藤原ヒロシ×KOMINE製、配達パートナー向け限定ジャケットを発表
ベストカレンダー編集部
2025年9月25日 20:14
配達パートナー用限定ジャケット
開催日:9月25日

藤原ヒロシ×KOMINEが描く、配達パートナー限定の機能美ジャケット
Uber Eats Japan合同会社は、2025年9月25日 11時00分に発表した取り組みとして、デザイナー藤原ヒロシ氏主宰のfragmentとオートバイウェアブランドKOMINEが協働して制作した配達パートナー限定ジャケットを公開しました。本プロジェクトは秋の交通安全週間に合わせて制作され、配達パートナーの安全意識向上と日常での着用しやすさを両立させることを目的としています。
発表元はUber Eats Japan合同会社であり、本ジャケットは限定デザインで、全国の「ダイヤモンド」ランクの配達パートナーの中から抽選で300名に贈呈されます。デザインの発注背景には「ファッションを通じて配達時の安全意識を高めたい」というUber Eats Japanの意図があり、藤原氏のミニマルな美学とKOMINEの安全技術が融合した製品になっています。

デザインの要点と視覚的特徴
本ジャケットはfragment主宰の藤原ヒロシ氏がデザインを手掛けた限定アイテムです。配達時の動きやすさを考慮したカッティングを基調に、日常でも違和感なく着用できるシルエットを採用しています。
視認性とブランディングに関しては、右袖にアイコニックなサンダーボルトのリフレクタープリント、左胸にUber EatsとfragmentのWネームを配置するなど、配達パートナーとしての識別性とブランド表現を両立させています。ジャケット全体は撥水仕様で、襟に折りたたみ式フードが収納されている点も特徴です。
- 右袖:サンダーボルトのリフレクタープリント
- 左胸:Uber Eats と fragment の W ネーム
- 撥水加工:ジャケット全体に施行
- 襟内蔵の折りたたみ式フード:急な雨に対応

素材・機能面のポイント
デザイン性だけでなく、安全性を最優先に考えた仕様が組み込まれています。KOMINEの技術に基づくプロテクター装備や高視認性素材の使用がその中核です。
プロテクターは着脱式で、普段の着用やメンテナンスを考慮して扱いやすく設計されています。夜間や夕方の視認性向上のために蛍光材リフレクターを袖・肩・背面に配置しており、車両のヘッドライト等に対する反射効果が期待されます。
- 胸部プロテクター
- KOMINE製の着脱式プロテクター(欧州CE規格 EN1621-3 Level 2 認証取得製品)を胸部に装備。万が一の衝撃に対する胸部保護を目的とする。
- リフレクター
- 袖・肩・背面に蛍光材リフレクターを配置し、夜間視認性を向上。
- 撥水機能
- 生地全体に撥水加工を施し、急な雨や汚れからの保護を図る。
- 折り畳み式フード
- 襟部分に収納できる折りたたみ式フードを装備し、急な天候変化に対応。
安全性を重視した設計の背景と意義
KOMINEは二輪ライダーの安全性向上を長年にわたり追求してきたブランドであり、今回のジャケットに搭載される胸部プロテクターは、現行の最高基準であるEN1621-3 Level 2 の製品を採用しています。胸部・腹部の損傷はバイク乗車中の致命的被害につながる重要な被保護領域であるため、胸部保護の普及は安全面での重要課題です。
KOMINE代表の阿知波直哉氏は、本プロジェクトについて、胸部保護の重要性が社会に浸透するきっかけになり得ること、配達パートナーに標準搭載されることの意義を強調しています。統計としてバイク乗車中の死因損傷部位別では胸部・腹部損傷が全体の35%以上を占める点も示されており、安全装備の装着促進につながる狙いがあります。
- 胸部保護の重要性(統計:胸部・腹部損傷が全体の35%以上)
- EN1621-3 Level 2 認証のプロテクターを標準搭載
- 高視認性リフレクターと撥水仕様による全天候対応
配布対象・応募方法・運用上の注意点
本ジャケットは配達パートナー限定の特別贈呈アイテムです。贈呈対象はUber Eatsの「ダイヤモンド」ランクに該当する配達パートナーの中から抽選で300名となります。抽選に関する案内は対象者に対してメールおよびアプリ内メッセージで通知されます。
ここでいう「ダイヤモンド」ランクの定義は、Uber Eats Proプログラムにおいて直近1ヶ月間に300ポイント(300回の配達に相当)を獲得した配達パートナーを指します。応募方法や抽選期間、配送開始時期の詳細は該当する配達パートナーに順次案内されます。
- 配布数:抽選で300名
- 対象条件:「ダイヤモンド」ランク(直近1ヶ月で300ポイント)
- 通知方法:メールおよびアプリ内メッセージで案内
- 配送開始時期:対象者宛に別途案内
運用上の留意事項
ジャケットは配達時の安全装備として設計されていますが、着用の際にはプロテクターの正しい装着方法やサイズ選定など基本的な着用手順を守る必要があります。また、撥水加工やリフレクターの機能維持のために、取扱説明に沿った洗濯・保管を行うことが推奨されます。
配布は抽選によるため全ての希望者が入手できるわけではなく、対象者には具体的な手続きやスケジュールが別途通知されます。配送やサイズ交換などの詳細については案内に従って対応が行われます。
関係者のコメントとUber Eatsのサービス背景
本プロジェクトに関して各関係者からコメントが発表されています。fragment代表 藤原ヒロシ氏は、動きやすさと夜間視認性を意識した設計であること、いつでもどこでも着用できるジャケットに仕上がった旨を述べています。
KOMINE代表 阿知波直哉氏は、胸部保護の重要性と本取り組みの社会的意義について言及し、EN1621-3 Level 2 相当の胸部プロテクターを搭載することが胸部保護の普及に寄与するとしています。また、Uber Eats Japan代表 中川晋太郎氏は配達パートナーへの感謝を述べるとともに、撮影時に配達パートナーをモデルに起用したこと、今後も外部パートナーと連携し配達パートナーを支援する施策を展開する意向を表明しています。
- fragment 代表 藤原ヒロシ
- 動きやすさや夜間視認性などの機能性を意識しながら、いつでもどこでも着用できるジャケットに仕上げたというコメント。
- KOMINE 代表 阿知波直哉
- 胸部保護の重要性や、EN1621-3 Level 2 認証の胸部プロテクターを標準搭載する本取り組みの意義を強調するコメント。
- Uber Eats Japan 代表 中川晋太郎
- 配達パートナーへの感謝と、夜間や雨天など多様な環境で安心して配達できるよう願いを込めた旨、および今後の連携施策についてのコメント。
合わせて、Uber Eats自体のサービス背景も紹介されています。Uber Eatsは2015年にカナダ・トロントでサービスを開始し、日本では2016年9月にサービスを開始しました。日本国内では47都道府県でサービスを展開し、12万以上のアクティブ加盟店舗(過去1ヶ月間に注文を受けた加盟店舗)と10万人のアクティブ配達パートナー(過去1ヶ月間に注文を届けた配達パートナー)が存在します。
近年のサービス展開としては、2022年にラストワンマイル配達ソリューション『Uber Direct』を開始、2024年に一部地域でデリバリーロボットによる配達を開始、2025年には13歳から17歳の子どもが保護者のアカウントに紐付いたアプリで注文できる機能『Uber Teens』を提供するなど、サービスの拡充を続けています。
要点の整理
以下の表は、本記事で取り上げたジャケットの主要項目、配布条件、安全装備、デザイン・運用面の要点をまとめたものです。記事内容の主要点を取りまとめ、読者が速やかに事実関係を確認できるようにしています。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年9月25日 11時00分 |
発表者 | Uber Eats Japan合同会社 |
コラボレーション | fragment(藤原ヒロシ)× KOMINE |
配布対象 | 『ダイヤモンド』ランクの配達パートナー(Uber Eats Proで直近1ヶ月に300ポイント取得) |
配布数 | 抽選で300名に贈呈 |
通知方法 | 対象者にメールおよびアプリ内メッセージで案内 |
主な安全装備 | KOMINE製着脱式胸部プロテクター(EN1621-3 Level 2)、袖・肩・背面の蛍光材リフレクター、撥水加工、襟内蔵フード |
デザイン特徴 | 右袖サンダーボルトのリフレクタープリント、左胸にUber EatsとfragmentのWネーム、ミニマルで動きやすい設計 |
関連背景 | 二輪配達の増加、配達パートナーへの安全性配慮と感謝表明、今後の外部パートナーとの協業方針 |
この記事では、発表内容の全項目を網羅的に整理し、デザイン、機能、安全性、配布条件、関係者のコメント、及びUber Eatsのサービス背景を具体的に伝えました。配布に関する詳細な手続きやスケジュールは対象者に別途案内されることから、案内の到着を待つことが必要です。