NudgeがJCBブランドカード発行、デザイン性と安心性を両立

JCBとナッジが描く若年層向けの“使える・選べる”カード体験

2025年9月29日15時、株式会社ジェーシービー（本社：東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長：二重 孝好）は、ナッジ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：沖田貴史）との提携により、次世代クレジットカード「Nudge（ナッジ）」におけるJCBブランドカードの発行を同日に開始したことを発表しました。今回の提供開始は、ナッジが自社で展開するクラブ「デザイン部」の一部券種の新規申し込み者を第一弾の対象としています。

両社の提携により、国内外約5,600万のJCB加盟店ネットワークでの利用が可能となり、日常の様々なシーンでの決済機会がさらに広がります。第一弾は「デザイン部」会員向けの提供ですが、今後はアーティストやタレント、キャラクターとの提携カードにも順次拡大され、JCBブランドを選べるカードラインナップを拡充していく予定です。

発表の背景と若年層のニーズ

キャッシュレスサービスに対するニーズは、特にZ世代を中心に多様化しており、従来のクレジットカード選択の軸である「ポイント」や「利便性」だけでなく、カードの使い方・管理方法・デザイン性といった要素が重要視されています（※1）。ナッジカードは「返済タイミングを自分で決められる」「アプリで管理が完結する」といった特徴により、若年層から支持を集めてきました（※2）。

今回JCBブランドに対応したことで、不正利用検知や加盟店表示の利便性といった「安心して使える仕組み」に加え、カード券面の表現性や“推し活”との親和性など、ナッジカードならではの魅力がさらに高まる見込みです。

Nudge JCBカードの主な特長：安心とデザインを両立

Nudge JCBカードは、若年層のニーズを踏まえた利便性とセキュリティ、そしてカードのデザイン性を重視した仕様になっています。ブランドの採用はJCBの国内最大級の加盟店ネットワークとセキュリティ体制を活かすものです。

以下に、このカードの主要な特長を整理します。各項目は、利用者が日常で安心して使える工夫と、自分らしさを表現できる要素を意識して設計されています。

不正利用の早期発見を支える加盟店情報の日本語表示

従来、利用直後に届く通知の加盟店名が英語表記や略称である場合、利用者が取引内容を即座に把握しにくく、不正利用の早期発見が遅れることがありました。JCBブランド対応により、取引直後でも日本語での加盟店名が通知されるため、利用者は自分の取引を容易に確認できます。

これにより、不正利用の早期発見と対応の迅速化が期待されます。通知内容の明瞭化は、若年層が日々スマートフォンで管理する利用スタイルにも適合します。

デザイン性を追求した券面設計とナンバーレス仕様

Nudge JCBカードは、カード表面を最大限に活用するため、利用者氏名や必要情報、ブランドロゴを裏面に集約します。カード番号の印字をなくしたナンバーレス仕様と組み合わせることで、セキュリティを確保しつつ、カードのグラフィックを楽しめる設計です。

また、タッチ決済対応をはじめ、EMV 3-Dセキュア等の不正検知システムも導入されており、利便性と安全性を両立しています。

• 取引通知の日本語表示による不正検知の早期化
• カード表面のグラフィック重視（ブランドロゴは裏面集約）
• ナンバーレス仕様／タッチ決済対応
• 不正検知システム（EMV 3-Dセキュア等）導入

デザインラインナップと発行・利用の具体的な流れ

ナッジが展開する「デザイン部」に入会すると、世界の名画を取り入れた「絵画コレクション」（全14種）や、全20色の「カラーコレクション」など、多彩なデザインからカードを選べます。カード利用額に応じて2枚目のカードを無料で発行できる仕組みもあり、デザインを複数持ち替えることが容易になっています。

公式サイトや各コレクションの詳細ページも公開されています。デザイン選択の幅が広い点は、いわゆる“推し活”需要との親和性が高く、若年層のカード利用動機に直接応えます。

発行のステップと所要時間

カード発行は、Nudgeアプリを通じて行います。手続きの流れは以下の通りです：

1. Nudgeアプリをダウンロードしアプリ内で入会申込
2. クラブ選択画面で「デザイン部」または「Nudge」クラブを選択
3. カードデザインを選択
4. 審査通過後、最短当日にバーチャルカード発行。リアルカードは約5営業日で郵送

つまり、審査通過が確認できれば即日からバーチャルカードで利用でき、リアルカードはおおむね5営業日で手元に届く流れです。

料金・仕様・返済方法の詳細

年会費は無料で、カードごとの発行費や仕様が明示されています。返済方法は2種類から選択または併用できます。

提携の枠組みと両社の役割、関連プログラム

今回の提携は、JCBが提供する支援プログラム「& JCB Fintech Program (～Your First Partner. JCB～)」を通じて実現しました。本プログラムは、カード発行など決済事業への参入を企図する企業への支援を目的としています。

JCBはブランドライセンス事業に加えてイシュイング事業やアクワイアリング事業等のノウハウを有しており、決済システムや業務構築に関する提案・支援を行います。これにより、ナッジは自社の1枚から発行できるオリジナルカード運用ノウハウと合わせ、より幅広い事業者へのカード発行支援事業を強化する意図があります。

各社の紹介

株式会社ジェーシービー（JCB）は、日本発唯一の国際カードブランドを運営する企業であり、アジアを中心に国内外のパートナー企業とJCBカードの発行を拡大しています。総合決済サービス企業の実現を目指し、多様な事業を展開しています。詳細はJCB公式サイトをご覧ください：https://www.global.jcb/ja/

ナッジ株式会社は「一人ひとりのアクションで、未来の金融体験を創造する」というミッションのもと、マイクロサービスアーキテクチャを用いた柔軟な決済システム基盤を強みとし、国内で数少ない「認定包括信用購入あっせん業者」として次世代クレジットカード「Nudge」を運営しています。公式サイトや各種コレクションの詳細も公開されています。

関連リンク（公式）

ナッジカード「デザイン部」： https://nudge.cards/design-club

絵画コレクション詳細： https://nudge.works/news/artcollection

カラーコレクション詳細： https://nudge.works/news/color-collection-24ss-release

ナッジカード返済方法の特長： https://nudge.cards/magazine/posts/how-to-repay-your-nudge-card

& JCB Fintech Program： https://www.global.jcb/ja/about-us/business-area/brand/jcb-fintech-support/index.html

まとめ：要点の整理

以下の表は、本記事で紹介したNudge JCBカードの主要事項を整理したものです。導入日、対象、主要特長、発行条件、リンク先を網羅しています。

本件は、若年層の多様化するニーズに対応するために、利便性・安心性・表現性を組み合わせたカードサービスの実装を推進する取り組みです。関連リンクや詳細は各社の公式ページにて確認できます。（※1 東京都「2024年度キャッシュレス決済比率に関する調査結果」、※2 ナッジカード独自調査： https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000073456.html、※3、※4 各コレクションの詳細ページ参照）