ウィルオブ・ワークが新サービス『デジたま』開始
ベストカレンダー編集部
2025年9月29日 16:48
デジたま提供開始
開催日:9月29日

若手の新卒を“デジタル人材”へ育成し派遣する新サービスの狙い
ウィルグループ傘下の株式会社ウィルオブ・ワーク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:村上秀夫)は、若手の新卒人材を対象にデジタルスキルを段階的に習得させ、企業へ派遣する新サービス『デジたま』の提供を開始しました。発表日時は2025年9月29日14時00分で、2027年4月入社の新卒人材の派遣に向けて企業案内を開始しています。
サービス開始の背景には、少子高齢化による生産年齢人口の減少と、それに伴う労働力不足、さらに企業側でのIT・デジタル人材不足があります。経済産業省の推計に基づくと2030年には最大79万人のデジタル人材不足が想定されており、企業の業務効率化を進めるための若手育成が急務となっています。

社会的課題と企業のニーズを結ぶ取り組み
『デジたま』は単純な人員補充を目的とした人材派遣ではなく、企業の持続的な成長と社会的課題の解決を目指す仕組みとして設計されています。新卒からデジタルスキルを育てる発想により、中途採用だけでは確保が難しい若手人材を組織内で長期的に活用できることが狙いです。
サイトURLは以下の通りです。詳細なサービス説明や案内は公式ページで確認できます。
https://willof-work.co.jp/corp/service/officework/digitama/

サービスの仕組みと育成内容 — 2年間で実務対応できる人材へ
『デジたま』は、新卒を中心としたデジタル未経験の若手人材を対象に、入社後約2年間をかけて企業と協働で育成・派遣する仕組みです。育成は基礎から実務レベルまで段階的に行われ、Excel(マクロ、VBA)、RPA、OCR、生成AIなどの技術を習得させます。
育成期間中は当社が定期的にデジタル教育を実施し、派遣先企業側の採用・育成コストの負担を抑えつつ、成長を継続できる人材を企業に提供します。育成終了後も継続的にスキルアップの機会を設けることが想定されています。
学習の段階イメージと想定スキル
育成は段階的に進み、基礎理解から自動化・応用までを含みます。段階ごとに実務に直結する能力を身につけ、派遣先の業務効率化に貢献することを目的としています。
- 基礎学習:Excelの基本操作、関数理解、データ整理の基礎
- 自動化導入:Excelマクロ、VBAによる自動処理・RPAの導入支援
- データ活用:OCRの活用による紙情報のデジタル化、生成AIを活用した業務支援
- 実務適用:派遣先の業務に合わせたカスタマイズと運用サポート
採用と雇用形態の特徴 — 長期的な定着を重視
『デジたま』で採用される人材は、一般派遣のような有期雇用ではなく、すべて株式会社ウィルオブ・ワークの正社員(無期雇用)として採用されます。これにより派遣先企業において長期的かつ安定的に勤務することが可能となり、継続的な活躍が期待できます。
採用チャネルは厳選されており、正社員求人広告のみを活用して新卒正社員・中途正社員の集客を行います。就業意欲が高く、長期的な活躍を見込める人材を採用することが方針です。
初年度の規模と拡大計画
初年度の目標は、2027年4月に入社する新卒人材約25名の派遣を予定しています。サービスは段階的に拡大を目指すとされており、企業ニーズに応じて採用・育成規模の拡大が検討されます。
派遣開始に向けて、企業への案内は既に開始されているため、導入を検討する企業は公式ページから詳細を確認することで、導入スケジュールや教育プランの確認ができます。
ウィルオブ・ワークの事業背景と企業情報
ウィルオブ・ワークは販売、コールセンター、介護など業種に特化した「人材派遣」「業務請負」「人材紹介・紹介予定派遣」サービスを提供しており、業種に特化した教育活動を通じて専門性の高い人材サービスを展開しています。掲げるビジョンは『Chance-Making Company』で、すべての人の可能性を信じ、多様な働き方や機会の創出を目指しています。
同社の総合求人情報サイトは以下のURLです。詳細な事業領域や採用情報は公式サイトで案内されています。
https://willof.jp/
会社概要(公表情報)
- 社号
- 株式会社ウィルオブ・ワーク
- 本社所在地
- 東京都新宿区新宿三丁目1番24号 京王新宿三丁目ビル3階
- 設立
- 1997年1月
- 代表
- 代表取締役社長 村上 秀夫
- 資本金
- 9,900万円
- 従業員数
- 4,608名(2025年3月31日現在)
- 事業URL
- https://willof-work.co.jp/
サービス要点の整理と導入を検討する企業への情報まとめ
以下の表は本記事で紹介した『デジたま』の主要情報を一覧化したものです。企業側が導入可否を検討する際に必要な主要項目を整理しています。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | デジたま(若手デジタル人材派遣サービス) |
発表日時 | 2025年9月29日 14:00 |
提供会社 | 株式会社ウィルオブ・ワーク(ウィルグループ) |
目的 | 新卒中心の若手をデジタル人材として育成・派遣し、企業の業務効率化と人材不足に対処する |
対象スキル | Excel(マクロ・VBA)、RPA、OCR、生成AI など |
育成期間 | 入社後約2年間(段階的に基礎から実務まで習得) |
採用形態 | 株式会社ウィルオブ・ワークの正社員(無期雇用)として採用し派遣 |
採用チャネル | 正社員求人広告のみ(新卒正社員・中途正社員の集客) |
初年度(目標) | 2027年4月入社の新卒人材 約25名程度の派遣を予定 |
背景データ | 少子高齢化による労働力不足とDX推進需要。経済産業省は2030年に最大79万人のデジタル人材不足を指摘 |
会社所在地など | 本社:東京都新宿区新宿三丁目1番24号 京王新宿三丁目ビル3階、設立:1997年1月、資本金:9,900万円、従業員数:4,608名(2025/3/31) |
公式URL | https://willof-work.co.jp/corp/service/officework/digitama/ |
本記事では発表資料に基づき、サービスの目的、仕組み、採用・雇用形態、初年度の規模、会社概要を整理して伝えた。導入を検討する企業は公式ページで育成プログラムの詳細や導入手順を確認することができる。
参考リンク: