10月9日リリース、Link-Uとクランチロールが海外向けマンガ配信

海外向けに展開される新たなマンガ体験『Crunchyroll Manga』の全体像

2025年9月26日10時に発表されたプレスリリースによると、Link-Uグループ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役グループCEO：松原 裕樹）とCrunchyroll, LLC（本社：アメリカ、President：Rahul Purini）は提携し、共同で新サービス「Crunchyroll Manga（クランチロール・マンガ）」を2025年10月9日よりリリースすることを明らかにしました。

本サービスは、既存のクランチロール会員基盤を活用する形で提供され、有料会員向けのオプションサービスとして運用されます。提供開始地域はまずアメリカおよびカナダに限定されますが、クランチロールの世界的なプレゼンスを背景に、アニメファンのマンガ接点を拡大する狙いが示されています。

発表の日時と背景

プレスリリース発表日時は2025年9月26日 10時00分です。リリースは両社の提携関係と、アニメ視聴に留まらないファン体験の拡張を狙った戦略的な取り組みとして位置づけられています。

クランチロールは全世界で1,700万人以上の会員を有しており、今回のマンガサービスは同社が培ってきたアニメのプラットフォームとファンコミュニティを活かす形で、マンガ配信を通じて物語体験の深掘りを図るものです。

配信ラインナップと参加出版社の具体的内容

サービス開始時点の配信予定作品には、日本の主要出版社に属する人気作が数百タイトル含まれます。発表資料では、既に交渉・契約済みまたは配信予定として以下の作品群と出版社名が明記されています。

具体的には『ONE PIECE』『呪術廻戦』など（VIZ Media / 集英社）、『文豪ストレイドッグス』『ダンジョン飯』（Yen Press / KADOKAWA）、『薬屋のひとりごと』『その着せ替え人形は恋をする』（スクウェア・エニックス）といったタイトルが挙げられています。また、今後は集英社、J-Novel Club、サード・ライン・ネクスト、ハイストーン等の追加出版社が参画予定で、ラインアップはさらに拡充される予定です。

配信作品の範囲と注意事項

プレスリリースでは、配信作品がサービス開始時点のものであり、変更となる可能性があることが明記されています。このため、具体的な巻数やエピソードの配信可否は、ローンチ時点または運用開始後の告知を確認する必要があります。

なお、クランチロール・マンガはあくまでクランチロールのプレミアム会員向けオプションという位置づけであり、利用条件や価格設定、地域による配信制限などの詳細は別途公表される見込みです。

両社の役割分担と会社概要の詳細

プレスリリースは、両社の担当領域を明確にしています。クランチロールはサービス企画、UI/UXデザイン、マーケティングなどを担い、Link-Uグループはサービス開発、サービス運用、コンテンツ調達などを主に担当するとされています。

この役割分担は、クランチロールのグローバルな顧客接点とブランド力に、Link-Uグループが保有するマンガサービス運用の技術力や出版社との連携力を組み合わせる構図です。

クランチロール（Crunchyroll, LLC）について

法人名

Crunchyroll, LLC

本社所在地

5750 Wilshire Blvd, Los Angeles, CA 90036

代表者

President　Rahul Purini（ラウール・プリニ）

URL

https://www.crunchyroll.com/en/about/index.html

クランチロールは、アニメに特化した最大級のライブラリと、イベント、劇場版、ゲーム、商品、ニュースなどを手がけるグローバルなブランドです。また、同社は米国のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと日本の株式会社アニプレックスによる合弁会社として運営されています。

Link-Uグループ株式会社について

法人名

Link-Uグループ株式会社

本社所在地

〒101-0021　東京都千代田区外神田2-2-3

代表者

代表取締役グループCEO　松原 裕樹

URL

https://link-u.group

Link-Uグループは「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」をパーパスに掲げ、マンガ・Webtoonの制作や多岐にわたるプロダクト開発、マーケティングを展開しています。特に10年以上にわたるマンガサービス開発と主要出版社とのパートナーシップが強みとされています。

代表者のコメントとサービス運用に関する付帯情報

プレスリリースには両社代表のコメントが掲載されています。クランチロールのPresident、Rahul Purini氏は、アニメとマンガが表裏一体である点を踏まえ、今回のサービスを単なるマンガアプリではなく「究極のアニメライフスタイル体験」を拡張するものと位置づけています。

Link-Uグループの代表取締役グループCEO、松原 裕樹氏は、日本発のマンガ文化をアニメの熱量と結びつけて世界に届けることへの期待を表明し、正規環境で作品を丁寧に届け、クリエイターの価値がグローバルに循環する仕組み作りを目指す意向を示しています。

代表コメントの原文（抜粋）

• Rahul Purini（Crunchyroll, LLC・President）：「アニメとマンガは常に表裏一体で、クランチロールはこれらのコンテンツを世界中のファンに提供できるユニークな立場にあります。クランチロール・マンガは単に新しいマンガアプリではなく、究極のアニメライフスタイル体験をさらに拡張するものです。ストーリーを読むことが好きなファンのために、アニメの物語とマンガのそれを結びつけます」
• 松原 裕樹（Link-Uグループ株式会社・代表取締役グループCEO）：「日本発のマンガ文化を、アニメの熱量と繋がるかたちで世界のファンにお届けできることを心からうれしく思います。この取り組みを出発点に、マンガとアニメの枠を越えた新しいユーザー体験の創出を目指してまいります。そして、一つひとつの作品に込められた想いを正規の環境で丁寧に届け、クリエイターの価値がグローバルに循環する仕組みを築いてまいります」

これらのコメントは、サービス設計においてコンテンツの尊重とファン体験の深化を重視していることを示しています。

リリース日時・対象地域・補足事項の整理

重要な日付と地域、補足情報を以下に整理します。サービス開始日は2025年10月9日で、まずはアメリカおよびカナダでの提供が予定されています。料金体系は有料会員向けのオプションとして提供されます。

なお、プレスリリースには配信作品がサービス開始時点でのものであり、変更の可能性がある旨の注記があるため、実際のラインアップや機能の詳細については、ローンチ直前・ローンチ後の公式アナウンスを確認する必要がある点にも注意が必要です。

関連項目一覧

• 発表日：2025年9月26日 10:00
• サービス開始日：2025年10月9日（アメリカ・カナダ）
• 提供形態：クランチロール有料会員向けオプションサービス
• 初期配信タイトル例：ONE PIECE、呪術廻戦、文豪ストレイドッグス、ダンジョン飯、薬屋のひとりごと、その着せ替え人形は恋をする　など
• 初期参加出版社（例示）：VIZ Media / 集英社、Yen Press / KADOKAWA、スクウェア・エニックス
• 今後参加予定出版社：集英社、J-Novel Club、サード・ライン・ネクスト、ハイストーン 等

以下に、本記事で触れた主要情報を表形式で整理して締めくくります。

本記事では、プレスリリースで公表された全ての主要情報を網羅して整理しました。サービス開始日、対象地域、参加タイトルや出版社、両社の役割と会社情報、代表者コメント、及び注意事項を含めて記載しています。ローンチに先立つ追加情報や正式な配信ラインナップ、料金等の詳細は、今後の公式発表を確認することが望まれます。