塩入功司×昭和100年祭が10/20博多で開催
ベストカレンダー編集部
2025年9月29日 16:24
塩入功司×昭和100年祭
開催期間:10月20日〜11月19日

昭和の情緒を辿る時間旅行——塩入功司×「昭和100年祭」東京公演の全貌
2025年9月29日15時37分付で発表されたプレスリリースによれば、『昭和100年祭』実行委員会と、BS日テレ『BS日本こころの歌』でお馴染みの混声コーラスグループフォレスタのメンバー、塩入功司によるコラボ公演が、3大都市を巡るツアーとして企画され、その初日となる東京公演のコンサートリポートが届けられました。
この公演は「昭和一桁代から90年代までを10年ごとに一曲ずつ取り上げる」という構成で、選曲の軸は『昭和の情緒があふれる歌』。昭和の名曲を通して「昭和100年の時間旅行」を体感させる趣向になっています。主催は『昭和100年祭』実行委員会で、同組織は今年迎えた昭和100年を機に、昭和の文化を次世代へ伝承する活動を昨年から開始していると明示されています。

塩入功司の立ち位置と役割
塩入功司はフォレスタ在籍10年以上の実力派メンバーで、近年はソロコンサート活動にも力を入れています。自らを「昭和情緒伝承歌人」と名乗り、明治・大正・昭和の唱歌や童謡、抒情歌、さらには時代の流行歌や軍歌までをレパートリーに含め、子々孫々に文化を残すことを目的に活動している点が紹介されました。
フォレスタはクラシックを基礎にした男女混声コーラスで、オーディションを経て結集したメンバーが活動していること、BS日テレ『BS日本こころの歌』での出演で広く知られていることも本文中で触れられています。
- 発表日時:2025年9月29日 15時37分
- 主催:『昭和100年祭』実行委員会
- 出演:塩入功司(ソロ・フォレスタ)/ピアニスト 篠宮久徳/MC 和泉朱音/プロデューサー 北村明広

ステージ構成と具体的な選曲 — 10年ごとの情緒を一曲に込める
コンサートはピアノ一台のみが据えられたシンプルなステージで始まり、ピアニスト篠宮久徳とともに塩入が登場。オープニングは「イヨマンテの夜」を力強く歌い上げ、続く5曲は今回のテーマに合わせて全て昭和の名曲で統一されました。
プログラムは「昭和を10年ごとに切り取り、各年代の情緒を象徴する1曲ずつをセレクトする」という明快な構成です。選曲は塩入本人、MCで演出も手がける和泉朱音、そして『昭和100年祭』プロデューサーの北村明広の3者で協議して決定されたと明記されています。

会場で披露された曲目と配置意図
MCの和泉朱音によってコーナーオープニングが告げられ、「世界の国からこんにちは(昭和40年代)」がコーナーの開幕曲となりました。この曲は大阪万博のテーマソングとしての連想を誘い、プロデューサー北村が示す「大阪万博で昭和中期が終わった」という持論と結びつけてプログラムが組まれています。
前半の第1部では、戦争の記憶を忘れない姿勢として「同期の桜(昭和10年代)」を配置。戦争に対してはイデオロギーを持ち込まず、事実としての記憶を未来へ残すというコンサート全体の精神がここでも示されています。
- 昭和一桁代:影を慕いて
- 昭和10年代:同期の桜
- 昭和20年代:東京キッド(美空ひばり)
- 昭和30年代:上を向いて歩こう
- 昭和40年代:世界の国からこんにちは
- 昭和50年代:シクラメンのかほり
- 昭和60年代:花~すべての人の心に花を
- 昭和70年代:さくら(独唱)
- 昭和80年代:いのちの歌(竹内まりや)
- 昭和90年代:地球儀(米津玄師)
特筆すべきは、北村が「最も怖かった」と語る昭和90年代扱いの米津玄師「地球儀」の配置。フォレスタ/塩入の観客層には高齢層が多く、この新しい作曲家の曲が会場でどのように受け止められるか懸念があったことが明かされています。実際には会場にしっかり伝わった感触が得られたとされています。
後半第2部は美空ひばり「東京キッド(昭和20年代)」で幕を開け、続いて「影を慕いて」「上を向いて歩こう」と続く流れで戦後復興期から発展期、スターの時代をなぞる編成でした。昭和50~70年代は「シクラメンのかほり」「花~すべての人の心に花を」「さくら(独唱)」と“花”をテーマにした3曲を連続で配し、情緒的な連続を作りました。

『昭和100年祭』というプロジェクトと北村明広の役割
『昭和200年に向けたカルチャー創造宣言 昭和100年祭(登録商標)』は、今年迎えた昭和100年を見据えたカルチャー創造活動で、昨年より活動を開始。目標は昭和の良き文化を継承し、最終的に昭和200年を目指すことと明記されています。
賛同者に対しては商標およびロゴマークを基本無償で使用許諾しており、企業・自治体・団体・個人まで広く賛同者を募っています。賛同者同士のネットワーク形成や、『昭和100年祭』のブランドを活用した新たなビジネスやコミュニティの創出も目標に掲げられている点が強調されています。

北村明広の経歴と関連プロジェクト
プロデューサーの北村明広は、この春にワニブックスより刊行した初めての書籍『俺たちの昭和後期』が即座に重版となるヒットを記録したことが触れられています。本業としては数多くの雑誌創刊に関わってきた編集者で、代表的な創刊作に『昭和40年男』『タンデムスタイル』『風まかせ』などがあります。
北村は『昭和100年祭』以外にも『還暦維新』『昭和びと秘密基地』といったプロジェクトを主宰しており、昭和文化の保存と発信に長年取り組んでいることがわかります。プログラム上の大阪万博関連の配置は、北村の著作で示される歴史観と直接結びつけられていました。
- 商標・ロゴ使用
- 賛同者には原則無償で使用許諾
- ターゲット
- 企業、自治体、団体、個人など広く賛同者を募集中
- 関連プロジェクト
- 還暦維新、昭和びと秘密基地

今後の公演日程と実務的な情報、最後に要点整理
今回のツアーは3大都市を巡る予定で、東京公演はソールドアウトとなった一方で、以下の公演が今後実施されます。券の有無に関する情報もプレスリリースに明示されています。
- 博多公演:2025年10月20日 博多大名MKホール(チケットあり)
- 西宮公演:2025年11月19日 西宮市甲東ホール(チケットあり)
東京公演の報告は、ピアノのみのシンプルなステージで始まり、篠宮久徳のピアノと塩入の歌唱、MC和泉の進行で構成され、前述のとおり10年代区切りで選曲が行われたことが伝えられました。また公演のサブタイトルは「昭和を巡る壮大なる時間旅行」とされています。
プレスリリースには関連情報として、イベント分類やビジネスカテゴリ、キーワード一覧、関連リンクが添えられています。画像素材はプレスリリース素材としてダウンロード可能である旨の案内も含まれていました。
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- 芸能/雑誌・本・出版物
- キーワード(抜粋)
- 昭和100年祭、昭和200年、フォレスタ、米津玄師、大阪万博、俺たちの昭和後期、塩入功司、北村明広、竹内まりや、いのちの歌
- 関連リンク
- https://www.showa100fes.jp/
最後に、本文で触れられた主要ポイントを整理した表を以下に示します。本文で取り上げた日付、会場、曲目、関係者情報などを一覧にまとめ、記事の要点を確認しやすくしています。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日時 | 2025年9月29日 15:37(『昭和100年祭』実行委員会のプレスリリース) |
主催 | 『昭和100年祭』実行委員会 |
出演 | 塩入功司(フォレスタ)、ピアニスト 篠宮久徳、MC 和泉朱音、プロデューサー 北村明広 |
東京公演 | 初日公演はソールドアウト。コンサートリポートの対象となった会場 |
博多公演 | 2025年10月20日 博多大名MKホール(チケットあり) |
西宮公演 | 2025年11月19日 西宮市甲東ホール(チケットあり) |
プログラム(年代順) | 一桁代:影を慕いて/10年代:同期の桜/20年代:東京キッド/30年代:上を向いて歩こう/40年代:世界の国からこんにちは/50年代:シクラメンのかほり/60年代:花~すべての人の心に花を/70年代:さくら(独唱)/80年代:いのちの歌/90年代:地球儀 |
プロジェクト理念 | 昭和の良き文化を継承し、昭和200年を目指すカルチャー創造活動。商標・ロゴは賛同者に原則無償で提供 |
関連リンク | https://www.showa100fes.jp/(公式サイト) |
その他 | プレスリリース素材(画像等)のダウンロード提供あり。北村明広の著書『俺たちの昭和後期』は重版のヒット |
以上がプレスリリースの内容を基にした公演の概況と背景情報の整理です。昭和の名曲を年代別に並べた構成、塩入功司の「昭和情緒伝承歌人」としての姿勢、そして『昭和100年祭』の理念と具体的な取り組みが一連の情報として報告されています。
参考リンク: