熊本で小中向けSNS・AI教育「キャリアガーデン」開講
ベストカレンダー編集部
2025年9月28日 05:55
キャリアガーデン開講
開催日:9月6日

熊本に誕生した子ども向けの学び場――「ジュニアビジネススクール キャリアガーデン」始動
一般社団法人スタディライフ熊本(熊本市北区、代表理事 古川寛子)が、2025年9月6日から小学生から中学生を対象とする教育プログラム「ジュニアビジネススクール キャリアガーデン」を開講しました。開講にあたり、株式会社ミセカタ(本店:福岡県久留米市、代表取締役 諸藤圭代)が教育パートナーとして参画し、カリキュラム設計および授業運営を担当しています。
この新しい教育拠点は、動画制作・探究学習・職業講話に加えてドローン撮影やAI活用、SNSリテラシー教育を組み合わせた独自のプログラムを提供する点が特徴です。小中学生が「社会とつながる力」を実践的に学ぶことを目的とし、地域の次世代の発信力と主体性を育む場として位置づけられています。

実践重視のカリキュラム――映像制作から名刺交換まで、学びの流れを具体化
キャリアガーデンの授業は、教材や机上の知識にとどまらず、制作・発表・評価を一貫して体験することを重視しています。子どもたちはiPadやパソコンを用いて撮影・編集を行い、完成した作品を仲間と鑑賞することで表現力と達成感を育てます。
授業ではAI(ChatGPTなど)を「学びの相棒」として活用する時間が設けられており、アイデア発想や文章作成の補助ツールとしての使い方を実践的に学びます。さらに、SNSリテラシー教育として「他者を不快にさせない表現」を考えるワークショップも実施し、言葉の責任やコミュニケーションの在り方に関する理解を深めます。

映像制作と上映体験
映像制作パートでは、撮影・編集・上映という一連の流れを学びます。iPadやパソコンを使用し、撮影した素材を編集ソフトで組み立てて作品に仕上げます。
完成作品はクラス内で上映され、仲間と鑑賞・フィードバックを行うことで、表現の改善点や伝えたい内容の明確化を図ります。制作から発表までのプロセスを通して、技術的な習得だけでなくプレゼンテーション能力も磨かれます。

AI活用学習(ChatGPTなど)
授業ではパソコンを使い、ChatGPTを含むAIツールを活用した学習を導入しています。AIを用いてアイデアを広げたり、文章作成の下書きを行ったりする方法を学び、AIを単なる道具としてではなく学びのパートナーとして扱う力を養います。
安全性や情報の取扱いに関する注意点、AIの結果をそのまま鵜呑みにしないためのチェック方法など、実務的なリテラシー教育も組み込まれています。

SNSリテラシー教育
SNSに関する授業では、発信が持つ影響力と責任について考えるワークを実施します。子どもたちは具体的な表現例を検討し、どのような言葉遣いが他者に配慮を欠くかを討論を通じて理解します。
この授業は、オンライン上でのコミュニケーションが当たり前となった現代社会において、若年層が安心して自分の考えを表現するための基礎を形成します。実際の投稿例を題材にしたロールプレイや、発信内容を改善するための具体的手法も扱います。
ドローンを使った空撮体験
併設の体育館を利用してドローンによる空撮体験を行います。安全管理を徹底した上で、最新の映像表現に触れる機会を提供し、空撮素材の活用方法や編集との組み合わせについて学びます。
ドローン体験は技術習得だけでなく、撮影計画や安全ルールの理解を含む実務的な内容を扱い、撮影現場での判断力やチームワークの向上を目的としています。
実社会を想定した体験学習
名刺交換やプレゼンテーション、企業へのPR動画提案や商談など、社会に出る前に必要な基本的スキルを体験的に学ぶプログラムが組み込まれています。子どもたちは実践を通じてビジネスマナーや対話の技術を身につけます。
日曜日に行われる職業講話では、様々な分野の経営者や実務家を招き、子どもたちと直接ディスカッションする場が用意されています。実際の職業人と接することで、職業観や将来の選択肢について具体的に考える機会となります。
異年齢での学び合いと保護者参加のオリエンテーション
小学1年生から中学生までが同じ場で学ぶ異年齢混合の学習環境を採用しています。異なる年齢層が共に活動することで、リーダーシップや協働力を育てる狙いがあります。
保護者向けには「発信力とは何か?」をテーマにしたオリエンテーションを開き、保護者・講師・生徒が共に考える時間が設けられています。家庭と教育現場が連携して子どもの成長を支える仕組みが導入されています。
設立の背景とミセカタの役割――地域社会への還元を目指す取組み
近年、SNSやAIを活用した発信力は企業活動のみならず個人のキャリア形成にも不可欠なスキルとなっています。しかし、子どもが正しく実践的に学べる教育環境はまだ限られているという課題がありました。これを踏まえ、スタディライフ熊本は地域に開かれた学びの場としてキャリアガーデンを開設しました。
株式会社ミセカタは、法人向けのSNSコンサルティングやPR動画制作で培った知見を教育分野へ展開しています。熊本での活動を通じて得たノウハウを子どもたちに還元し、「自分の言葉で安心して発信できる力」を育むことを目的としています。ミセカタはカリキュラム設計・授業運営のほか、SNSリテラシー教育や映像制作指導を担当しています。
開催スケジュール、運営体制、企業情報と参加の手引き
授業は原則として毎月第2・第4土曜日に開催し、職業講話は日曜開催を組み合わせます。授業形態は体験型が中心で、ドローン撮影やAI活用学習など時代のニーズに合わせた内容が計画されています。これにより、熊本から発信力のある若者を育て、将来的には地域全体の人材育成への寄与を目指します。
2025年度1学期のスクール開催日程は以下の通りです。特に職業講話は日曜日の開催が設定されており、週末を利用して学びを深める構成になっています。
- 10月4日(土)
- 10月25日(土)
- 10月26日(日・職業講話)
- 11月1日(土)
- 11月15日(土)
- 11月30日(日・職業講話)
- 12月6日(土)
- 12月7日(日・職業講話)
- 12月20日(土)通常授業
問い合わせや詳細な参加方法については、主催団体および協力企業の公式サイトから確認できます。関連リンクとして「https://career-garden.com/」のほか、ミセカタおよびスタディライフ熊本の公式サイトの連絡ページが案内されています。
ミセカタ(株式会社ミセカタ)会社情報
以下は株式会社ミセカタの主要情報です。企業設立から事業内容まで、キャリアガーデンにおける役割を理解するための基礎情報を整理しました。
- 社名
- 株式会社ミセカタ
- 所在地
- 福岡県久留米市小頭町4-10
- 設立
- 2024年6月4日
- 代表者
- 代表取締役 諸藤圭代
- 役員
- 専務取締役 諸藤健太郎
- 事業内容
- SNS導入支援・運用代行・コンサルティング、PR動画制作、写真・動画撮影、SNSリテラシー教育など
- URL
- https://misekata.jp
要点の整理
以下の表は本記事で紹介した「ジュニアビジネススクール キャリアガーデン」の主要な情報を整理したものです。開講日、対象、主なプログラム、関係各社や連絡先を一目で確認できるようにまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
開講日 | 2025年9月6日(開講)、プレスリリース日:2025年9月28日 |
対象 | 小学生〜中学生 |
主な学習内容 | 動画制作・上映、AI活用(ChatGPT等)、SNSリテラシー、ドローン空撮、探究学習、職業講話、名刺交換・プレゼン等の実践スキル |
開催頻度 | 原則:毎月第2・第4土曜日、職業講話は日曜開催を組み合わせ |
2025年度1学期日程 | 10/4、10/25、10/26(職業講話)、11/1、11/15、11/30(職業講話)、12/6、12/7(職業講話)、12/20(通常授業) |
主催・運営 | 主催:一般社団法人スタディライフ熊本/教育パートナー:株式会社ミセカタ |
ミセカタ所在地・設立 | 所在地:福岡県久留米市小頭町4-10/設立:2024年6月4日 |
代表者 | 代表取締役 諸藤圭代(株式会社ミセカタ) |
関連リンク・問い合わせ |
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本稿は、一般社団法人スタディライフ熊本による新教育拠点「ジュニアビジネススクール キャリアガーデン」の開講と、教育パートナーとして参画する株式会社ミセカタの役割、具体的なカリキュラムや開催スケジュール、企業情報を整理して伝えています。子どもたちが実践的なスキルを身につけ、社会とつながる力を育むことを目的とした取り組みの全容を網羅的に紹介しました。
参考リンク: