白川公園で25年目のタイムカプセル発見、開封式は9/13
ベストカレンダー編集部
2025年9月27日 21:57
タイムカプセル開封式
開催日:9月13日

白川公園で見つかった「25年目の箱」──掘り起こしまでの道のり
公益社団法人名古屋青年会議所は、2025年8月9日午前9時より白川公園にて、2度目となるタイムカプセルの掘り起こし作業を実施し、199?年に埋設された2代目タイムカプセルを発見しました。今回の発見は、同団体が2025年9月27日18時50分に発表したリリースに基づくものです。
最初の掘り起こしは2025年7月3日に実施されましたが、埋設箇所を特定できず、掘り当てることができませんでした。その後、青年会議所事務局内で埋設当時の図面が新たに発見され、詳細な埋設位置が判明したため、施工会社の協力を得て再度の掘り起こしを実施し、8月9日に発見に至りました。

掘り起こし作業の経緯と方法
掘削作業は、安全対策と埋設物保護を優先して進められました。まず図面に基づき埋設箇所を特定し、施工会社による周辺の土壌剥離を行った上で、慎重に掘り下げが行われました。
作業には専門の重機や手作業が併用され、タイムカプセル周囲のコンクリート製U字溝の取り扱いには特に注意が払われました。最終的にカプセル自体は4人の作業員がかりで持ち上げられるほどの重量があり、持ち上げ・搬出の際も転倒や衝撃を避けるためクレーンや補助工具が用いられました。
- 埋設場所:白川公園(名古屋市)
- 再掘り起こし実施日:2025年8月9日 9:00開始
- 初回掘り起こし:2025年7月3日(発見に至らず)
- 埋設図面発見:名古屋青年会議所事務局内で発見
- 協力:施工会社(名称非記載)

収められていたタイムカプセルの特徴と保存状態
掘り起こされたタイムカプセルはステンレス製の円柱形で、外形は幅(直径)約60cm、長さ(高さ)約180cmほど。コンクリート製のU字溝に納められ、上から厳重に蓋がされていたため浸水や腐食の形跡はほとんど見受けられませんでした。材質と埋設方法が保存に寄与したことがうかがえます。
埋設時の記録によれば、内部には名古屋市内の幼稚園や小中学校から募集したビデオレター、当時の名古屋青年会議所会員が25年後の夢や抱負を書いた用紙、会員たちの思い出の品などが封入されているとされています。重量は非常にあり、作業員4人がかりで運び出したと記載されています。
- 材質
- ステンレス製(2代目)
- 形状・寸法
- 円柱形、幅(直径)約60cm、長さ(高さ)約180cm
- 納め方
- コンクリート製U字溝に収納、上から蓋
- 保存状態
- 浸水・腐食の形跡ほぼなし
- 封入物(埋設時記録より)
- 幼稚園・小中学校からのビデオレター、会員の夢・抱負を書いた用紙、会員の思い出の品など
過去のタイムカプセルと今回の位置づけ
名古屋青年会議所は1975年の設立25周年時に真鍮製の初代タイムカプセルを埋設し、2000年に掘り起こしました。2000年の掘り起こしを経て新たにステンレス製の2代目を埋設した経緯があり、今回の発見はその2代目を掘り起こすための作業に該当します。
すなわち1975年(設立25周年)→2000年(掘り起こし・2代目埋設)→2025年(2代目掘り起こし・75周年)の流れが続いており、各世代の思いを次の世代に伝える役割を果たしてきました。
公開の場と式典の実施について
掘り起こしたタイムカプセルは、2025年9月13日に名古屋青年会議所会員・特別会員および関係者を招いて開催される75周年記念式典内のタイムカプセル開封式で披露されました。式典は75周年という節目に合わせたもので、過去の活動と未来への継承を確認する場と位置づけられています。
開封式で実際に中身を確認し、当時の映像や文書、所持品を通して過去の先輩方の想いを再認識するとともに、その内容を今後の活動や地域への働きかけにつなげていく予定です。開封の具体的な進行や登壇者の詳細は、式典内での発表に準じます。
- 掘り起こした日:2025年8月9日(発見日)
- 披露・開封式:2025年9月13日(75周年記念式典内)
- 参加対象:名古屋青年会議所会員・特別会員、関係者
責任者と問い合わせ先、まとめ
本件の担当は、2025年度(第75年度)75周年記念特別委員会、特別委員長の岡山 将典が務めています。また、本件に関するお問い合わせ先は、2025年度(第75年度)広報・ブランディング委員会、委員長の小山 洋史です。必要に応じて団体の公式サイト(https://nagoyajc.or.jp/)も参照できます。
以下の表は、今回の記事で取り上げた主要情報を整理したものです。発見日時、場所、素材、寸法、封入物、関係者名、および式典の日程を網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
発表団体 | 公益社団法人名古屋青年会議所 |
プレスリリース日時 | 2025年9月27日 18:50 |
掘り起こし成功日 | 2025年8月9日(9:00より作業開始) |
初回掘り起こし(不成功) | 2025年7月3日(埋設箇所特定できず) |
埋設場所 | 白川公園(名古屋市) |
タイムカプセル材質・形状 | ステンレス製、円柱形(幅(直径)約60cm、長さ(高さ)約180cm) |
納め方・保存状態 | コンクリート製U字溝に収め上部を蓋、浸水等の形跡ほぼなし |
封入物(埋設記録より) | 幼稚園・小中学校からのビデオレター、会員の夢・抱負を書いた用紙、会員の思い出の品 |
披露・開封式 | 2025年9月13日(75周年記念式典内、会員・特別会員・関係者対象) |
担当委員会・責任者 | 75周年記念特別委員会 特別委員長 岡山 将典 |
お問い合わせ先 | 広報・ブランディング委員会 委員長 小山 洋史 |
関連リンク | https://nagoyajc.or.jp/ |
今回の掘り起こしは、1975年の初代埋設からの歴史を継承する重要な節目にあたります。2代目のタイムカプセルが良好な状態で発見され、9月13日の開封式で中身が確認されたことにより、過去の意志と未来へのつながりが改めて示されました。関係者の記録や所蔵物は、当時の社会や地域の状況を伝える貴重な資料となる見込みです。
参考リンク: