Findyが生成AIスキルを“偏差値”化する転職サイトβ版を公開

ファインディAI転職β開始

開催日:9月25日

ファインディAI転職β開始
生成AI偏差値って何なの?
Findyの10問アンケートで、実務活用度・技術実装力・組織推進力・職種越境力の4軸を集計して偏差値化する指標。求職者プロフィールに反映され企業のスクリーニング指標として使える。
どんな求人が載ってるの?
WebエンジニアやAI/LLMエンジニア、MLOps、データエンジニア、PM、BizDev、デザイナー等、生成AIをコアで扱う企業の求人が中心で、AI活用方針や投資状況まで詳細に掲載され検索で絞り込める。

生成AIを「偏差値」で可視化する転職プラットフォームの登場

ファインディ株式会社は、生成AI活用レベルを数値化する転職サイト「Findy AI Career」β版を、2025年9月25日12時00分に提供開始しました。本サービスは、生成AIを活用したプロダクト開発に特化した求人を中心に掲載し、求職者の生成AI活用スキルを客観的に示す新たな指標を導入する点が特徴です。

本リリースは、東京都品川区に本社を置くファインディ(代表取締役:山田 裕一朗)による発表です。2025年7月にリリースされたα版をもとに、今回のβ版では新たに「生成AI偏差値測定機能(※1)」を搭載しています。(※1:生成AI偏差値は特許出願中)

【新サービス】生成AI活用レベルを「偏差値」として数値化する転職サイト「Findy AI Career」β版をリリース 画像 2

β版提供開始の背景とα版からの進化

エンジニアのキャリア要件は生成AIの普及にともない変化しており、企業側も生成AIを活用できる人材の確保や社内浸透が喫緊の課題となっています。こうした市場環境を受け、Findy AI Careerは求職者と企業双方の課題解決を狙ったサービスとして設計されています。

α版の公開後に得られた知見を踏まえ、β版では求職者の生成AI活用レベルを客観的に示す機能を実装。これにより、企業は求めるスキルに合致する人材をより効率的に発掘でき、求職者は自らの強みを明確に示せるようになります。α版に関する詳細は以下のリリースを参照ください:https://findy.co.jp/3146/

【新サービス】生成AI活用レベルを「偏差値」として数値化する転職サイト「Findy AI Career」β版をリリース 画像 3

「生成AI偏差値」の構成と測定の流れ

「生成AI偏差値」は、求職者の生成AI活用レベルを4つの軸から評価し、10問のアンケート(※2)を通じて偏差値化する仕組みです。偏差値化により、個人の相対的な立ち位置をわかりやすく示すことができます。(※2:偏差値算出方法はアンケート機能のほか継続的な改善・アップデートを行っていきます)

測定はオンラインのアンケート回答により完結し、その結果は求職者プロフィールに反映されます。企業側は求人のスクリーニングや候補者選定の際にこの偏差値情報を参照でき、具体的な採用判断に役立てられます。

評価の4軸(生成AI活用度合いの軸)
  • 実務活用度 – 日常業務における生成AIの活用度合い
  • 技術実装力 – 生成AIのプロダクトへの実装力
  • 組織推進力 – チーム・組織での生成AI導入・推進力
  • 職種越境力 – 生成AIを活用した職種間コラボレーション力

上記4軸をベースに、10問のアンケート回答内容を集計して偏差値を算出します。偏差値はあくまで客観的な指標であり、採用可否の唯一の判断材料ではありませんが、候補者の生成AIに関する「現在地」を示す有用なデータとして活用できます。

また、偏差値算出方法自体は継続的に改善される設計となっており、将来的なアルゴリズム更新や設問の改定によって精度向上が図られる予定です。

掲載求人の特性と検索・掲載の仕組み

Findy AI Careerに掲載される求人の大部分は生成AI関連に特化しています。従来の転職媒体とは異なり、各求人に対して企業の生成AI活用状況や取り組み内容を詳細に記載しており、求職者は生成AI活用度合いで絞り込み検索が可能です。

対象職種はWebエンジニア、データ系エンジニア(AI・LLMエンジニア、MLOps、データエンジニア等)、BizDev、デザイナー、プロダクトマネージャー/プロジェクトマネージャーなど、プロダクト開発に関わる職種を横断的にカバーしています。対象地域は日本国内です。

掲載求人に含まれる情報項目

求人ページには、生成AIの活用イメージや方針、投資状況など、応募前に確認したい情報が整理されています。これにより、求職者は自分のスキルと企業の取り組みのミスマッチを減らして検討できます。

掲載項目は以下のとおりです。

  • 仕事内容(募集ポジションにおけるAI活用イメージを含む)
  • AI活用:方針とロードマップ
  • AI活用:投資・実績
  • AI活用:利用状況
  • 使用ツール・環境(利用している生成AIツールを含む)
  • 求めるスキル・経験
  • AI活用:評価制度

さらに、検索フィルタとして生成AI活用度合いに基づく絞り込み条件が設けられています。具体的には、経営層のコミット、投資額、プロダクトのコア要素が生成AIであるかどうか、社内イベントの定期開催などです。

  1. 経営層がAIコミットを宣言
  2. 生成AI投資が200ドル以上/人/月
  3. コアが生成AIであるプロダクト・機能開発
  4. 生成AIに関する社内イベント定期開催

求人掲載の申し込みは以下のフォームから受け付けています:https://forms.gle/uRqHDzTfB5XJB1i67

Findyの事業基盤とサービス群

Findyは、独自アルゴリズムによりエンジニアのスキルを可視化する転職サービスを中核に、複数のサービスを展開しています。転職支援用の「Findy」登録エンジニアは13万人を突破し、登録企業数は約1,200社です。全サービス累計の会員登録数は約24万人、累計導入企業数は約3,700社となっています(※3)。

提供中のサービスは、転職だけでなくフリーランスやチーム向けSaaS、ツールレビュー、カンファレンスなど多岐にわたります。これらの基盤を背景に、Findy AI Careerは生成AIに特化した人材マッチングを行います。

  • Findy(IT/Webエンジニアの転職サービス) – サービスURL:https://findy-code.io/
  • Findy Freelance(ハイスキルなフリーランス紹介)
  • Findy Team+(経営と開発現場をつなぐ戦略支援SaaS)
  • Findy Tools(開発ツールのレビューサイト)
  • Findy Conference(テックカンファレンスのプラットフォーム)

同社は2016年創業で、ビジョンは「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」です。2024年にはインド進出を皮切りに、現在は韓国・台湾でも「Findy Team+」を展開しています。会社情報は以下の通りです。

会社名
ファインディ株式会社 / Findy Inc.
所在地
東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階
代表者
代表取締役 山田 裕一朗
コーポレートサイト
https://findy.co.jp/

要点整理

以下の表は、本記事で紹介したFindy AI Careerの主要情報を整理したものです。サービスの目的、提供開始日、主な機能、対象職種・地域、掲載情報の項目、企業側向け申し込み先、並びにファインディ株式会社の事業基盤についてまとめています。

項目 内容
サービス名 Findy AI Career(β版)
提供開始 2025年9月25日(β版リリース)
主な特徴 生成AI活用レベルを「生成AI偏差値」として数値化(特許出願中)、生成AI特化求人多数掲載
生成AI偏差値の評価軸 実務活用度、技術実装力、組織推進力、職種越境力(4軸・10問アンケートで算出)
掲載求人の項目 仕事内容(AI活用イメージ)、方針・ロードマップ、投資・実績、利用状況、使用ツール、求めるスキル、評価制度
求人絞り込み条件例 経営層のAIコミット、生成AI投資≥200ドル/人/月、コアが生成AI、社内イベント定期開催
対象職種 Webエンジニア、AI/LLMエンジニア、MLOps、データエンジニア、BizDev、デザイナー、PM/PMなど
対象地域 日本国内
求人掲載申込 求人掲載申込フォーム
関連リンク https://findy.co.jp/https://findy-code.io/
ファインディの概況 創業2016年、登録エンジニア13万人、登録企業約1,200社、5サービス累計会員約24万人・登録企業約3,700社(※3)

以上がFindy AI Career β版の主要な内容です。生成AI活用の可視化と生成AIに特化した求人情報の詳細化を通じて、エンジニアと企業双方のミスマッチ解消を目指したサービス設計になっています。

参考リンク: