10月1日発売 バブアー×ポール・スミス、ビデイル再解釈の新コレクション
ベストカレンダー編集部
2025年9月30日 14:56
ポール・スミス×バブアー
開催日:10月1日

英国の田園と都会が出会う──「Paul Smith Loves Barbour」誕生の背景
2025年10月1日、英国ブランドの二大勢力であるBarbour(バブアー)とPaul Smith(ポール・スミス)によるカプセルコレクション「Paul Smith Loves Barbour(ポール・スミス ラブズ バブアー)」が発売されます。発表日は2025年9月30日12:00のリリースに基づき、両ブランドの伝統と個性を掛け合わせた新作が、バブアー直営店および公式オンラインストアで展開されます。
本コレクションは、英国のカントリーショー(農村の品評会)に着想を得ており、クラシックなカントリースタイルにユーモアや遊び心を織り込むことを狙いとしています。都会的な洗練と田園の実用性という対照的な要素が互いに引き立て合い、両ブランドの持つ価値観が重なり合うことで独自の表情を生み出しています。

クリエイティブコンセプトの要点
クリエイティブコンセプトは「英国らしさをベースに、ウィットと現代的な感性で再構築された遊び心あるコントラスト」です。舞台を英国のカントリーフェアに設定し、懐かしさと予想外の組み合わせを通じて新たな個性を提示します。
バブアーが持つ田園的なDNAと、ポール・スミスの都会的でポジティブな視点が交差することで、伝統的ディテールと現代的な色使い・モチーフが同居するラインアップになっています。

コレクションの特徴と主要アイテムの詳細
本コレクションの中心はバブアーを代表するモデル、ビデイル(Bedale)ジャケットの再解釈です。メンズ・ウィメンズともに展開され、ポール・スミスならではのストライプのパッチワークや、ブロックカラーのバージョンなど複数の表情が用意されています。
アイテム群はワックスドコットンのジャケットを中心に、ニットウェア、アクセサリー、Tシャツ、レインウェア、フットウェアまで幅広くカバーしています。新しいカラーパレットやパッチワーク、フリジアン牛のモチーフが随所に配されており、伝統と遊び心が融合したデザインが特徴です。

主なアイテムと価格
- Barbour x Paul Smith OS Bedale Wax Jacket:¥94,600(税込)
- Barbour x Paul Smith Stripe OS Bedale Wax Jacket:¥97,900(税込)
- Barbour x Paul Smith Multi Crew Knit:¥39,600(税込)
- Barbour x Paul Smith pin budge(各):¥2,200(税込)
上記以外にも、ショート丈のトランスポートジャケット、バブアータータンを組み合わせたスナップイン・ライナーベスト、ワックスドコットンのバケットハット、レインブーツなど、レイヤリングや天候対応を考慮したラインナップが用意されています。
ピンバッジは今回のコラボレーションで特に遊び心のあるアクセントとして展開され、モチーフはグリーンのオウム、受賞リボン(ロゼット)、フリジアン牛が含まれます。帽子やジャケットの襟に取り付けることでスタイリングの変化を楽しめます。

デザインの要素と素材、機能性
ワックスドコットンには従来のイメージを超える新たなカラーパレットが採用され、パッチワークのディテールがそれぞれのピースに個性を与えています。フリジアン牛のモチーフは、英国のカントリー・ライフに根差した要素をポール・スミスの視点で再構築したものです。
また、ニットウェアはざっくりとした風合いを意識して選定され、ワックスジャケットの下に重ねることで寒冷期の屋外活動にも対応できるようデザインされています。天候変化を考慮したレインブーツやバケットハットなどは、機能性とスタイルの両立を図った提案です。

レイヤリングとアップサイクルの観点
スナップイン・ライナーベストは既存のジャケットに取り付けて着用することで、1着のジャケットで複数の季節に対応することが可能です。こうしたレイヤリングの提案は、長く着用することを重視する両ブランドの姿勢と合致します。
Barbourはサステナビリティに関連する活動として、「Wax for Life(ワックス・フォー・ライフ)」プログラムを実施しています。不要になったワックスジャケットの回収・クリーニング・補修・リワックスを通じてアップサイクルを行い、廃棄せずに新たなオーナーへ受け継ぐ取り組みを継続しています。

ブランドの背景、沿革、流通情報と問い合わせ
両ブランドの背景を押さえると、本コレクションの意義がより明確になります。ポール・スミスは1970年にイングランド・ノッティンガムで小さな店からスタートし、現在は世界60か国以上で130店舗以上を展開するインディペンデントなデザインカンパニーです。ブランドの根底には「ポジティブな精神」「好奇心」「創造性」があり、これらは商品やコラボレーションに一貫して反映されています。
一方のBarbourは1894年にジョン・バブアーによってサウスシールズで創業し、北海に面した厳しい気候で働く労働者向けの撥水アウターウェアの提供から始まりました。5代にわたり家族経営が続き、創業130年を迎えたブランドとして、世界55か国以上で販売されています。2024年5月には現5代目会長マーガレット・バブアーがロイヤル・ワラントを授与されています。

流通・発売情報と問い合わせ先
本コレクションは2025年10月1日(水)より、バブアー直営店およびバブアー公式オンラインストア(https://www.japan.barbour.com/)にて販売されます。展開店舗は直営店中心の取り扱いとなるため、各店舗の在庫状況は事前に確認が推奨されます。
お問い合わせ先は以下の通りです。株式会社バブアー パートナーズ ジャパン、TEL: 03-6380-9170、e-mail: info@barbourpj.co.jp。また、プレスリリース内で使用されている画像ファイルはダウンロード可能とされています。
関係者のコメント
イアン・バーギン(Barbour メンズウェア・フットウェア・アクセサリー ディレクター)は、本コレクションについて次のように述べています。
「サー・ポールがもたらす独特の世界観は、今回のコラボレーションにも色濃く表れています。美しいガーメントの中に隠されたディテールや、遊び心あふれるアプローチが、バブアーの実用性とスタイルと見事に融合しています。その結果生まれたのは、両ブランドの精神が随所に息づく、本当に‘本物の出会い’を感じさせるコレクションです。発売が非常に楽しみです。」
このコメントは、両ブランドの相互理解とデザイン哲学の融合がコレクションの根幹であることを示しています。
要点の整理
以下の表は、この記事で取り上げた主要事項をわかりやすく整理したものです。発売日、主要商品、価格、販売チャネル、問い合わせ先など、読者が必要とする基本情報をまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
リリース発表日時 | 2025年9月30日 12:00(プレスリリース発表) |
販売開始日 | 2025年10月1日(水) |
コレクション名 | Paul Smith Loves Barbour(ポール・スミス ラブズ バブアー) |
主要アイテム(例) | OS Bedale Wax Jacket、Stripe OS Bedale Wax Jacket、Multi Crew Knit、ピンバッジ、トランスポートジャケット、スナップイン・ライナーベスト、バケットハット、レインブーツ |
価格(一部) | Bedale Wax Jacket:¥94,600(税込)、Stripe Bedale:¥97,900(税込)、Multi Crew Knit:¥39,600(税込)、ピンバッジ:¥2,200(税込) |
デザインの特徴 | ワックスドコットンの新カラーパレット、ストライプのパッチワーク、フリジアン牛モチーフ、英国カントリーショーの要素を反映 |
販売チャネル | バブアー直営店、バブアー公式オンラインストア(https://www.japan.barbour.com/) |
ブランド情報 | Paul Smith:1970年創業(ノッティンガム)、60か国以上で130店舗以上。Barbour:1894年創業(サウスシールズ)、創業130年、世界55か国以上で販売、2024年ロイヤル・ワラント授与。 |
サステナビリティ施策 | Barbourの「Wax for Life」プログラム(回収・クリーニング・補修・リワックスによるアップサイクル) |
問い合わせ | 株式会社バブアー パートナーズ ジャパン TEL: 03-6380-9170 / e-mail: info@barbourpj.co.jp |
関連リンク | https://www.japan.barbour.com/ |
この記事では、発表されたコレクションの全容と背景、主要アイテムの価格・流通情報、両ブランドの歴史やサステナビリティへの取り組みを整理しました。発売開始日は2025年10月1日で、象徴的なビデイルジャケットをはじめとするラインナップは、伝統と遊び心を兼ね備えたコレクションとして紹介されています。
参考リンク: