長良園の新シリーズ「Lukka」 和三蜜とショコラが登場
ベストカレンダー編集部
2025年9月25日 18:38
鵜飼せんべいLukka発売
開催日:9月20日

創業70余年の長良園が描く、新しい鵜飼せんべい「Lukka」の登場

発売の基本情報と寄付の仕組み
株式会社長良園(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:市川 嘉宏)は、鵜飼せんべいの新シリーズ鵜飼せんべい Lukka(ルッカ)を2025年9月20日(土)より販売開始しました。プレスリリースは2025年9月25日 15時00分に公表されています。
販売はまず岐阜駅構内のPLUSTAアスティ岐阜で先行販売を行い、その後、長良川周辺の旅館・土産物店、岐阜県内の量販店、そしてnagaraenオンラインショップなどで順次取り扱われます。売上の一部は岐阜長良川鵜飼保存会へ寄付され、地域の伝統文化保全に役立てられます。
以下に、プレスリリースで示された主要なポイントを整理します。
- 発売日:2025年9月20日(土)
- 発表日時:2025年9月25日 15:00
- 寄付先:岐阜長良川鵜飼保存会(売上の一部を寄付)
- 先行販売:岐阜駅構内 PLUSTAアスティ岐阜
- 通常販売:長良川周辺の旅館・土産物店、岐阜県内量販店、nagaraenオンラインショップ 他

「Lukka」という名前とブランドの意図
新シリーズ名の「Lukka」はアイスランド語で「幸せ」を意味します。長良園は、この菓子を通して鵜飼や長良川の文化を広く発信し、関わる人々の幸せと地域の発展に貢献する意図を示しています。
創業から七十余年にわたる歴史の蓄積を背景に、伝統的な味わいを尊重しつつ、現代の嗜好に合わせた味・食感・見た目を追求したシリーズとなっています。

和三蜜とショコラ — 2つの味の設計と原材料のこだわり

和三蜜の特徴と原料について
和三蜜は、徳之島産のサトウキビ由来の原料糖に、和三盆の製造工程でできる糖蜜を加えた甘みが特徴です。加えてアカシアはちみつ(ハンガリー産)を配合することで、まろやかで奥行きのある味わいに仕上げています。
プレスリリースでは、グラニュー糖や上白糖ではなく加工度の低い和三蜜糖を採用した点に触れられており、ミネラルを含むやさしい後味を狙った設計と明記されています。

ショコラ(ショコラアソート)の工夫
ショコラはヴァローナ社のカカオパウダーを使用し、オーガニックのカカオニブを組み合わせています。カカオニブは粗めに粒状にして練り込み、噛むたびに香りと食感が広がるよう工夫されています。
開発では香料を一切使用せず、カカオパウダー・カカオマス・カカオバターなど本来の原料を用いることで、人工香料に頼らない自然なチョコレートの香りを実現したと説明されています。
下表は商品スペックを分かりやすく整理したものです。以降の記述でも詳細を補足します。
商品名 | 価格(税抜) | 容量 | フレーバー構成 |
---|---|---|---|
鵜飼せんべい Lukka(和三蜜) | 1,850円 | 20枚入り | 和三蜜 |
鵜飼せんべい Lukka(和三蜜、ショコラ アソート) | 2,150円 | 20枚入(和三蜜10枚、ショコラ10枚) | 和三蜜、ショコラ |

開発と製法の裏側、そしてパッケージデザイン

製造上の課題と職人の工夫
ショコラフレーバーの実現は、機械的にも原料的にも高いハードルがありました。カカオバターの油脂が焼き鉄板に残るなどの問題は、製造ラインの洗浄や焼き加減の調整といった実務的な対策を必要としました。
開発チームは何度も試作と改善を繰り返し、製造スタッフ全員が一丸となって解決策を生み出したと報告されています。カカオニブは製造当日に粗挽きにして香ばしさを引き出すなど、素材の香りを活かすための工夫が随所に盛り込まれています。

パッケージデザイン — レトロとモダンの融合
パッケージはイラストレーター勝山八千代氏が担当し、レトロ感とモダンさをあわせ持つ表現で鵜飼せんべいの伝統性と新鮮さの両立を図っています。制作は株式会社ビスポーク(担当:CD長田、AD関、PR笠松、P北川)によるものです。
デザインは白・黒・茶を基調にシンプルな色合いで、人や物をモチーフに描く勝山氏の作風を活かしたものとなっています。外装は鵜飼の絵柄をあしらい、見た目でも長良川の情景を感じられる仕上がりです。

長良園の歩みと鵜飼文化の社会的価値

長良園の歴史と鵜飼せんべいの由来
鵜飼せんべいの起源は、1953年(昭和28年)頃に遡ります。創業者の市川都一が長良川の鵜飼に感銘を受け、鵜籠を模したせんべいを作り、ふるさとの文化をお菓子として届けたいと考えたことに始まります。
当時は甘いものが貴重であったため、見た目にも楽しめる鵜籠を模したせんべいは好評を博し、岐阜を代表する銘菓として皇室にも献上されたことがあります。それ以降、地域の人々の生活に根づき、今日まで受け継がれてきました。

長良川鵜飼の概要と文化財的価値
長良川の鵜飼は1300年以上の歴史を持つ伝統漁法で、鵜匠が手縄で鵜を操り鮎を捕る漁法です。毎年5月11日から10月15日まで(中秋の名月や増水時を除く)開催され、観覧船から篝火に照らされた幻想的な風景を楽しめます。
歴史的にも戦国時代に織田信長が保護し、江戸時代には徳川氏からの支援も受けてきました。現在は6名の鵜匠が技と道具を継承しており、その技法や道具が文化財に指定されています。長良川の鵜飼は「日本の音風景100選」にも選ばれており、国内外からの観光客を惹きつける文化遺産です。

代表からのメッセージと文化発信活動
代表取締役の市川 嘉宏は、長良川の鵜飼の素晴らしさに魅せられて創業以来七十余年にわたり菓子作りを続けてきたことを述べています。鵜飼せんべい「Lukka」の発売を通して、鵜飼文化の発信と地域貢献をさらに進めていく意向が示されています。
また、長良園は「UKAI SENBEI Letter」を発行し、移ろう四季や岐阜にまつわる豆知識を毎月届けることで、菓子づくりを通した文化発信を行っています。

販売情報・会社情報と内容のまとめ
以下は、本記事で触れた主要情報を表で整理したものです。具体的な発売日、価格、取り扱い店舗、寄付先、会社所在地などを一目で確認できます。続く段落で要点を簡潔にまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | 鵜飼せんべい Lukka(ルッカ) — 和三蜜 / 和三蜜・ショコラ アソート |
発売日(先行) | 2025年9月20日(土)・先行販売:岐阜駅構内 PLUSTAアスティ岐阜 |
発表日時 | 2025年9月25日 15:00(プレスリリース) |
価格(税抜) | 和三蜜:1,850円(20枚入り)/和三蜜・ショコラ アソート:2,150円(20枚入、和三蜜10枚・ショコラ10枚) |
寄付先 | 岐阜長良川鵜飼保存会(売上の一部を寄付) |
販売チャネル | 先行:PLUSTAアスティ岐阜。通常:長良川周辺の旅館・土産物店、岐阜県内量販店、nagaraenオンラインショップ 他 |
パッケージ | イラスト:勝山八千代 デザイン制作:株式会社ビスポーク(CD長田、AD関、PR笠松、P北川) |
会社名・代表 | 株式会社 長良園(代表取締役:市川 嘉宏) |
本社所在地 | 〒500-8287 岐阜県岐阜市北鶉4-30 |
創業 | 昭和28年8月(1953年頃) |
公式サイト | http://nagaraen.com |
この記事では、長良園が新たに発売した鵜飼せんべい「Lukka」の発売情報、味の設計、原材料のこだわり、製造上の工夫、パッケージデザイン、そして長良園と長良川鵜飼の歴史的背景や地域貢献の取り組みまで、プレスリリースに記載された情報を網羅的に整理しました。主要な事実は価格、発売日、寄付先、販売場所、製品仕様、会社所在地などを含めて表でまとめてあります。
参考リンク: