10月11日限定 TAKANAWA GATEWAYが万博で共創展示
ベストカレンダー編集部
2025年9月25日 12:11
高輪ゲートウェイ万博展示
開催日:10月11日

TAKANAWA GATEWAY CITYが「TEAM EXPO 2025」パビリオンで一日限定の集大成展示を実施
東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR東日本」)は、TAKANAWA GATEWAY CITYとして2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創パートナーに登録し、これまでテーマセッション等を通じた共創活動を展開してきました。その集大成として、万博閉幕の3日前にあたる2025年10月11日(土)10:00~21:00に、夢洲会場内フューチャーライフヴィレッジ「TEAM EXPOパビリオン」を1日貸し切り、展示・パネルディスカッション等のプログラムを実施します。
本プレスリリースはTAKANAWA GATEWAY CITY PR事務局より、2025年9月25日 09:30に発表されました。TAKANAWA GATEWAY CITYは「100年先の心豊かなくらしのための実験場」をコンセプトに多様なパートナーと共創するまちづくりを進めており、その理念は大阪・関西万博のコンセプト「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」およびTEAM EXPO 2025の方針と整合します。以下では、開催概要、具体的なコンテンツ、関連の取り組み、閉幕後のレガシー継承の方針まで、プレスリリースに記載されたすべての内容を整理して伝えます。
- イベント名:『ここは、いい未来への玄関口。-TAKANAWA GATEWAY CITY- ~JR東日本が挑む、人、街、地球に優しいサステナブルなまちづくりを共に考える~』
- 開催場所:2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)夢洲会場 フューチャーライフヴィレッジ「TEAM EXPOパビリオン」
- 開催日時:2025年10月11日(土)10:00~21:00
- 参加形態:予約不要(ただし万博入場には別途入場予約が必要)

パビリオンで展開される具体的プログラム
当日のパビリオンは、大きくステージイベント(ディスカッション等)と展示、参加型プログラムに分かれています。来場者がTAKANAWA GATEWAY CITYの全体像を学び、共に未来のまちづくりを考える場として設計されています。
以下では、プログラムを時間軸と展示内容ごとに詳述します。すべてプレスリリースに記載された内容を漏れなく紹介します。

(1)TEAM EXPOステージ注目イベント
ステージでは担当者や共創に関わったメンバーによるディスカッションが行われ、来場者と共に「100年先の心豊かなくらし」を議論します。各回の趣旨と時間は次の通りです。
本ステージは、万博の「テーマウィーク」内に行われる関連プログラムの一環として位置付けられており、特に10月2日(木)~10月12日(日)のテーマ「SDGs+Beyond いのち輝く未来社会 ウィーク」に参加しています。
- 11:00~12:00:TEAM EXPOディスカッション
2024年度に実施した全3回のテーマセッション(「地域と考える環境共生」「『文化』の伝え方を考える」「みらいのくらしをかんがえる」)に関わった担当者が登壇し、これまでのテーマセッションの振り返りとTAKANAWA GATEWAY CITYでの取り組み、展望について議論します。来場者を交えた対話により、具体的な「100年先の心豊かなくらし」について考えます。 - 13:30~14:30:SDGs+Beyondを達成するためにTAKANAWA GATEWAY CITYができること
TEAM EXPO 2025およびJR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY)の取り組みに関わってきたメンバーを迎え、各専門分野の視点からSDGs+Beyondの定義や未来のまちづくりにおける具体的施策、特にTAKANAWA GATEWAY CITYでの今後の取り組みの展望を議論します。

(2)「TEAM EXPOパビリオン」展示
展示では、街の全体像、環境共生・みらいのくらし、文化創造の三つの柱でTAKANAWA GATEWAY CITYの取り組みを紹介します。視覚的・体験的なコンテンツを多用し、来場者が具体的な活動を理解・体験できる構成です。
展示の主な内容は以下の通りです。展示の説明や技術協力、出展企業・団体名も含めてプレスリリースの全情報を反映しています。
- ① 街の全体像の紹介
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開発中の街の全体模型と「Movie Map」を用いて、TAKANAWA GATEWAY CITYの構成や機能を視覚的に紹介します。
Movie Mapは、JR東日本と100年間の産学協創協定を締結している東京大学相澤研究室の技術協力で制作された、街にいるかのような体験を提供するマップのTAKANAWA GATEWAY CITY版です。来場者は新たな感覚のバーチャル探検を通じて街の全体像を把握できます。
- ② 街の環境共生とみらいのくらしに向けた取り組み
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「地域と考える環境共生」では、高輪ゲートウェイエリアマネジメントが推進する地域活動を中心に紹介します。代表的な取り組みとしてTAKANAWA HOP WAYやTAKANAWA BEE PROJECTが挙げられます。
TAKANAWA HOP WAYは高輪ゲートウェイ駅周辺の地域の方々とともにホップを育てるコミュニティ活動で、ブースでは活動紹介や関連製品の展示を行います。TAKANAWA BEE PROJECTは養蜂を通じて環境意識の向上と植栽活動を促進する取り組みで、ブースでは100%高輪で採れた蜂蜜の試食が提供されます。
- ③ ビジネス創造施設LiSHの取り組み(みらいのくらしをかんがえる)
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LiSH(TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub)はTAKANAWA GATEWAY CITYのビジネス創造施設で、多様な知と先端的な技術をつなぎ合わせることで新たなビジネス・文化を生み出すことを目的としています。展示ではLiSHに関わる3社の製品・サービスを紹介し、来場者が各社の展示や体験型コンテンツに触れられる構成です。
出展する3社の概要は次の通りです。
- (株)Ashirase:視覚障がい者の移動をサポートするナビゲーションデバイス「あしらせ」。靴に取り付け、専用アプリで目的地を設定すると足元の振動で目的地へ誘導する技術。
- MYCL Japan(株):100%キノコ菌糸から生まれた次世代バイオ素材「KINOLI®」を開発・製造し、持続可能な素材と匠の技が共鳴する新たなものづくりを推進。
- ハロースペース(株):“世界初”半超電導の『発電バイク』で人力発電量の世界記録に挑戦する新しい発電体験を提供。
- ④ 文化創造を担うミュージアムの紹介
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「『文化』の伝え方を考える」では、文化創造を担うミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ:ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」の取り組みを紹介します。企画・運営は一般財団法人JR東日本文化創造財団が担当します。
MoN Takanawaは伝統を未来へつなぎ、新たな日本文化を創造・発信するミュージアムとして位置づけられており、開館は2026年春予定です。本パビリオンでは同ミュージアムの理念と計画の概要を紹介します。

(3)その他の参加型コンテンツ
展示とステージに加え、来場者参加型の取り組みも実施されます。これにより来場者自身が共創プロセスに参加し、意見や期待を反映させる仕組みが設けられています。
詳細は次の通りです。
- 共創ボード:来場者が「未来のTAKANAWA GATEWAY CITYでやってみたいこと・期待すること」を直接書き込み、貼ることができる参加型コンテンツ。来場者のアイデアや声を収集し、共創の一端を担う仕組み。
- アップサイクルしおりの配布:and now合同会社との共創により、まちびらき時に寄せられた祝い花をアップサイクルして「日本お花の紙」でつくられたしおりを制作。共創ボードに参加した来場者先着800名に配布されます(先着800名限定)。

万博閉幕後に引き継がれるレガシーとTAKANAWA GATEWAY CITYのまちづくり
JR東日本は2023年12月に「JR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY)」として共創パートナー登録を行って以来、TEAM EXPOテーマセッションなどを通じ多様な共創を形としてきました。本パビリオン出展はその集大成であり、閉幕後におけるレガシーの継承方法を具体的に示す機会とされています。
プレスリリースでは、TAKANAWA GATEWAY CITYが大阪・関西万博のコンセプト「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」と共通する価値観を有している点を強調し、万博閉幕後も街を舞台に共創チャレンジを継続して社会課題の解決に取り組む方針が示されています。

まちづくりの概要と保存・公開計画
品川開発プロジェクトの一環としてTAKANAWA GATEWAY CITYは、江戸の玄関口としての歴史的背景や国内初の鉄道が走った地というイノベーションの記憶を継承することも重視しています。開発コンセプトは「Global Gateway」であり、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として新たなビジネス・文化が継続的に生まれるまちづくりを目指しています。
まちづくりの中で出土した高輪築堤については、国指定史跡の第7橋梁部および公園部を現地保存・公開する計画(2027年度予定)に加え、信号機土台部の移築保存・公開や先端技術を活用した展示、街のランドスケープ等での保存・活用を行い、鉄道イノベーションの記憶を次の100年に継承する方針が明記されています。

開業スケジュールと今後の施設情報
プレスリリースでは施設の開業スケジュールも明示されています。2025年3月27日にTHE LINKPILLAR 1が開業し、高輪ゲートウェイ駅が全面開業しました。その他の棟(THE LINKPILLAR 2・MoN Takanawa: The Museum of Narratives・TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)および各棟周辺エリアは2026年春に開業予定です。
これら一連の開発は品川駅周辺エリア整備(品川駅北口駅改良・品川駅街区)と一体となって進められ、地域価値の向上を目的とした品川開発プロジェクトの継続的推進が謳われています。公式情報についてはTAKANAWA GATEWAY CITYのウェブサイト(https://www.takanawagateway-city.com)を参照するよう案内されています。

参加方法・注意事項と要点の整理
パビリオンへの参加は予約不要ですが、大阪・関西万博への入場には別途入場予約が必要です。詳しくは大阪・関西万博2025の公式ウェブサイトを確認して下さい。フューチャーライフヴィレッジのページは次のURLです: https://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/flv/ 。
当日の主な注意事項と参加にあたってのポイントは以下の通りです。
- パビリオン来場のための事前予約は不要。ただし、万博会場入場のための予約および入場条件が別途必要となる点に注意。
- パビリオンの開催時間は10:00~21:00。ステージプログラムは11:00~12:00、13:30~14:30に実施予定。
- 共創ボードに参加した来場者の先着800名には、アップサイクルした「日本お花の紙」のしおりを配布(先着順)。
- 展示では視覚的体験(Movie Map等)や体感型コンテンツ(Ashiraseのデバイス、KINOLI®素材、発電バイク等)を用いているため、各展示の利用条件に従って体験すること。
以下の表に、本記事で取り上げた主要項目を整理してまとめます。表の後に総括的な一段落を置き、記事を締めくくります。
項目 | 内容 |
---|---|
発表元 | 東日本旅客鉄道株式会社(TAKANAWA GATEWAY CITY PR事務局) |
プレス発表日時 | 2025年9月25日 09:30 |
代表者 | 代表取締役社長:喜㔟 陽一 |
イベント名 | 『ここは、いい未来への玄関口。-TAKANAWA GATEWAY CITY- ~JR東日本が挑む、人、街、地球に優しいサステナブルなまちづくりを共に考える~』 |
開催日時 | 2025年10月11日(土)10:00~21:00 |
開催場所 | 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)夢洲会場 フューチャーライフヴィレッジ「TEAM EXPOパビリオン」 |
予約 | パビリオン参加は予約不要(万博入場は要予約) |
主なステージ | 11:00~12:00(テーマセッション振り返り)/13:30~14:30(SDGs+Beyondの議論) |
展示の主な内容 | 街の全体模型・Movie Map/TAKANAWA HOP WAY・TAKANAWA BEE PROJECT/LiSH関連企業の展示(Ashirase、MYCL Japan、ハロースペース)/MoN Takanawa紹介 |
体験・配布 | 100%高輪の蜂蜜試食、共創ボード、アップサイクルしおり(先着800名) |
関連施設開業 | THE LINKPILLAR 1:2025年3月27日開業、その他(THE LINKPILLAR 2、MoN Takanawa、RESIDENCE)2026年春開業予定 |
史跡保存 | 高輪築堤 第7橋梁部・公園部の現地保存・公開(2027年度予定)ほか保存・活用計画あり |
公式情報 | TAKANAWA GATEWAY CITY:https://www.takanawagateway-city.com フューチャーライフヴィレッジ(万博):https://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/flv/ |
本記事では、JR東日本(TAKANAWA GATEWAY CITY)が大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」で実施する1日限定のパビリオン出展について、開催概要・ステージプログラム・展示内容・参加型企画・万博後のレガシー継承に関する記載事項をすべて網羅して整理しました。来場を検討する際は、万博入場に関する公式案内や各展示の運営情報を事前に確認するとよいでしょう。
参考リンク: