高校生200名調査で見る2025年秋のトレンド総覧

高校生秋トレンド調査2025

開催期間:9月3日〜9月10日

高校生秋トレンド調査2025
高校生の今いちばん流行ってるものって何?
15〜18歳の高校生200名のWEB調査結果で、言葉1位は「〇〇で今これ」(8.5%)、キャラは「ラブブ」(51%)、番組は『今日、好き』(54%)、食はアサイーボウル(18.5%)が上位です。
この調査って信頼できるの?
調査主体は株式会社アイ・エヌ・ジーで期間は2025/9/3〜9/10、回答200名。渋谷拠点のINGteensの声も反映されており高校生の傾向を示すが、地域やサンプル偏りは留意が必要です。

渋谷を拠点に伝える、2025年秋の高校生トレンド概況

株式会社アイ・エヌ・ジーが2025年9月30日11時25分に公表した「渋谷トレンドリサーチ 2025年秋の特大号」は、流行に敏感な高校生(15〜18歳)200名を対象に行ったWEBアンケートをもとに、Z世代のいまを細やかに可視化した調査レポートである。調査期間は2025年9月3日〜9月10日、回収有効回答数は200名で、渋谷を拠点に活動するINGteens高校生メンバーの生の声も反映している。

本稿では発表された全項目についてデータとコメントを丁寧に整理する。プレスリリースの全情報を省略せず記載し、各カテゴリの1位〜上位項目、実際の高校生コメント、ネクストトレンドの詳細、調査概要や引用方法までを網羅する。

調査主体:株式会社アイ・エヌ・ジー(渋谷トレンドリサーチ)

調査テーマ:2025年秋のトレンド調査(対象:高校生男女 15〜18歳、期間:2025年9月3日〜9月10日、方法:WEBアンケート、有効回答数:200名)

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日常語・物事・食べ物・ポーズ──高校生が今使う/好むもの

本章では「今流行っている言葉」「今流行っている物事」「今流行っている食べ物」「今流行っているポーズ」を順に示す。各項目には上位10位前後のランキングと、リリース内の高校生コメントや背景説明を付記する。

複数回答可の項目が多く、ランキングには実際の得票率(%)を併記する。若年層のSNS文化や映像コンテンツの流入が、言葉や行動の変化に大きく影響している点が共通の特徴である。

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「今流行っている言葉」トップ10(複数回答可)

本調査での言葉ランキングは、TikTokをはじめとするミーム文化が日常語化している様子を示す。以下は順位と得票率である。

  • 1位 〇〇で今これ (8.5%)
  • 2位 両手に男でーす (6.5%)
  • 3位 めろい (5.0%)
  • 4位 ビジュいいじゃん (4.0%)
  • 4位 もんた界隈 (4.0%)
  • 4位 開示だな (3.5%)
  • 6位 〇〇界隈 (2.5%)
  • 6位 〇〇でしぬ! (2.5%)
  • 6位 オイラが行くしかねえな (2.5%)
  • 9位 両手に〇〇 (2.5%)
  • 10位 やったー (2.0%)

背景説明として、1位「〇〇で今これ」は2022年頃の“今これ構文”や中国発のダンスミームの流れを汲んでいる。2位の「両手に男でーす」はABEMA『今日、好きになりました。』の出演者・長浜広奈の発言由来で、自然発生的なフレーズがSNSで定着した例である。3位「めろい」は「メロメロになる」が語源のネットスラングで、推しの魅力表現に使われている。

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「今流行っている物事」トップ(複数回答可)

物事のランキングでは、キャラクターや映画、ネット素材など多様な項目が上位に並んだ。得票率は以下の通りである。

  • 1位 ラブブ (12.5%)
  • 1位 鬼滅の刃 (12.5%)
  • 3位 ピクセルキャラ (6.0%)
  • 4位 国宝メイク (3.0%)
  • 4位 肘打ち界隈 (3.0%)
  • 6位 BeReal. (2.5%)
  • 6位 今日好き (2.5%)
  • 8位 シール帳 (2.0%)
  • 9位 8番出口 (1.5%)
  • 9位 AIフィギュア加工 (1.5%)
  • 9位 ChatGPT (1.5%)
  • 9位 ガチャガチャ (1.5%)
  • 9位 メロい女メイク (1.5%)
  • 9位 国宝 (1.5%)

特徴として、ラブブは中国発の“ブサカワ”キャラクターで、BLACKPINKのリサが紹介したこともあり注目が拡大。映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』のヒットにより「鬼滅の刃」も同率1位となっている。3位のピクセルキャラはChatGPT等の生成ツールを活用した素材で、SNSのプロフィールや動画素材として人気を博している。

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「今流行っている食べ物」トップ(複数回答可)

食べ物ランキングは、猛暑が残る季節性とSNS映えの両方が影響している。以下が上位の推移である。

  • 1位 アサイーボウル (18.5%)
  • 2位 麻辣湯 (12.0%)
  • 3位 ヨーグルトアイス (6.5%)
  • 4位 グリークヨーグルト (4.5%)
  • 5位 sago (2.5%)
  • 5位 スタバ新作 (2.5%)
  • 7位 かき氷 (2.5%)
  • 8位 ゴンチャ (1.5%)
  • 8位 さつまいもスイーツ (1.5%)
  • 8位 チョコマシュマロ (1.5%)
  • 8位 パンケーキ (1.5%)
  • 8位 ヨアジョン (1.5%)
  • 8位 月見バーガー (1.5%)

アサイーボウルが1位で、コンビニやスーパーでの目にする機会増が支持につながっている。2位の麻辣湯は週1で食べるという声もあり根強い人気、3位のヨーグルトアイスは涼感と“映え”を兼ね備えた商品として受け入れられている。

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「今流行っているポーズ」トップ(複数回答可)

写真文化の成熟により、顔出しを避けつつ“盛る”ポーズの支持が高い。上位は以下の通りである。

  • 1位 影猫ポーズ (15.5%)
  • 2位 顔隠しポーズ (10.0%)
  • 3位 入れ違いグッジョブ (8.0%)
  • 4位 ハートポーズ (6.0%)
  • 5位 ピース (5.5%)
  • 6位 猗窩座ポーズ (4.5%)
  • 7位 フード顔隠し (3.0%)
  • 7位 ミラー越しシャッター (3.0%)
  • 9位 両手に男でーす (2.5%)
  • 10位 ガオー (2.0%)
  • 10位 芸人ポーズ (2.0%)

1位の影猫ポーズは影を猫のように見立てる手法で、顔を出さずに“可愛く映える”点が支持されている。3位の入れ違いグッジョブは元アイドルの振る舞いから広まったポーズで、SNS上での模倣が多い。

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エンタメ領域の人気動向:アーティストからテレビ番組まで

エンタメ領域の結果からは、Z世代の嗜好が音楽、俳優、キャラクター、テレビ番組へ幅広く分散していることが読み取れる。本節では各ジャンルごとに上位項目とコメントを列挙する。

各項目は複数回答可のため重複して支持されるケースもあり、得票率の数値とともに説明を記載する。

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今一番好きなアイドル・アーティスト(複数回答可)

トップはMrs. GREEN APPLEで5.5%、2位はiLiFE!で5.0%。続いてSnow Manやtimelesz、クリープパイプ、コレサワ等が上位に並ぶ。

  • 1位 Mrs. GREEN APPLE (5.5%)
  • 2位 iLiFE! (5.0%)
  • 3位 Snow Man (2.0%)
  • 4位 timelesz (2.0%)
  • 5位 クリープパイプ (2.0%)
  • 5位 コレサワ (2.0%)
  • 5位 ちゃんみな (2.0%)
  • 5位 =LOVE (1.5%)
  • 5位 back number (1.5%)
  • 10位 HANA (1.5%)、Hey! Say! JUMP (1.5%)、RADWIMPS (1.5%)、SEKAI NO OWARI (1.5%)、なにわ男子 (1.5%)、嵐 (1.5%)

Mrs. GREEN APPLEは楽曲の深さや歌唱力が支持されており、iLiFE!は急上昇中の9人組として若年層の注目を集めている。

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今一番好きな俳優(男性・女性)/タレント・芸人/声優

俳優・女優のランキングでは吉沢亮や今田美桜らがトップに立った。声優分野は花江夏樹が際立つ人気を示している。

  • 俳優(男性)1位 吉沢亮 (7.5%) — 続いて横浜流星、佐藤健が5.0%など
  • 俳優(女性)1位 今田美桜 (11.5%) — 橋本環奈が9.5%、出口夏希と畑芽育が6.0%で並ぶ
  • タレント・芸人1位 ジャルジャル (5.5%) — NON STYLE、サンドウィッチマンが3.0%で並ぶ
  • 声優1位 花江夏樹 (13.0%) — 宮野真守7.5%、梶裕貴6.5%と続く

今田美桜の高い支持率(11.5%)や、声優の花江夏樹の突出した支持(13.0%)は、それぞれのメディア露出やアニメ・ドラマの人気が若年層の指名に直結していることを示唆する。

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モデル・インフルエンサー/YouTube・TikTok/キャラクター・楽曲・テレビ番組

モデルやインフルエンサーのランキング、また動画配信者やキャラクター、楽曲、テレビ番組の支持傾向も発表されている。

  • モデル・インフルエンサー1位 MINAMI (6.0%)、長浜広奈 (5.5%) 等
  • YouTube/TikTok1位 コムドット (4.0%)、はじめしゃちょー (3.0%)、一生友子・平成フラミンゴ (3.0%) 等
  • キャラクター1位 ラブブ (51.0%) — 圧倒的な支持でトップに立つ
  • 楽曲1位 会いにKITE!/ILiFE! (11.5%) — 他に「犬とバカ猫/セカンドバッカー」(7.5%) 等
  • テレビ番組1位 今日、好きになりました。シリーズ (54.0%) — 圧倒的1位

ラブブの支持率は51.0%と突出して高く、キャラクター人気の強さが示されている。テレビ番組では『今日、好きになりました。』シリーズが54.0%と非常に高く、番組発の言葉や振る舞いが流行語にも波及している点が確認できる。

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ネクストトレンド10選と入選者の声:次に来るもの

調査では高校生が予想する「ネクストトレンド」も抽出され、10の項目が紹介されている。本節では各ネクストトレンドの詳細と、入選コメントおよび活動情報をそのまま記載する。

ネクストトレンドはポーズ、ファッション、スポット、コスメ、物事、キャラクター、人物など多岐にわたる。

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ネクストトレンド10選(個別解説)

おもちポーズ(ポーズ)

なにわ男子の長尾謙杜が誕生日インスタライブで即興考案したポーズ。『ヒルナンデス』で披露され、新曲『Because I just love you』の振り付けにも取り入れられた。

アイドル発のポーズが一つのムーブメントになる例で、高校生の間で模倣が広がる見込みがある。

カンケンリュック(ファッション)

スウェーデンのフェールラーベンによる2WAYバッグ。平成リバイバルの文脈で再流行している。カラーバリエーションとミニサイズのサブバッグ需要が支持されている。

友達とおそろいで持つケースが多い点も指摘されている。

ジェラートとエスプレッソと(スポット)

2025年8月、東京・原宿にオープンした自家製ジェラート専門店。全20種類のジェラートやリボン付きクリームソーダが“映える”と話題を集めている。

オープン直後という立地と商品構成からSNSでの拡散度が高い。

ローズマリースカルプスクラブ(コスメ)

韓国発ヴィーガンコスメ「AROMATICA」の頭皮用スクラブ。雑誌「美的」や楽天のコスメアワードでの高評価が後押しし、髪の手触り改善が注目されている。

スカルプケアのトレンドが拡大している動きを示す。

花冠リップ(コスメ)

ジルスチュアートの新作ルージュ「リップラッカー ブルーミングガーランド」。花冠モチーフのデザインが目を引き、FRUITS ZIPPER松本かれんのメイクレシピが話題。

デザイン性の高いパッケージが若年層の購買を刺激している。

Ba-ra-bam(Korean Ver.) 3人組撮影(物事)

楽曲を用いた3人組での撮影手法がTikTokで流行。ME:Iの投稿が発火点となり、動きのあるフォーカス撮影が模倣されている。

ダンスや編集技術の多様化により、短尺動画の表現が進化している。

キャラクターコード診断(物事)

韓国発の“雰囲気タイプ”診断。顔写真+簡単なアンケートで16タイプに分類し、似合うメイクやスタイリングを提案するサービスが「垢ぬけ」需要に合致している。

診断コンテンツの実用性が支持され、自己演出欲求と結びついている。

Nommi(キャラクター)

中国のTOP TOYによるぬいぐるみキーホルダー。カラフルで目のパーツが回転するギミックが特徴で、じわじわと注目を集めている。

グッズ消費の対象が多国籍化している例である。

みつごのたまご(人物)

三つ子姉妹クリエイター(kirara、akari、you)。個人発信からYouTube本格展開に移行し、三つ子ならではのコンテンツで支持を得ている。

入選コメント(原文):「渋谷トレンドリサーチのネクストトレンドに選んでいただけて、見たことあったということもあり、まさか私たちが!?って感じで、びっくりです!笑”みつごのたまご”として3人で出られるのが本当に嬉しく思います。トレンドを毎日チェックし、私たち自身を発信していくために試行錯誤で必死な毎日です。そして今回トレンドとして紹介されて何とも感慨深い気持ちになりました。こうゆうところで紹介していただけることで、新しい人達に出会えるきっかけになればとワクワクしています。これからもSNS活動を楽しみながら頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」

izna(人物)

韓国のオーディション番組「I-LAND2」発の6人組グループ(韓国出身4人・日本出身2人)。統一感のあるビジュアルとパフォーマンス力で注目されている。

国際的なオーディション番組の影響力が若年層のアイドル支持を変化させている。

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みつごのたまご:活動情報

「みつごのたまご」は長女kirara、次女akari、三女youの三つ子姉妹クリエイター。InstagramやTikTokでの“可愛い”を追求する発信が支持され、ここ数か月でYouTube活動を本格化させている。発信対象は主に若年女性を中心に広がっている。

入選コメントは上記のとおりで、彼女たち自身の表現欲求とトレンド追随の様子がうかがえる。

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調査利用上の注意と記事内容の要点整理

本調査の引用・転載する場合は、出典として「渋谷トレンドリサーチ」とURL(https://shibuya-trendresearch.jp)を併記することが求められている。リリース本文にあるとおり、調査母体や方法、回答数等の基本情報も併せて明示することが適切である。

以下に、本記事で触れた主要カテゴリの1位および代表的なコメントや特徴を一覧表として整理する。これにより、本稿で示した膨大な情報を端的に把握できるようにまとめる。

カテゴリ 1位(得票率) 主なコメント・特徴
今流行っている言葉 〇〇で今これ (8.5%) TikTokミーム由来。日常で「今まさにコレ!」を端的に表現。
今流行っている物事 ラブブ / 鬼滅の刃 (各12.5%) キャラクター人気と映画ヒットが同率で上位。ラブブはSNSで拡散。
今流行っている食べ物 アサイーボウル (18.5%) コンビニ・スーパーでの取り扱い増。女子高校生からの支持が高い。
今流行っているポーズ 影猫ポーズ (15.5%) 顔出しせずに盛れるポーズとして人気。
好きなアーティスト Mrs. GREEN APPLE (5.5%) 楽曲の深さ・歌唱力で支持。
好きな俳優(男性) 吉沢亮 (7.5%) 幅広いメディア露出が支持に直結。
好きな俳優(女性) 今田美桜 (11.5%) 訴求力の高いイメージが若年層に浸透。
好きなタレント・芸人 ジャルジャル (5.5%) お笑い系の知名度がランキングに反映。
好きな声優 花江夏樹 (13.0%) アニメ人気との連動で高支持。
好きなモデル・インフルエンサー MINAMI (6.0%) SNS発信力が人気に直結。
YouTube/TikTok コムドット (4.0%) 動画クリエイターの影響力が若年層で継続。
好きなキャラクター ラブブ (51.0%) 圧倒的支持。SNS拡散と有名人の紹介が後押し。
好きな曲 会いにKITE!/ILiFE! (11.5%) アイドル楽曲の支持が顕著。
好きなテレビ番組 今日、好きになりました。シリーズ (54.0%) 番組の影響力が大きく、発言や振る舞いが流行語化。
ネクストトレンド(代表) おもちポーズ / カンケンリュック 等 アイドル発の表現や平成リバイバル、店舗やコスメ等多領域での変化予測。

以上が、渋谷トレンドリサーチによる「2025年秋の最新トレンド調査」の要点整理である。掲載した数値、コメント、ネクストトレンドの解説、入選コメント、調査概要および引用ルール(出典表記:渋谷トレンドリサーチ、URL:https://shibuya-trendresearch.jp)を含め、プレスリリースの内容を網羅している。詳細や図表、画像などは渋谷トレンドリサーチ公式サイト(https://shibuya-trendresearch.jp/monthlytrendsurvey/3931/)を参照されたい。

参考リンク: