描写を避け若年層にも伝わる表現を目指しています。

若年層に寄り添う映像表現──学生が制作した「平和を伝える」ショートムービー

学校法人コミュニケーションアート 東京デザインテクノロジーセンター専門学校(以下、TECH.C.)は、千葉市からの依頼を受け、「千葉市デジタル平和資料館」で公開される動画コンテンツの制作プロジェクトに、産学連携の独自カリキュラム「企業プロジェクト」として取り組みました。プレスリリースは2025年9月25日09時51分に発表されています。

本プロジェクトには、CGクリエイター専攻、スーパーCGクリエイター専攻、スーパーデジタルメディア専攻の1〜3年生、計10名が参加しました。学生たちは千葉空襲の史実や当時の写真、被災者の体験談をもとに、次世代へ戦争の記憶と平和の重要性を伝えることを目的にショートムービーを制作しました。

【TECH.C.×千葉市】「千葉市デジタル平和資料館」動画制作プロジェクト 学生が“平和を伝える”ショートムービーを制作! 画像 2

制作された2種類の作品の概要

学生はチームに分かれて主に2種類の映像作品を制作しています。1つはモーショングラフィックスを用いた作品で、もう1つはアニメーションを用いた解説的な作品です。どちらも戦争を直接的に描きすぎない表現に配慮し、若年層にも受け入れやすい手法を追求しました。

モーショングラフィックスを用いた作品は、昭和20年(1945年)6月10日の空襲を体験された髙山章子さんのお話を素材にしています。直接的な暴力描写を避け、鮮やかな色彩や繊細な動きを通じて記憶と感情に静かに訴えかける構成です。アニメーションを用いた作品は図やイラストを多用し、被害状況や空襲の仕組みを視覚的に分かりやすくまとめています。

【TECH.C.×千葉市】「千葉市デジタル平和資料館」動画制作プロジェクト 学生が“平和を伝える”ショートムービーを制作! 画像 3

視聴リンクとデジタルサイネージ用途

制作された映像は複数形式で公開されており、一般公開用のフル尺ショートムービーに加え、デジタルサイネージ向けに編集した短尺の映像も制作されました。これらは千葉市役所本庁舎を含む千葉市内70か所で放映されています。

公開された映像のリンクは以下のとおりです。視聴環境に応じてご確認ください。

  • モーショングラフィックス作品(髙山章子さんのお話を基にした映像):https://www.youtube.com/watch?v=-Qi8jikYk1U&t=1s
  • アニメーション作品(千葉空襲の被害状況を解説):https://www.youtube.com/watch?v=CtgSt8ddJ7E
  • デジタルサイネージ向けの短尺映像(千葉市内70か所で放映):https://www.youtube.com/watch?v=2Y9G3-ushIg&t=1s
【TECH.C.×千葉市】「千葉市デジタル平和資料館」動画制作プロジェクト 学生が“平和を伝える”ショートムービーを制作! 画像 4

制作体制と教育的意義:TECH.C.の企業プロジェクトの仕組み

TECH.C.が実施する「企業プロジェクト」は、ゲーム・IT・デザイン・映像などの分野で業界や自治体から提示される実践的課題に学生が取り組む教育プログラムです。本プロジェクトでは、学生が情報収集から構成・演出・映像制作・編集まで一連の工程を担い、現実の公的プロジェクトに応える経験を積むことが目的とされました。

産学連携の枠組みにより、学生は理論だけでなく実務レベルのスケジュールやクオリティ管理、発注側の意図を汲み取る力を養う機会を得ています。制作を通じて、社会で通用するスキルやチームでの開発経験、課題解決力が育まれます。

【TECH.C.×千葉市】「千葉市デジタル平和資料館」動画制作プロジェクト 学生が“平和を伝える”ショートムービーを制作! 画像 5

参加学生と担当専攻

本プロジェクトに参加したのは以下の専攻から計10名(1〜3年生)です。

  1. CGクリエイター専攻
  2. スーパーCGクリエイター専攻
  3. スーパーデジタルメディア専攻

学生たちは複数チームに分かれ、役割分担を行って制作にあたりました。取材や資料確認、原稿作成、映像演出、アニメーション制作、編集、音響処理まで一貫して学生が関与しています。

企業プロジェクトのメリット(TECH.C.の提示)

プレスリリースで示された企業プロジェクトの主なメリットは以下の4点です。これらは学生の実務経験とキャリア形成を意識した内容となっています。

  1. プロの現場を体験できる:実際の企業や自治体からの課題に取り組むことで、現場で求められるスキルや考え方を実践的に学べる。
  2. 就職・キャリアに直結する:企業担当者に作品を見てもらえる機会があり、成果が評価されることで就職活動の強みとなる。
  3. 現場レベルのスキルが身につく:授業だけでは得られない実務レベルのクオリティとスケジュール管理を経験でき、プロからのフィードバックが得られる。
  4. 実際に採用される可能性:学生の提案や作品が認められ、商品化や採用につながるケースがある。

千葉市デジタル平和資料館の公開内容と利用方法

「千葉市デジタル平和資料館」はWEB上の資料館として、時間や場所の制約を受けずに幅広い資料を一般に公開しています。TECH.C.の学生が制作した平和啓発ショートムービーはその一部を構成し、音声付き紙芝居や解説付き戦災資料、戦跡解説動画、360度で閲覧可能なオブジェクトVRなど、多彩なコンテンツが統合されています。

WEB資料館は教育用途にも配慮され、小学生向けに千葉空襲や戦前・戦後の暮らしをクイズ形式で学べるコンテンツも用意されています。戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて考えるための手引きとして設計されています。

資料館で提供される主なコンテンツ

公開資料は多岐にわたります。以下はプレスリリースで明示された全項目です。

  • 戦争を体験された方々の貴重な証言
  • TECH.C.の学生が制作した平和啓発ショートムービー
  • 音声付き紙芝居形式の画像資料
  • 戦跡を解説する動画コンテンツ
  • 解説付きの戦災関連資料の画像(一部はオブジェクトVRで360度横回転で見られる)
  • 小学生向けの千葉空襲や戦前・戦後の暮らしを学べる教育コンテンツ(クイズ等)

資料館のウェブサイトは以下からアクセスできます:https://www.city.chiba.jp/digitalheiwa/

連絡先・学校概要と記事の総括

本プロジェクトを実施した学校法人コミュニケーションアート 東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)は、産学協同を活かした教育システムを掲げ、ゲーム・VTuber業界、IT・AI・ロボット、CG映像・アニメ・イラストなど多様な分野を目指す人材を育成しています。教育理念として「無限の創造力」「変化に対応する発想力」「共感を生む表現力」を重視しています。

学校の所在地および問い合わせ先は以下のとおりです。

所在地
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-11-10
アクセス
JR山手線/西武新宿線「高田馬場駅」早稲田口より徒歩5分、東京メトロ東西線「高田馬場駅」7番出口より徒歩3分、東京メトロ副都心線「西早稲田駅」1番出口より徒歩8分
電話番号
0120-00-5586
メール
info@tech.ac.jp
公式ホームページ
https://www.tech.ac.jp

また、TECH.C.でCG・映像を学べる専攻の詳細情報は次のページで確認できます:https://www.tech.ac.jp/course/cg/

プレスリリースに含まれる画像・素材について

プレスリリース内で使用された画像ファイルはダウンロード可能である旨が明記されています。種類は「その他」とされていますが、利用に際しては各種利用条件や著作権表示を確認する必要があります。

本記事は、TECH.C.と千葉市が共同で進めた学生制作の映像プロジェクトに関する公式発表内容を忠実にまとめたものです。以下の表は本記事で触れた主要事項を整理した一覧です。

項目 内容
プレスリリース発表日 2025年9月25日 09時51分
実施校 学校法人コミュニケーションアート 東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)
プロジェクト名 千葉市デジタル平和資料館 向け動画制作プロジェクト(企業プロジェクト)
参加学生 CGクリエイター専攻、スーパーCGクリエイター専攻、スーパーデジタルメディア専攻の1〜3年生 計10名
制作した映像 モーショングラフィックス作品(髙山章子さんの証言による)/アニメーション解説作品/デジタルサイネージ用短尺映像
公開・放映先 千葉市デジタル平和資料館(WEB)、千葉市内70か所(千葉市役所本庁舎を含む)でデジタルサイネージ放映
視聴リンク モーション作品: https://www.youtube.com/watch?v=-Qi8jikYk1U&t=1s
アニメ作品: https://www.youtube.com/watch?v=CtgSt8ddJ7E
サイネージ版: https://www.youtube.com/watch?v=2Y9G3-ushIg&t=1s
資料館URL https://www.city.chiba.jp/digitalheiwa/
学校お問い合わせ 住所: 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-11-10
電話: 0120-00-5586
メール: info@tech.ac.jp

本稿はTECH.C.の発表内容を整理して報告したものであり、制作の背景、参加者、公開方法、教育的意義、問い合わせ先など、プレスリリースに記載されたすべての情報を網羅しています。千葉市デジタル平和資料館はWEBで自由に閲覧可能であり、映像と資料を通じて戦争の記憶と平和について考える機会を提供しています。