2026年4月開幕、加藤シゲアキ原作『AmberS』こけら落とし

AmberSこけら落とし公演

開催日:4月1日

AmberSこけら落とし公演
いつどこで観られるの?
『AmberS -アンバース-』は2026年4月にEX THEATER ARIAKEのこけら落とし公演として上演予定。ただし具体的な開幕日や上演期間、チケット情報は未発表で、公式サイトで今後案内されます。
出演者や制作陣はどうなってるの?
W主演は大橋和也(なにわ男子)と寺西拓人(timelesz)。原作・脚本・クリエイティブプロデューサーは加藤シゲアキ、演出は河原雅彦。追加キャストやチケット詳細は後日発表されます。

新劇場のこけら落としに選ばれた完全オリジナル大作「AmberS -アンバース-」の誕生

株式会社キューブが2025年9月25日10時30分に発表したプレスリリースによると、原作・脚本を直木賞候補作家である加藤シゲアキが手掛ける完全オリジナル作品『AmberS -アンバース-』が、2026年4月に新劇場EX THEATER ARIAKEのこけら落とし公演として上演されることが決定しました。発表元は株式会社キューブであり、報道リリースの日付は2025年9月25日です。

本作は「永遠の若さを司る薬“アンバース(琥珀)”」を巡る壮大な物語を描くエンタテインメント作品で、原作・脚本に加えてクリエイティブプロデューサーとして加藤自身も参加し、プランナーたちとともに独自の世界線を構築することが明記されています。脚本はおおむね完成しており、各所実現に向けて進行しているとのことです。

原作・脚本 加藤シゲアキ×演出 河原雅彦『AmberS-アンバース-』上演 話題の新劇場こけら落とし公演、ついに解禁!! 画像 2

加藤シゲアキの役割とコメント

加藤シゲアキは本作でクリエイティブプロデューサー・原作・脚本の三役を担います。作家としての経歴とエンタテインメント分野での経験を生かし、物語制作のみならずチーム作りから関与している点が特徴です。

加藤のコメントでは、こけら落としという重責に対する意気込みと、完成した脚本・制作の進行状況について触れられており、「有明という地名にふさわしい幕開けになるに違いありません」と作品と劇場の関係性に期待を持たせる表現が用いられています。

原作・脚本 加藤シゲアキ×演出 河原雅彦『AmberS-アンバース-』上演 話題の新劇場こけら落とし公演、ついに解禁!! 画像 3

演出家 河原雅彦の参加

演出は河原雅彦が担当します。河原は明治座創業150周年記念ファイナル公演『メイジ・ザ・キャッツアイ』やミュージカル『アメリカン・サイコ』『謎解きはディナーのあとで』など多彩な演出実績を持ち、華やかさと毒を併せ持つ演出で知られています。

河原は今回の起用について「新劇場のこけら落としである上に、加藤シゲアキの練り上げた壮大なテーマを擁する新作を預かる」と述べ、劇場の未来に光が差す第一歩をカンパニーとともに踏み出す意欲を示しています。

キャストとクリエイティブチーム:W主演の顔ぶれとスタッフ構成

本作のW主演は、大橋和也(なにわ男子)寺西拓人(timelesz)に決定しました。大橋は映画『君がトクベツ』やドラマ『リベンジ・スパイ』で主演経験があり、近年は舞台『青木さん家の奥さん』『明日を駆ける少年たち』にも出演している俳優です。一方、寺西はミュージカル『ダンスオブヴァンパイア』や『ヒーロー』に出演し、今後は『新 画狂人北斎』や『PRETTY WOMAN The Musical』への出演も控えています。

この二人は舞台での初共演となり、どのような化学反応が生まれるかが注目点です。W主演という布陣は、新劇場のこけら落としに相応しいキャスティングであると位置付けられています。

クリエイティブチームの構成

主要なクレジットは以下のとおりです。クリエイティブプロデューサー・原作・脚本:加藤シゲアキ演出:河原雅彦、主演に大橋和也、寺西拓人。主催はテレビ朝日とSTARTO ENTERTAINMENTです。

  • クリエイティブプロデューサー・原作・脚本:加藤シゲアキ
  • 演出:河原雅彦
  • 主演:大橋和也(なにわ男子)
  • 主演:寺西拓人(timelesz)
  • 主催:テレビ朝日/STARTO ENTERTAINMENT

制作側は加藤の脚本に基づいた世界観を、河原の演出によって舞台上に具体化する方針です。新劇場の音響・舞台構造と連動させた演出意図が示唆されています。

劇場の特性と公演スケジュール:EX THEATER ARIAKEの役割

本作が上演されるEX THEATER ARIAKEは、テレビ朝日が有明に開業する複合型エンタテインメント施設「TOKYO DREAM PARK」内にオープンする新劇場です。劇場は演劇・ミュージカルに最適な自由度の高い舞台構造と、セリフや歌詞を聞き取りやすい音響設計を備えており、華やかなラインナップを揃えることが明記されています。

開業後1年間をオープニングイヤー(2026年4月~2027年3月までの12か月間)と位置づけ、さまざまな公演を展開する予定です。『AmberS -アンバース-』はこの劇場のこけら落とし公演としての上演が決定しています。

会場と日程の詳細

公演名:EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP『AmberS -アンバース-』。
日程:2026年4月開幕(詳細な日程・上演期間やチケット情報は今後発表予定)。

会場:EX THEATER ARIAKE。主催:テレビ朝日/STARTO ENTERTAINMENT。公式情報の窓口として専用ページが用意されており、詳細は下記の公式サイトで確認が可能です。

公式サイト
https://tdp.tv-asahi.co.jp/ambers/
主催
テレビ朝日/STARTO ENTERTAINMENT

物語の要素、制作陣の経歴と作品性—作品の文脈を読み解く

本作の主軸となるのは、物語世界に存在する薬「アンバース(琥珀)」がもたらす「永遠の若さ」をめぐる争いです。この設定は、人間の欲望や倫理、時間や記憶といったテーマを横断する題材として舞台表現と親和性が高いと考えられます。脚本家・加藤シゲアキの小説・舞台での実績が、この題材の語り口に厚みを与えることが期待されます。

加藤の経歴は作家・脚本家・俳優・映像作品の監督と多岐に渡ります。2012年小説『ピンクとグレー』で作家デビュー、2021年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞・高校生直木賞を受賞、直木賞候補歴も複数回。舞台脚本としても『染、色』の上演台本が岸田國士戯曲賞の最終候補に選ばれています。

河原雅彦の演出は、観客の感情に刺さる語り口と舞台装置の使い方で知られています。演劇・ミュージカル双方での経験が豊富なことから、本作では物語のスケール感と舞台表現を両立させる狙いが見て取れます。

  • 加藤シゲアキ(プロフィール要点)
    • 1987年生まれ、大阪府出身。
    • 2012年『ピンクとグレー』で作家デビュー。
    • 2021年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞・高校生直木賞を受賞、直木賞候補にも。
    • 舞台脚本『染、色』の上演台本が岸田國士戯曲賞候補。
    • 2025年には短編映画『SUNA』で監督・脚本・主演、2025年10月放送予定のドラマ『新東京水上警察』への出演が予定。
  • 河原雅彦(プロフィール要点)
    • 演出家・脚本家・俳優、明治大学文学部卒。
    • 「HIGHLEG JESUS」などで作・演出を経験、読売演劇大賞優秀演出家賞受賞歴あり。
    • 多数の演出作品により、舞台表現の幅を広げている。

制作陣の経験値と劇場側の設備が結びつくことで、本作はスペクタクルな舞台表現と繊細な人物描写の両立を目指すと読み取れます。脚本の段階からクリエイティブプロデューサーとして加藤が深く関与している点も、作品の一貫性に寄与する要素です。

公演情報の整理と要点まとめ

以下の表は、本プレスリリースで明らかにされた『AmberS -アンバース-』に関する主要情報を整理したものです。公演の基本情報、制作陣、劇場の特性、公式サイトなど、読者が短時間で確認できるようにまとめています。

項目 内容
発表元・日付 株式会社キューブ/2025年9月25日 10:30
作品名 AmberS -アンバース-
原作・脚本・クリエイティブプロデューサー 加藤シゲアキ
演出 河原雅彦
主演 大橋和也(なにわ男子)、寺西拓人(timelesz)
公演日程 2026年4月開幕(詳細日程・上演期間は別途発表予定)
会場 EX THEATER ARIAKE(TOKYO DREAM PARK内)
主催 テレビ朝日/STARTO ENTERTAINMENT
劇場の特徴 自由度の高い舞台構造、セリフや歌詞を聞き取りやすい音響設計。開業後1年間をオープニングイヤー(2026.4~2027.3)と位置づける。
公式情報 https://tdp.tv-asahi.co.jp/ambers/

本稿ではプレスリリースに記載されたすべての情報を整理して掲載しました。脚本・制作の進行状況、キャスト・スタッフの顔ぶれ、劇場の特性、公演の位置づけといった要点を網羅しています。詳細な上演日程やチケット情報、追加キャストやスタッフ情報については、公式サイトおよび今後の公式発表を参照してください。

参考リンク: