『幻想水滸伝』舞台化、12月6日開幕 公演&ビジュアル解禁
ベストカレンダー編集部
2025年9月27日 16:42
幻想水滸伝舞台上演
開催期間:12月6日〜12月21日

不朽のRPGが舞台へ――『幻想水滸伝』原点作の劇場化が決定
1995年にKONAMIより発売され、以降多くのファンに支持されてきたRPGシリーズ『幻想水滸伝』。その原点である『幻想水滸伝I』を原作とした舞台作品が、2025年12月に上演されることが発表されました。作品は「舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』」というタイトルで、原作の重厚な世界観と登場人物たちの関係性を舞台空間で再現する試みとなります。
舞台化は株式会社フロンティアワークス(アニメイトグループ)が情報発信を行い、制作はゴーチ・ブラザーズ、企画制作・プロデュースは4cu(Frontier Works Inc.)が担当。協力に株式会社コナミデジタルエンタテインメントが名を連ね、舞台化における原作監修や世界観の継承に配慮した体制が整えられています。

舞台化の意義と原作の位置づけ
『幻想水滸伝』シリーズは、本編・外伝を合わせて11作が展開されるKONAMIを代表するRPGシリーズであり、108人を超えるキャラクター群と戦争をテーマにした重厚な物語が特徴です。本作はシリーズの起点となる1作目を元に、帝国の内乱や権力の腐敗、若者の成長といったテーマを描く、いわばシリーズのルーツを舞台で表現するという位置づけになります。
舞台ならではの生身の演技、演出、舞台美術を通じて、原作が持つ叙事詩的なスケール感と個々のキャラクター描写がどのように立ち上がるのかが注目されます。脚本・演出は中屋敷法仁が担当し、舞台表現としての再現性と新たな解釈の両立が期待されています。

メインビジュアル第2弾とキャラクターソロビジュアルの公開
今回の発表では、メインビジュアル第2弾とキャラクターごとのソロビジュアルが解禁されました。先に公開された第1弾は主人公(通称「ぼっちゃん」)とグレミオが並ぶビジュアルでしたが、第2弾はテッド、フリック、ビクトール、ウィンディ、バルバロッサら主要キャラクターが一堂に会する壮大な構図となっています。
公開されたソロビジュアルはキャラクターごとの個性や背景を視覚的に示すもので、舞台版でのキャラクター像を予感させる要素が散りばめられています。ビジュアルの解禁は作品への期待感を高めると同時に、各キャラクターの演じ手の表現に注目が集まるきっかけとなります。
- メインビジュアル第1弾:ぼっちゃん(主人公)とグレミオの構図
- メインビジュアル第2弾:テッド、フリック、ビクトール、ウィンディ、バルバロッサ等が集合した壮大な構成
- キャラクターソロビジュアル:各キャラクターの個性と関係性を示唆
ビジュアル公開により、舞台のトーンや登場人物間の関係性が視覚的に示され、観劇前の想像を掻き立てる資料としても重要です。公式サイトおよび公式X(@Suikoden_stage)で順次情報が更新されます。

東京ゲームショウ2025での命名式とTGS特別先行について
2025年9月27日、東京ゲームショウ2025のコナミデジタルエンタテインメントブースにて、舞台版主人公(ぼっちゃん)の正式な名前が発表されました。KONAMIの『幻想水滸伝』シリーズIP監修を務める崎山高博氏による命名式が行われ、舞台版主人公の名はリアン・マクドールと発表されました。
この発表はTGS会場でのステージ登壇を記念したもので、同時に「TGS2025特別先行」として舞台チケットの抽選受付が開始されています。先行受付の期間および申込先は以下の通りです。
- 受付期間
- 2025年9月27日(土)13:30 ~ 2025年10月1日(水)23:59
- 申込ページ
- https://eplus.jp/suikoden-stage-tgs/
TGS会場での命名式やステージ登壇に関する発表は、舞台化の注目度を高める催しとして実施され、チケットの初期販売動線を設けることで舞台ファンとゲームファン双方へアプローチする狙いがあります。

公演日程・会場・チケット詳細
舞台『幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-』の東京公演と京都公演の日程・会場が確定しています。東京公演は2025年12月6日から12月14日までシアターHにて、京都公演は2025年12月18日から12月21日まで京都劇場にて上演されます。
公演の基本情報とチケット料金、注意事項は以下の通りです。
公演タイトル | 舞台「幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-」 |
---|---|
東京公演 | 2025年12月6日(土)~12月14日(日) シアターH(東京都品川区勝島1-6-29) |
京都公演 | 2025年12月18日(木)~12月21日(日) 京都劇場(京都市下京区烏丸通塩小路下ル 京都駅ビル内) |
脚本・演出 | 中屋敷法仁 |
制作 | ゴーチ・ブラザーズ |
協力 | 株式会社コナミデジタルエンタテインメント |
企画制作・プロデュース | 4cu(Frontier Works Inc.) |
チケット料金と条件は以下です。
- プレミアムグッズ付きチケット:14,000円(非売品グッズ付き/全席指定・税込)
- 一般チケット:11,000円(全席指定・税込)
注意事項
- 未就学児入場不可。
- 営利目的の転売禁止。
- プレミアムグッズ付きチケットには非売品グッズ「オリジナルフォトフレーム&ビジュアルカードセット」が付属するが、前方席を保証するものではない。
- 公演中止の場合を除き、いかなる事情(体調不良、天変地異、交通機関トラブル等)でもチケットの変更・キャンセル・払い戻しは行わない。
チケットに関する問い合わせは公演事務局へ。電話番号は0570-200-114(受付時間 12:00~17:00、土日祝を除く)です。

キャスト・スタッフの顔ぶれとコメント
主要キャストとその役柄は以下の通りです。キャスト陣には舞台・ミュージカルでの実績を持つ俳優が多く起用されています。
- リアン・マクドール(ぼっちゃん)役:岡村直樹
- グレミオ役:和田琢磨
- テッド役:長江崚行
- フリック役:山田ジェームス武
- ビクトール役:磯貝龍乎
- パーン役:山沖勇輝
- クレオ役:桜樹楓
- オデッサ・シルバーバーグ役:桜井しおり
- マッシュ役:伊勢大貴
- カスミ役:山内優花
- ルック役:日暮誠志朗
- テオ・マクドール役:高木トモユキ
- ウィンディ役:大湖せしる
- バルバロッサ・ルーグナー役:鍛治直人
- アンサンブル:加藤ひろたか、とよだ恭兵、蓮井佑麻、白崎誠也、結木雅
以下に主な出演者のコメント要旨を整理します。演者それぞれが原作への敬意と舞台表現への意欲を語っており、原作ファンへの配慮と新規観客への提示を両立しようとする姿勢がうかがえます。
- 岡村直樹(リアン・マクドール/ぼっちゃん)
- 主人公を演じることへの光栄さと責任を述べ、作品をより多くの世代に愛されるよう演じたいと語る。
- 和田琢磨(グレミオ)
- 原作を少年期にプレイした思い出を振り返り、改めてその魅力を舞台で表現する意気込みを語る。
- 長江崚行(テッド)
- 舞台化への参加に期待を示し、稽古を通じて世界観の構築に尽力する姿勢を示す。
脚本・演出を務める中屋敷法仁は、劇団活動や外部プロデュース作品での豊富な経験を背景に、本公演の作・演出を手掛けます。過去には舞台『文豪ストレイドッグス』や『ワールドトリガー the Stage』等の脚本・演出を担当しており、原作作品の舞台化実績が評価されています。

作品背景とあらすじ
本作は「生と死を司る紋章“ソウルイーター”」を巡る戦いを描きます。物語は太陽暦446年、トラン湖周辺を支配する大国「赤月帝国」に端を発します。内乱(継承戦争)の勃発、帝位奪還を経て一時は安定を取り戻すものの、皇帝バルバロッサの専横や宮廷内の汚職が進行し帝国は再び混乱へ向かいます。
物語の焦点は、テオ・マクドールの息子として皇帝に初めて謁見する若き主人公、通称「ぼっちゃん」が如何にして時代を変える存在へと成長していくかにあります。後世、人々はこの出来事を「門の紋章戦争」と呼ぶことになります。

制作体制・関連情報とまとめ表
舞台制作の主幹は4cu(Frontier Works Inc.)が担い、企画制作・プロデュース、ならびに制作を通じて舞台化プロジェクトを推進します。4cuはアニメやゲーム原作の舞台化を手掛けるブランドで、LIVEや映像制作まで幅広い展開を行っています。公式情報は以下の公式窓口で確認できます。
- 公式サイト:https://suikoden-stage.com
- 公式X:@Suikoden_stage(https://x.com/Suikoden_stage)
- 推奨ハッシュタグ:#舞台幻水
- コピーライト表記:©Konami Digital Entertainment/舞台「幻想水滸伝」製作委員会
以下に本記事で扱った主要情報を表形式で整理します。公演日時、会場、チケット情報、キャスト、問い合わせ先などを一目で確認できるようまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
公演タイトル | 舞台「幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-」 |
東京公演 | 2025年12月6日~12月14日 シアターH(東京都品川区勝島1-6-29) |
京都公演 | 2025年12月18日~12月21日 京都劇場(京都市下京区烏丸通塩小路下ル) |
脚本・演出 | 中屋敷法仁 |
主なキャスト | リアン・マクドール(岡村直樹)、グレミオ(和田琢磨)、テッド(長江崚行)、フリック(山田ジェームス武)、ビクトール(磯貝龍乎)ほか |
チケット | プレミアムグッズ付き 14,000円、一般 11,000円(共に全席指定・税込) |
TGS2025特別先行 | 受付期間:2025年9月27日13:30~2025年10月1日23:59 申込URL:https://eplus.jp/suikoden-stage-tgs/ |
問い合わせ | 公演事務局 0570-200-114(12:00~17:00 土日祝除く) |
公式情報 | 公式サイト:https://suikoden-stage.com、公式X:@Suikoden_stage |
コピーライト | ©Konami Digital Entertainment/舞台「幻想水滸伝」製作委員会 |
この記事では舞台化の発表、ビジュアル公開、主人公命名式(リアン・マクドールの命名)および公演・チケットの具体的な情報を網羅して整理しました。公演に関する最新情報や追加のビジュアル、チケット販売状況等は公式サイトおよび公式Xアカウントで随時案内されます。
参考リンク: