駿府・丸岡・島原・熊本城がゴールドに染まる啓発ライトアップ

城郭ゴールドライトアップ

開催期間:9月1日〜9月30日

城郭ゴールドライトアップ
ライトアップってどこでいつ見られるの?
駿府城と熊本城は2025年9月27日(土)に点灯、丸岡城と島原城は9月1日〜9月30日の期間中にゴールドでライトアップされます。点灯時間や撮影可否は各城や主催の公式案内で確認してください。
ゴールドにする意味って何なの?
ゴールドは小児がん啓発のシンボルカラーで、ゴールドリボンと連動して治療中の子どもや家族への連帯を可視化します。名所のライトアップで社会の理解と支援の輪を広げることが狙いです。

歴史的な城郭が放つゴールドの光──連携で拡がる小児がん啓発の輪

早稲田大学ビジネススクール(WBS)「企業経営と社会変革ゼミ」と認定NPO法⼈キャンサーネットジャパン(CNJ)は、2025年9月1日から9月30日の「世界小児がん啓発月間(Global Gold September Campaign)」に合わせ、歴史的名所である城のライトアップを通じた啓発活動を共同で展開しました。今回ライトアップされるのは、駿府城(静岡県)、丸岡城(福井県)、島原城(長崎県)、熊本城(熊本県)の4城で、ゴールドリボンに象徴される色で夜空に浮かび上がる光景を通じて、小児がんの患者や家族、治療を経験した人々への連帯と支援を社会に喚起します。

この取り組みは、WBS「企業経営と社会変革ゼミ」(鶴谷武親客員教授)が2021年からCNJと協力して推進してきた啓発活動の延長線上にあります。歴史と文化の象徴である城郭が未来を担う子どもたちへ向けた希望のメッセージを発信するという演出は、地域と連携して行う公共的な啓発の形として注目されます。

ライトアップ対象と期間・参照リンク

ライトアップの対象となる4つの城と実施期間、参照リンクは次のとおりです。各城はゴールドの照明で彩られ、小児がん支援の象徴であるゴールドリボンに呼応した表示を行います。

これらのライトアップは地域の理解と協力を得て実施され、広域な啓発効果を狙ったものです。各リンクは実施情報や詳細の公表ページへ繋がっており、当日の点灯状況や撮影に関する案内等は各施設の案内に従う必要があります。

小児がんの現状と「世界小児がん啓発月間」の意義

「小児がん」とは15歳未満の子どもが罹るがんの総称であり、日本では年間約2,500人が小児がんと診断されています。治療法の進歩により生存率は向上しており、国立がん研究センターのデータ(2024年)では5年生存率、10年生存率ともに約80%に達していると報告されています(参照:国立がん研究センター 2024年資料)。

ただし、治療が奏功して社会復帰する場合でも、成長過程で強い治療を受けた子どもたちは、治療後に身体的・発達的な後遺症や長期的な健康課題を抱える可能性があります。そのため短期的な治療支援のみならず、長期的な医療・福祉的支援、教育や職業支援、社会の理解が不可欠です。世界小児がん啓発月間(Global Gold September)は、こうした課題に対する社会的な認識を高め、連帯と支援の輪を広げる国際的なキャンペーンとして機能しています。

ゴールドリボンの意味と国際的な取組み

ゴールドは小児がん啓発のシンボルカラーで、世界各地のランドマークや名所がゴールドに照らされることで、治療中の子どもやサバイバー、家族への連帯を可視化します。光の演出は視覚的なメッセージとして分かりやすく、地域の注目を集める手段として有効です。

啓発月間では各国の公共施設や名所が連携する例が多く、日本国内では今回のような城郭のライトアップや啓発イベント、情報提供の拡充などが行われます。これにより医療・福祉の関係者だけでなく、一般市民にも課題理解を促すことが期待されます。

主催・協力団体の役割と過去の取り組み

今回のライトアップキャンペーンは、早稲田大学大学院経営管理研究科(WBS)の「企業経営と社会変革ゼミ」と認定NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)が共同で行うものです。WBS側は教育研究の視点から社会課題への関与を試み、CNJはがん患者支援の実務的な知見とネットワークを提供しています。

WBS「企業経営と社会変革ゼミ」は、鶴谷武親客員教授のもとで、社会変革を目的とした企業や団体との連携プロジェクトを行っており、2021年からCNJと協働した啓発活動を継続しています。今回の城郭ライトアップはその延長として、地域と連動した大規模な社会啓発表現を実現しました。

キャンサーネットジャパン(CNJ)のミッションと活動

CNJは1991年に発足し、2001年にNPO法人化、2007年1月に専用事務局を開設、2016年8月には認定NPO法人となっています。CNJのミッションは、がん患者が本人の意思に基づき治療に臨めるよう、科学的根拠に基づく情報発信を行うことです。活動拠点は現在東京と大阪にあり、全国で啓発・教育活動を展開しています。

CNJの主な事業には、各種がんについての啓発イベント、全国のがん診療連携拠点病院等に配布される「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、養成講座や認定試験などの教育事業があります。さらに2014年から毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、がん患者・家族だけでなく一般市民も対象とした国内最大級のがん啓発イベントとして位置付けられています。

ライトアップの詳細と関連情報の整理

ライトアップの具体的な実施日、期間、参照先、主催情報、関連リンクやダウンロード可能な素材情報を以下に整理します。メディア素材はプレスリリース素材としてダウンロード可能であることが明記されています。また、各城の公式案内や自治体の広報も参照先として示されています。

以下の

は、本記事で触れた主な情報を整理した要約表です。最後に本文で扱った主要項目を簡潔にまとめ、情報の把握を補助します。

項目 内容
実施主体 早稲田大学ビジネススクール「企業経営と社会変革ゼミ」(鶴谷武親客員教授)と認定NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)
ライトアップ対象 駿府城(静岡県)、丸岡城(福井県)、島原城(長崎県)、熊本城(熊本県)
ライトアップ期間・日 駿府城:9/27(土)|丸岡城:9/1〜9/30|島原城:9/1〜9/30|熊本城:9/27(土)
参照リンク
関連団体ウェブサイト
小児がんの主なデータ 日本における年間診断数:約2,500人。5年・10年生存率ともに約80%(国立がん研究センター 2024年資料)
広報・素材 プレスリリース素材のダウンロードが可能(本リリース内で使用されている画像ファイル等)
カテゴリ・キーワード 広告・宣伝・PR、医療・病院/キーワード:CNJ、小児がん、ライトアップ、熊本城、丸岡城、駿府城、島原城、ゴールドリボン、鶴谷ゼミ、早稲田大学

本記事は、早稲田大学ビジネススクール「企業経営と社会変革ゼミ」とキャンサーネットジャパンが共同で行った、2025年9月の小児がん啓発活動に関するプレスリリースを基に作成しました。ライトアップは地域の協力のもと実施され、各城ごとの点灯日時や期間、参照リンクに基づいて整理しています。啓発活動の趣旨、実施主体、関連データおよび参照先をまとめることで、取り組みの全体像が分かりやすくなるよう配慮しました。

参考リンク: