10月15日公開予定 StmAで期限管理を一気に効率化
ベストカレンダー編集部
2025年9月29日 16:13
StmA iOS公開
開催日:10月15日

店舗と物流の現場に適応する「大量一気読み」の実務的効果
2025年9月29日15時30分、株式会社アスタリスクは、独自コード技術「AsCode」を用いた期限管理アプリ「StmA(エスティマ)」を発表した。発表によれば、StmAはiOS版を2025年10月中旬にApple Storeで公開予定、月額利用料はおおむね1,000円程度で提供される見込みで、Android版も順次展開する計画である。
発表資料は、従来の運用と本アプリ使用時の業務差を明確に示している。従来は1点ずつバーコードを読み取るか目視確認する運用が中心で、時間と人手を要していた。StmAは数十点の商品をスマートフォンで一度に読み取り、期限状態を色やマークで瞬時に可視化する点をセールスポイントとしている。
店舗現場で期待される効果は具体的である。バックヤード業務の効率化、廃棄ロスの削減、スタッフ負担の軽減といった項目が挙げられており、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど多数の品目を扱う現場を主な対象としている。これにより、日々の棚卸・廃棄判断の時間短縮や人為的ミスの低減が図れるとしている。
- 読み取り対象:食品(賞味期限・消費期限)をはじめ、駐輪場、物流資材、各種サービス利用券など多様な利用シーンに対応
- 可視化方法:色(黄・赤など)+マーク(丸、レ点、バツ、三角など)で閾値を示す
- 導入負担:AsCodeを貼るだけで、他システムとの連携が不要なため低コストでの導入が可能

AsCode技術の設計思想と高速一括読み取りの仕組み
StmAの核となるのは、アスタリスクが独自に設計したコード「AsCode」である。プレスリリースでは、コードを極めてシンプルに設計することでカメラが瞬時に認識できる点を強調している。従来のコード設計思想を刷新し、「読みやすさ」を徹底追求したことが大量同時読み取りを可能にしているという。
技術的には、読み取りアルゴリズムとコードデザイン双方の最適化が並行して進められている。現在、特許出願中の独自技術により、高速かつ大量の同時読み取りが実現されていると説明されている。実稼働現場では、スマートフォンのカメラで数十点を一気に認識し、各アイテムの期限情報を個別に判定・表示できる。
設計のポイントと識別性能
AsCodeではコードの形状や密度、コントラストを含めた視認性が重視されている。従来のバーコードや2次元コードとは別の設計思想に基づき、読みやすさを第一に据えた点が特徴である。
読み取り精度向上のための技術要素として、次の点が挙げられている。
- シンプル設計
- コードの複雑性を排し、スマートフォンカメラでの高確度認識を実現。
- 高速同時読み取り
- 複数点を一度にスキャンできるアルゴリズムにより、現場の処理時間を大幅に短縮。
- 特許出願中
- 世界標準を目指した知財戦略を推進し、各国での特許出願を進めている。
StmAの機能詳細と提供・展開計画
アプリ名「StmA」は、Simple Threshold Markers AsCodeの意味から命名されている。名称が示す通り、期限の閾値をシンプルな印で直感的に把握できることを狙いとしている。期限の判定は複数ステータス(期限切れ・要注意・余裕あり等)に分類され、色とマークの組み合わせで視覚化する。
提供計画の主要点は次のとおりだ。iOS版が2025年10月中旬に公開予定で、Android版は時期を追ってリリースする。月額利用料は1,000円程度が予定されており、他システムとの連携が不要なため導入コストを抑えられる点を強調している。
項目 | 内容 |
---|---|
公開予定 | iOS版:2025年10月中旬(Apple Store)/Android版:順次展開予定 |
価格 | 月額約1,000円(他システム連携不要) |
言語対応 | 日本語・英語・中国語(多言語対応で海外展開を想定) |
主な利用対象 | コンビニ・スーパーマーケット・物流センター・製造現場・海外小売チェーン等 |
発表では、アプリの多言語対応(日本語・英語・中国語)により、アジアや欧米市場での利用を見込んでいること、海外小売チェーンや物流現場への導入を視野に国際販売展開を計画していることが明記されている。また、AsCode技術は各国での知財戦略を通じて、世界標準を目指す方針である。
- 利用シーン:食品(賞味期限・消費期限)、駐輪場、物流資材、サービス利用券など多岐にわたる
- 導入方法:AsCodeを対象物に貼付するだけで利用可能(他システム不要)
- ターゲット展開先:小売店舗、物流センター、製造現場、海外小売チェーン
企業情報・関連資料と記事のまとめ
発表主体である株式会社アスタリスクは、本社を大阪市に置き、代表取締役社長は鈴木規之。資本金は983,510千円(2025年5月31日現在)で、東京証券取引所グロース市場(証券コード:6522)に上場している。設立は2006年9月で、事業はAsReader事業(製品AsReaderの企画・開発・販売)やシステムインテグレーション事業を中心に展開している。
会社が公開している関連リンクや動画も発表資料に記載されている。製品や企業に関する詳細は以下の公式サイトおよびプロモーション動画で確認できる。
- プロモーション動画
- https://youtu.be/CxO6zCL-H_k
- 企業サイト
- https://www.asx.co.jp
- 製品サイト
- https://asreader.jp
以下に、本記事で触れた主要項目を整理した表を示す。発表日時、アプリ名、提供時期、価格、対応プラットフォーム、言語、想定利用場面、会社情報をまとめている。
項目 | 要点 |
---|---|
発表日時 | 2025年9月29日 15時30分(株式会社アスタリスクのプレスリリース) |
アプリ名 | StmA(エスティマ):Simple Threshold Markers AsCode |
公開予定 | iOS版:2025年10月中旬(Apple Store)、Android版:順次展開 |
価格 | 月額約1,000円(他システム連携不要で導入可能) |
対応言語 | 日本語・英語・中国語 |
主な利用シーン | コンビニ・スーパー・物流センター・製造現場・海外小売チェーン等 |
技術 | AsCode(特許出願中)、高速・大量同時読み取りが可能なコード設計と認識アルゴリズム |
会社名 | 株式会社アスタリスク(本社:大阪市、代表:鈴木規之、資本金:983,510千円、東証グロース:6522) |
参考リンク | 動画/企業サイト/製品サイト |
以上が、株式会社アスタリスクによるAsCodeを活用した期限管理アプリ「StmA(エスティマ)」の発表内容の整理である。この記事は発表資料に基づき、公開された日付・価格帯・対応プラットフォーム・技術的な要点・会社情報など、発表文の内容を漏れなくまとめ直したものである。
参考リンク: