10月8日開幕|第5回XR・メタバース展の注目点

第5回XR・メタバース展

開催期間:10月8日〜10月10日

第5回XR・メタバース展
いつどこで開催するの?
2025年10月8日〜10日の3日間、各日10:00〜17:00に幕張メッセ(4ホール)で開催。主催はRX Japanで、NexTech Week 2025【秋】と同時開催です。
取材や入場はどうすればいい?
取材や出展取材は公式サイトの取材申し込みフォームから申請。事務局がスケジュール調整し、インタビューやデモ撮影の事前相談も可能です。

先端XRとメタバースが集う場──開催の意義と基本情報

RX Japan株式会社は、国内最大級の専門展「第5回 XR・メタバース総合展【秋】」を2025年10月8日(水)から10日(金)までの3日間、幕張メッセ(4ホール)で開催します。本展は、映像映えする体験型展示や産業用途に直結するソリューションが一堂に会する場として設計されており、気候変動や災害対策、働き方改革など現代が直面する社会課題に対する技術的な応答を提示します。

開催日時は各日10:00から17:00までで、同時開催イベントとしてNexTech Week 2025【秋】が行われます。主催はRX Japan株式会社で、取材申し込みや出展社インタビューの事前調整が可能となっています。公式情報および取材申し込みは主催のページ(https://www.xr-fair.jp/hub/ja-jp.html)を参照してください。

【防災・DX・未来の暮らしを変えるXR・メタバース】大手・先端企業が描くソリューションが集結 画像 2

社会課題とXR・メタバースの関係性

本展が位置づけるのは、単なる技術デモンストレーションの場ではなく、実社会の課題解決に直結するプラットフォームです。大阪・関西万博の「防災万博」プログラムや、自治体によるXR防災訓練の導入事例が示すように、XR/メタバース技術は防災・訓練・遠隔支援などにおいて有効な手段として注目されています。

具体例として、自治体の取り組みでは「NAGOYA CITY LAB」におけるMRアプリを使った避難訓練や、日本XRセンターと広島市が共同で開発したMR消火訓練が報告されています。これらは現場の安全性向上や人材育成において有効であり、本展はそのような先行事例を直接取材できる機会を提供します。

【防災・DX・未来の暮らしを変えるXR・メタバース】大手・先端企業が描くソリューションが集結 画像 3

注目出展企業と主な製品・技術紹介

出展企業には大手から先端ベンチャーまでが名を連ね、展示は体験重視のものからB2B向けの業務効率化ツールまで多岐にわたります。ここではプレスリリースで紹介された主な出展内容を詳述します。

以下では各社の出展ポイントと技術的特徴を整理します。取材・撮影の際はデモンストレーションの実演やインタビューを通じて、現場でしか得られない“動きのある画”や運用上の工夫を確認できます。

【防災・DX・未来の暮らしを変えるXR・メタバース】大手・先端企業が描くソリューションが集結 画像 4

シャープ株式会社:メガネ型超軽量VRグラス

シャープはメガネ型デザインの超軽量VRグラスを出展します。最大の特徴は長時間の装着を可能にする軽量化と、高解像度ディスプレイによる鮮明な映像表現です。主にゲーミングPC接続を前提とした製品構成で、必要なケーブルと操作用コントローラが同梱される設計となっています。

ブースでは装着感の比較や映像の解像度検証が可能であり、実際の使用者視点での評価や、医療・教育・産業用途での応用可能性についても質問できる体制が整えられる予定です。

【防災・DX・未来の暮らしを変えるXR・メタバース】大手・先端企業が描くソリューションが集結 画像 5

KDDI株式会社とDataMesh:デジタルツインの民主化

KDDIはDataMeshのFactVerseと自社のXR技術を統合し、「デジタルツインの民主化」を掲げます。主にノンコードMRを活用した遠隔支援や災害対応を想定しており、B2B向けのバーチャルトレーニングや技術継承プログラムの提供を目指します。

これらのソリューションは計画・監視・訓練・保守の各段階で効率化を図るために設計され、企業のDX推進と社会課題解決双方に資する点が強調されています。グローバル展開や持続可能性への取り組みに関する説明も予定されています。

【防災・DX・未来の暮らしを変えるXR・メタバース】大手・先端企業が描くソリューションが集結 画像 6

日本発の注目ソリューション(Forum8、ANEWJAK、DoubleMe、Braindeck)

フォーラムエイトの「UC-win/Road」は、土木・建設、交通、都市計画、自動運転開発など幅広い分野で利用される3DリアルタイムVRシミュレーションソフトです。ヘッドセット不要の可視化やシナリオ構築による検証が可能で、現場での導入事例を踏まえたデモが想定されます。

ANEWJAKの「X-RUNNER」はヘッドセットを必要としないXRプラットフォームで、無制限のプレイエリア内を自由に移動できる没入型体験を提供します。DoubleMeの「HOLOPORTAL(ホロポータル)」は36台のカメラによる4K撮影で360度の動きを捉え、実在のモデルから高精細な3D映像を生成する技術を示します。Braindeckの「LUCY7」はConditional Neural Stable Diffusionに基づく音楽生成ツールで、感情・歌唱法・発音などを精密に制御できる点が特徴です。

取材方法・現地で確認すべきポイント

本展は取材申し込みにより出展社インタビューや製品デモ撮影のスケジュール調整が可能です。事務局側でスケジュール調整を行う旨が案内されており、事前に取材対象やテーマの相談も受け付けられます。記者やメディア関係者は公式ページから申請してください(取材申し込みページ)。

現場での取材ポイントとしては、以下の点が挙げられます。デモの実時間計測、ユーザー体験の撮影許可や安全対策、導入コストや運用体制に関する具体的な数値、自治体・産業現場での実証事例など、実運用に直結する情報の確認が重要です。

  • デモ体験の可否と所要時間:体験にかかる時間や事前準備の有無を確認する。
  • 撮影条件:静止画・動画・音声の撮影可否とクレジット表記の要求。
  • 導入事例と効果測定:自治体や企業での導入後の成果指標(時間短縮率、コスト削減、リスク低減等)。
  • 運用体制:ノンコード運用や教育コンテンツの有無、保守体制。

取材申込と事務局サポートについて

取材希望者は事務局にてスケジュール調整を依頼可能で、出展社インタビューや製品デモンストレーションの撮影スケジュールも取りまとめられます。事前に取材対象やテーマの相談ができるため、効率的な取材計画が立てられます。

申込みの詳細は公式サイトを参照のうえ、必要事項を記入して申請してください。現場での取材に際しては、各出展社の案内に従い安全に配慮する必要があります。

展示会の要点まとめと確認一覧

以下の表は本記事で触れた主要ポイントをまとめたものです。開催日時や会場、主要出展者・製品、取材方法などが整理されています。記事全体の要点を短く確認したい場合に利用してください。

項目 内容
展示会名 第5回 XR・メタバース総合展【秋】
会期 2025年10月8日(水) – 10日(金) 各日 10:00 – 17:00
会場 幕張メッセ(4ホール)
主催 RX Japan株式会社
同時開催 NexTech Week 2025【秋】
主要出展企業(プレスリリース記載) シャープ株式会社、KDDI株式会社、株式会社フォーラムエイト、ANEWJAK、DoubleMe、Braindeck
注目製品 シャープ:メガネ型超軽量VRグラス、KDDI×DataMesh:FactVerse連携のデジタルツイン、UC-win/Road、X-RUNNER、HOLOPORTAL、LUCY7
取材申し込み 公式サイト(https://www.xr-fair.jp/hub/ja-jp.html)から申請。事務局によるスケジュール調整や事前相談が可能。
関連する実証事例 大阪・関西万博「防災万博」プログラム、自治体のXR防災訓練(NAGOYA CITY LABのMR避難訓練、広島市と日本XRセンターのMR消火訓練)

本展は、消費者向けの体験展示と企業の業務改革に直結するソリューションの両面を備えています。取材・導入検討の観点からは、実際のデモや担当者への質問を通じて、運用コストや適用領域、効果測定の方法などを具体的に確認することが重要です。詳しい出展情報や取材申込みは公式サイトを確認してください(https://www.xr-fair.jp/hub/ja-jp.html)。

参考リンク: