ChatSenseがSharePoint/OneDriveをフォルダ単位で学習対象に

ChatSenseフォルダ連携

開催日:9月26日

ChatSenseフォルダ連携
フォルダ連携で何ができるの?
指定したSharePoint/OneDriveのフォルダ内にある複数ファイルを一括でRAGの学習ソースにでき、フォルダ内の更新があればChatSenseが自動で再学習して常に最新の応答を返せるようになります。
いつから使えるの?
対応は2025年中をめどに予定されています。追加学習(RAG)オプションを利用中の顧客には自動でアップデートが適用される見込みで、詳細は営業窓口へ確認してください。

SharePoint/OneDriveのフォルダを学習ソースに──ChatSenseの新しい連携仕様

株式会社ナレッジセンスは、法人向けAIエージェントツールChatSense(チャットセンス)において、Microsoft 365のコンテンツクラウドであるSharePoint Online(SPO)およびOneDriveの「フォルダ単位」での連携機能に対応する予定であると、2025年9月26日 12時39分付で発表しました。

これまでChatSenseはSharePoint/OneDrive上の個別ファイルを選択してRAG(追加学習)の学習ソースとする仕様でしたが、今回の更新によりフォルダを指定するだけで、そのフォルダ内に格納されている複数ファイルを一括してAIが学習する仕組みになります。フォルダ内の更新があれば、ChatSense上の生成AIが自動的に再学習され、常に最新の状態で応答できるようになる点が特徴です。

法人向けAIエージェント「ChatSense」、SharePoint/OneDriveデータのフォルダ連携機能に対応予定 画像 2

機能の詳細と対応スケジュール

今回発表されたフォルダ連携機能は、ChatSenseの「追加学習(RAG)機能」を介して利用します。対応予定時期は2025年中をめどとしており、追加学習オプションを利用中の顧客については自動でアップデートが適用される見込みです。利用開始の手順や導入に関する問い合わせはChatSenseの営業担当へ連絡する必要があります。

公式の関連情報および問い合わせ先は次のリンクです。RAG機能の詳細は機能紹介ページ、導入問い合わせはコンタクトページにて案内されています。

法人向けAIエージェント「ChatSense」、SharePoint/OneDriveデータのフォルダ連携機能に対応予定 画像 3

対応ファイル形式と自動更新の仕組み

フォルダ連携機能で学習可能な社内ファイル形式は、docx、pdf、xlsx、pptx、txt、csvなどが明記されています。これらのファイルを指定したフォルダに保存することで、AIの学習ソースとして取り込まれます。

一度フォルダを連携すると、その後はSharePoint/OneDrive上でファイルに更新があった際にChatSense側の生成AIが自動で再学習され、常に最新データに基づく応答が可能となります。運用上はファイル単位で選ぶ必要がなく、フォルダ単位の一括運用で管理コストの削減が期待されます。

法人向けAIエージェント「ChatSense」、SharePoint/OneDriveデータのフォルダ連携機能に対応予定 画像 4

画像データやチャートの学習対応

従来の一部サービスでは難しかった、PDF・Word・PowerPoint内に含まれる画像やチャートデータの学習も、ChatSenseの独自技術により対応可能とされています。文書内のテキストだけでなく、図表や画像情報を含めて学習させられる点は、ドキュメントの実務的な価値を引き出すうえで重要です。

また、学習データはその企業専用に扱われ、他社の学習に流用されないことが明記されています。セキュリティ面での配慮も重要視されています。

導入実績とChatSenseの法人向け機能

ナレッジセンスは、東証プライム上場企業を含む大手企業を含め、500社以上への導入実績を持つとしており、ChatSenseは法人向けの強化されたセキュリティや運用機能を特徴としています。企業や自治体の業務効率化を目的に、ChatGPTベースのサービスを提供しています。

ChatSenseの代表的な機能としては、チャット内容をAI学習から保護する機能、プロンプトの社内共有、メンバーの一括管理、フォルダ&ドラッグ整理などがあり、エンタープライズプラン、スタンダードプラン、無料のスタータープランのいずれでも利用可能な共通機能として提供されています。

料金と利用条件

ChatSenseは初期費用が無料で、最低利用期間の縛りがない点を明示しており、まず試して導入効果を確認できる構成になっています。無料の範囲でも多くの機能が利用可能であり、導入のハードルが下げられています。

法人向けChatGPTサービスのメリットやビジネス向け契約に関する情報は、公式ブログ内の解説ページでも案内されています(ChatGPT法人契約のメリット)。

企業情報・サービス関連と提供領域

以下は、プレスリリースに含まれるナレッジセンスの会社概要および関連サービスの情報です。企業情報や提供サービス、問い合わせ窓口を整理して記載します。

会社の公式説明では、ChatSenseに加えて生成AIテストサービス『Ozone』や、生成AIを活用したDX戦略コンサルティング、ソリューション開発を事業の柱に据えていることが示されています。関連する技術解説や事例は公式サイトやブログに掲載されています。

会社名
株式会社ナレッジセンス
本社
東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階
代表者
代表取締役CEO 門脇 敦司
設立
2019年4月10日
事業内容
  • ChatSenseおよび生成AIテストサービス「Ozone」などの企画・運営
  • 生成AIを活用したDX戦略コンサルティング
  • 社内外向けのソリューション開発

プレスリリースには、文字起こしやo3 mini対応などの関連トピックや、プレス素材として使用可能な画像ファイルのダウンロード案内も含まれています。関連リンクは公式サイトに集約されています(https://chatsense.jp/)。

要点整理

ここまでの内容を表形式でまとめます。重要なポイントを一覧化して、導入検討や社内説明に用いやすく整理しました。

項目 内容
発表日 2025年9月26日 12時39分
発表者 株式会社ナレッジセンス
対象サービス ChatSense(法人向け生成AIエージェント)
新機能 SharePoint/OneDriveのフォルダ単位での連携(フォルダ内のファイルを一括でRAG学習ソースに)
対応予定時期 2025年中(追加学習オプション利用中の顧客へは自動アップデート予定)
学習可能ファイル形式 docx, pdf, xlsx, pptx, txt, csv など
特記事項 ファイル更新時にChatSenseが自動で再学習。PDF/Word/PowerPoint内の画像やチャートも学習可能。学習データは企業専用に保護。
導入実績 東証プライム上場企業を含む500社以上への導入
問い合わせ https://chatsense.jp/contact?utm_source=234
関連リンク RAG機能紹介
ChatSense公式

本記事は、株式会社ナレッジセンスが発表したプレスリリースの内容を忠実に整理・要約したものです。導入に関する具体的手順や、運用上の詳細な技術要件については、公式の案内ページまたはChatSenseの営業担当に確認してください。

参考リンク: