StarPay、PAYSLE導入でECのコンビニ支払い対応
ベストカレンダー編集部
2025年9月25日 11:04
StarPayにPAYSLE追加
開催日:9月25日

スマホで完結するコンビニ支払い「PAYSLE」がStarPayに追加
2025年9月25日10時00分、株式会社ネットスターズは、マルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」の決済手段として、スマホアプリでコンビニ支払いができるサービス「PAYSLE(ペイスル)」を追加し、同日より提供開始すると発表しました。今回の追加は、株式会社DSKペイメントと連携し、株式会社BPORTUSが提供するPAYSLEを導入するかたちで実施されます。
発表文では、これによりEC事業者は既存のQRコード決済やクレジットカードに加え、コンビニ支払いをオンライン決済手段として導入できるようになり、消費者に対してより多様な決済手段を提供可能になると説明されています。発表の詳細には、関係各社の所在地や代表者名、サービス開始日などの具体的な情報が明記されています。
導入の背景と市場規模 — EC拡大に伴う決済手段の拡充
発表資料は、日本国内のBtoC向け電子商取引(EC)市場規模が2023年に24.8兆円(前年比9.23%増)に達した点を背景に挙げています(出典:経済産業省「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」)。この成長を受け、オンラインでの決済手段を拡充することが事業者にとって重要であると位置づけています。
StarPayはQRコード決済をはじめとした多様な決済サービスに対応してきましたが、オンライン購入の増加に応じて、コンビニ支払いのニーズに対応するためにPAYSLEを追加した経緯が説明されています。導入により、EC事業者は消費者の支払い選好に合わせた柔軟な決済環境を構築できます。
PAYSLEの仕組みと導入メリット
PAYSLEはスマートフォンに表示される一次元バーコード(電子バーコード)を店頭で提示して支払う方式のサービスです。払込票や店頭端末を不要とするため、事業者側・利用者側の双方に利便性とコスト面でのメリットがあります。
事業者向けの利点としては、印刷・郵送にかかる費用や収入印紙代の削減が挙げられます。利用者にとってはスマホで手軽に支払いが完了するため、支払い導線の短縮と利便性向上につながります。
PAYSLEの主な特徴
- スマホ画面に表示される一次元バーコードをコンビニレジで提示して支払う方式
- 払込票や専用端末を不要にすることで事業者のコスト削減に寄与
- 現金支払いにも対応し、利用者にとって親しみやすい設計
- サービスサイト:https://dskp-paysle.jp/
StarPayの役割と各社の紹介
StarPayはQRコード決済・クレジットカード・電子マネー・ポイントに対応し、複数のキャッシュレスサービスを一括で申込・管理できるマルチキャッシュレス決済ソリューションです。国内外合わせて50以上のサービスに対応しており、店舗だけでなく自動販売機や無人店舗など多様な形態での導入を支援しています。
今回のPAYSLE追加により、StarPayの対応決済手段が拡充され、EC事業者や実店舗を運営する事業者の決済オプションが増えることになります。
関係企業の概要
- 株式会社ネットスターズ
- 本社:東京都中央区。代表取締役社長CEO:李 剛。2009年創業以来ゲートウェイ事業を展開し、2015年にQRコード決済サービス「WeChatPay」を代理店として日本に導入した実績があります。StarPayを基盤に多角的なサービス展開を行っています。公式サイト:https://www.netstars.co.jp/
- 株式会社DSKペイメント
- 本社:東京都中央区。代表取締役社長:辻本 治。電算システムの収納代行事業で培った知見と決済専門会社としての発想・行動力を活かし、決済を通じて社会課題の解決を目指す企業です。公式サイト・お問い合わせ:https://dsk-p.co.jp/
- 株式会社BPORTUS
- 本社:東京都千代田区。代表取締役社長:田中 一基。PAYSLEの提供事業者として、今回の連携でStarPay経由の導入が可能となります。
導入の具体的効果と注意点の整理
今回の発表で示された導入効果は事業者側と利用者側の二面から整理できます。事業者側ではコスト削減と決済手段の多様化、利用者側ではスマホで完結する利便性の向上が主なポイントです。また、StarPayにおける多サービス連携は、自動販売機や無人店舗など従来の店舗型以外の導入可能性も高めます。
注意点としては、導入にあたってのシステム連携や運用フローの確認、消費者向けの案内整備が必要になる点が挙げられます。発表では具体的な料金体系や導入手続きの詳細は明記されていないため、導入検討を行う事業者は各社の公式案内や窓口で確認することが想定されます。
整理したポイント
項目 | 内容 |
---|---|
発表企業 | 株式会社ネットスターズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:李 剛) |
追加決済手段 | PAYSLE(提供:株式会社BPORTUS、連携:株式会社DSKペイメント) |
提供開始日 | 2025年9月25日(発表日時:2025年9月25日 10時00分) |
主な利点 | 払込票不要による印刷・郵送・収入印紙コスト削減、スマホでの支払いによる利用者利便性向上 |
StarPayの特徴 | QRコード、クレジットカード、電子マネー、ポイント対応。国内外50以上のサービスに対応。店舗、自販機、無人店舗等に導入可能 |
関連URL | PAYSLE:https://dskp-paysle.jp/、DSKペイメント:https://dsk-p.co.jp/、ネットスターズ:https://www.netstars.co.jp/ |
市場データ | 日本のBtoC-EC市場規模(2023年):24.8兆円(前年比9.23%増) — 経済産業省「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」 |
商標等注意 | QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標 |
以上を踏まえると、StarPayにPAYSLEが加わることで、EC事業者および店舗事業者は決済の選択肢を拡大し、利用者の支払行動に合わせた柔軟な導入が可能となります。サービス導入を検討する際は、各社の公式情報や導入条件を確認の上、支払いフローや運用コストの比較を行うことが有益です。