ブルーオーシャンドーム、来場者100万人到達 記念セレモニー詳報

来場者100万人達成

開催日:9月25日

来場者100万人達成
BLUE OCEAN DOMEってどんな施設なの?
海の蘇生をテーマにした大阪・関西万博の民間パビリオンで、ドームA〜Cの体験型展示やシアター映像、国際連携イベントを通じて海洋保全を学べる施設。サラヤの天然成分「ソホロ」も紹介している。
100万人達成っていつで何があったの?
累計来館者100万人は2025年9月25日に達成され、9月30日にサラヤが公式発表。達成当日は記念セレモニーが開かれ、100万人目の来館者に記念品が贈られた。

BLUE OCEAN DOMEが来場者100万人を達成した日付と式典の様子

サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)は、2025年9月25日(木)に、同社がパビリオンパートナーを務める2025大阪・関西万博パビリオン「BLUE OCEAN DOME」(出展:ZERI JAPAN)の累計来館者数が100万人を達成したと2025年9月30日11時に発表しました。達成日である9月25日には記念セレモニーが開催され、100万人目となった来館者へ記念品が贈呈されました。

式典では関係者が集まり、到達の瞬間を見守りました。写真資料としては「左:サラヤ副社長 更家一徳 右から1~3番目:100万人目の来館者となった谷埜様ご家族」との記載があり、来館者100万人到達の記録とともに、関係者と来館者の様子が伝えられています。

2025大阪・関西万博パビリオン「BLUE OCEAN DOME」来場者数100万人を達成 画像 2

達成の日時と発表情報

累計来館者数100万人の到達日は2025年9月25日(木)であり、その到達についての公式発表は2025年9月30日 11時00分に行われました。発表元はサラヤ株式会社です。

記念式典においては100万人目の来館者に対する記念品贈呈が実施され、パビリオンや協力団体による活動の節目として取り扱われました。達成の背景には万博来場者数の継続的な増加とパビリオンの魅力が寄与しています。

2025大阪・関西万博パビリオン「BLUE OCEAN DOME」来場者数100万人を達成 画像 3

BLUE OCEAN DOMEのコンセプトと展示構成

BLUE OCEAN DOMEは、2019年のG20大阪サミットで表明された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を受け、海洋プラスチックごみによる追加的な汚染を2050年までにゼロにすることを目指す理念を反映したパビリオンです。テーマは「海の蘇生」で、海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護を中心に据え、来館者が楽しみながら環境保護の考え方を学べる場となっています。

四方を海で囲まれた大阪・関西万博において、民間パビリオンの中で唯一海をテーマにしたパビリオンである点が特徴です。建築プロデューサーには坂茂(坂茂建築設計)、総合プロデューサーには原研哉(日本デザインセンター)が起用され、空間設計と展示演出の両面で専門家の手が加えられています。

2025大阪・関西万博パビリオン「BLUE OCEAN DOME」来場者数100万人を達成 画像 4

展示の詳細構成

BLUE OCEAN DOMEは複数のドームで構成され、それぞれ異なる体験を提供します。各ドームは来館者の理解を深めるために企画され、教育的な要素と体験型の要素を兼ね備えています。

以下にドームごとの展示内容を整理します。

  • ドームA:水の循環を再現し、来場者に水の面白さと不思議さを体験させる展示。
  • ドームB:シアター式の空間で圧倒的な映像を視聴することにより、来場者の意識変容を促す演出。
  • ドームC:世界各国から参加する組織・団体と連携しイベントを開催する交流・発信の場。

敷地面積は3,503.25㎡であり、展示動線と体験プログラムが設計されて、来場者が段階的に海洋保全への理解を深められる構成になっています。

サラヤの関与と「ソホロ(SOFORO)」の展示

創業以来、人と地球にやさしい製品づくりを行ってきたサラヤは、BLUE OCEAN DOMEのパビリオンパートナーとして運営支援を行うとともに、海洋問題解決を目的とする「ブルーオーシャン・プロジェクト」に取り組んでいます。パビリオン内の展示やイベント運営を通じて、企業の技術と教育を結びつける役割を担っています。

特にドームCでは、サラヤが世界で初めて実用化に成功した天然酵母の発酵によって生み出される天然成分「ソホロ(SOFORO)」を展示しています。ソホロは次世代の海洋保全に向けた技術紹介として位置づけられており、来館者に対してその技術的な背景や可能性を提示しています。

ソホロ(SOFORO)に関する説明

ソホロは天然酵母の発酵から生まれる天然成分であり、サラヤによって世界で初めて実用化に成功したと説明されています。展示においては、技術の概要、利用可能性、そして海洋環境に対する応用の観点から来館者へ紹介されています。

ドームCの展示では、ソホロを含む技術紹介に加え、世界各国の組織や団体と連携したイベントが開催され、来館者に対して実例や研究の進捗を示す場が設けられています。

ZERI JAPANの役割と関連情報

ZERI JAPANは、サラヤの代表取締役社長である更家悠介が理事長を務めるNPO法人で、資源とエネルギーを循環再利用し、廃棄物をゼロに近づける「ゼロ・エミッション構想(ZERI: Zero Emissions Research and Initiative)」を出発点としています。2001年に設立され、日本における環境教育の啓発と実践、産業クラスター(連環)の構築、会員企業への情報提供や技術指導などを主たる活動としています。

ZERI JAPANはBLUE OCEAN DOMEの出展者として、海洋保全をめぐる理念と具体的な取り組みを国内外に発信しています。公式サイトや万博特設ページを通じて、展示内容や関連イベントの情報が提供されています。

ZERI JAPAN公式サイト
https://www.zeri.jp/
大阪・関西万博特設サイト(ZERIページ)
https://www.zeri.jp/expo2025/
サラヤ公式サイト(関連リンク)
https://www.saraya.com/

これらの情報源では、展示の詳細やイベントスケジュール、団体の活動報告などが公開されています。ZERI JAPANとサラヤの連携は、産業界と市民の間で知見を共有する枠組みとして位置づけられています。

要点の整理(本記事のまとめ)

以下の表は本記事で触れた主な情報を分かりやすく整理したものです。日付、関係者、展示構成、主要技術、参照リンクなどを網羅しています。

項目 内容
発表者 サラヤ株式会社(本社:大阪/代表取締役社長:更家悠介)
発表日時 2025年9月30日 11時00分
累計来館者100万人達成日 2025年9月25日(木)
記念行事 達成記念セレモニー、100万人目来館者への記念品贈呈(谷埜様ご家族が該当)
パビリオン名 BLUE OCEAN DOME(出展:ZERI JAPAN)
テーマ 海の蘇生(海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護)
敷地面積 3,503.25㎡
建築プロデューサー / 総合プロデューサー 坂茂(坂茂建築設計) / 原研哉(日本デザインセンター)
展示構成 ドームA:水の循環体験 / ドームB:シアター式映像 / ドームC:国際連携イベント・技術展示(ソホロ等)
主要技術 サラヤの天然成分「ソホロ(SOFORO)」の展示(天然酵母発酵由来、世界で初の実用化)
関連団体 ZERI JAPAN(理事長:更家悠介、NPO法人)
参照リンク ZERI JAPAN公式サイト / 万博特設ページ / サラヤ公式サイト

本稿はサラヤ株式会社による公式発表の内容を基に、BLUE OCEAN DOMEの来館者数100万人達成、展示構成、関係団体および主要技術のポイントを整理して報告しています。提供された情報は、発表時点の事実に基づいてまとめられています。

参考リンク: