下北沢を歩く没入体験『猫町』音声と舞台の散歩
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 05:48
サウンドイマーシブ『猫町』
開催期間:9月20日〜10月5日

下北沢の街を歩きながら出会う、新しい没入体験「猫町」
株式会社ON THE TRIP(本社:東京都港区)は、クリエイティブユニットdaisydozeと提携して、新作サウンドイマーシブシアター『猫町』をリリースしました。プレスリリースは2025年9月30日22時11分に配信され、公開以降は各種SNSで話題となり、連日売り切れが続く人気の体験となっています。
本作は、東京・下北沢の街そのものを舞台に、音声(オーディオ)とダンスや演技を組み合わせることで、参加者を物語の内部へと誘うタイプのイマーシブシアターです。作品は「ムーンアートナイト下北沢 2025」への出展作品として上演され、街の風景と幻想が交錯することで、見慣れた風景の〈裏側〉を浮かび上がらせます。

作品概要の要点
- 上演タイトル:サウンドイマーシブシアター『猫町』
- 制作・提携:株式会社ON THE TRIP × daisydoze(デイジードーズ)
- 発表日時(配信):2025年9月30日 22:11
- 出展フェス:ムーンアートナイト下北沢 2025
- 会場エリア:下北沢駅前広場〜世田谷代田駅(東京都世田谷区)

物語の構成と現地での体験設計
『猫町』は、詩人・萩原朔太郎をモチーフにしたdaisydozeによるフィクション作品であり、萩原朔太郎著「猫町」へのオマージュとして制作されています。物語は、詩人が満月の夜に下北沢の街を散歩するところから始まり、やがて「猫に憑かれた裏側の異界」へと誘われていきます。
参加者は下北沢駅前広場から世田谷代田駅まで、実際の街を歩きながら展開する物語を体験します。イヤホンから届く“詩人”の語りに導かれる形式で、道中にはパフォーマーによるダンスや演技が配置され、音声と身体表現が連動して物語の立体感を生み出します。現実と幻想が重なり、見えないものが見えてくることを主題に据えた構成です。

体験に関する具体的な情報
- 集合場所
- 下北沢駅東口(改札外)
- 体験時間
- 約45分
- 開始時間(範囲)
- 16:00〜20:40(上演日ごとに複数回設定)
- 必要なもの
- ご自身のスマートフォンとイヤホン

上演スケジュールとチケット情報
『猫町』は「ムーンアートナイト下北沢 2025」の開催期間内に上演されます。フェスティバル全体の開催期間は2025年9月19日(金)から10月5日(日)までで、昨年の来場者数は40万人を超えました。本作の上演日は以下の通りで、いずれも下北沢周辺を歩く形式の公演です。
上演日は特定日程に限定されており、開始時刻は午後から夜にかけて設定されています。体験中はスマートフォンとイヤホンを用いて音声を聴きながら、実際の街路を移動するため、事前の案内をよく確認する必要があります。
- 上演日:9月20日(土)、9月21日(日)、9月23日(祝)、9月27日(土)、9月28日(日)、10月4日(土)、10月5日(日)
- 開始時間:16:00〜20:40(回ごとの詳細はチケット販売ページで確認)
- 体験時間:約45分
- 集合:下北沢駅東口(改札外)
チケットは2種類で販売されています。一般的な公演チケットと、ムーンアートナイト特典付きのチケットが用意されています。価格は税込で明記されており、購入は電子チケットサービス(イープラス)を通じて行う形式です。
チケット種別 | 価格(消費税込) | 備考 |
---|---|---|
イマーシブシアター「猫町」公演チケット | 3,500 円 | 基本公演チケット |
イマーシブシアター「猫町」ムーンアートナイト特典付チケット | 4,500 円 | ムーンアートナイトの特典が付随 |
チケットの詳細および販売ページは以下のリンクで確認できます。https://eplus.jp/sf/word/0000171883
daisydozeとON THE TRIP、それぞれの役割と事業概要
daisydoze(デイジードーズ)は、日本独自のイマーシブシアターを制作するクリエイティブユニットです。実在する場を活用し、その土地の歴史や神話を抽出してサイトスペシフィックな要素を物語に取り入れる作品づくりを追求しており、演劇的要素として「ダンス」「歌」「芝居」を横断的に組み込むのが特徴です。国内外のアートメディアで取り上げられている団体です。
daisydozeの公式情報は以下で参照できます。公式ウェブサイト:https://www.daisydoze-immersive.com/、公式Instagram:@daisydoze.immersive、公式X(旧Twitter):@daisydoze_。
一方、株式会社ON THE TRIPは寺社・美術館・芸術祭などの公式音声ガイドを制作する会社で、まちの歴史やその土地の物語を丹念に取材し、映画や小説のように心を動かすガイドを制作することを目指しています。今回の『猫町』では、音声ガイドやサウンドデザインの制作面で関与しています。
ON THE TRIPのオーディオガイド事業に関する詳細
ON THE TRIPは、オーディオガイドを通じた観光のDX化を推進しており、提携先の施設や自治体を募集しています。制作の仕組みには、有償で制作するケースと、制作費を無料で実施する取り組みの両形態があります。無料実施の場合でも、多言語対応(英語、中国語)の音声・テキスト制作、ポスターやMAPのデザイン、WEB制作、書籍制作、デジタルマーケティングなど、ガイドに必要な各種ツールを無料で制作する旨が示されています。
その代替として、オーディオガイドを含めた入館料を施設側で設定し、その料金差額を分配するモデルを提示しています。プレスリリースでは具体例として、入館料が500円の施設を800円に再設定し、その差額300円×利用者数の収益を施設側とON THE TRIPでシェアする仕組みが提示されています。詳細は以下の問い合わせ先リンクに案内されています:https://on-the-trip.com/news/62/
本件の関連キーワードやカテゴリーとしては、以下が挙げられます:下北沢、イマーシブシアター、没入型アート、ムーンアートナイト2025、アートイベント、萩原朔太郎、サウンドインスタレーション、猫町。ビジネスカテゴリには「アート・カルチャー」「スマートフォンアプリ」、タイプは「商品サービス」として分類されています。
要点の整理
以下の表は、本記事で報じた『猫町』および関連事業の主要情報を整理したものです。本作の上演日程、集合場所、体験形態、チケット情報、制作協力企業とその取り組み内容、問い合わせ先リンクや公式情報などを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
作品名 | サウンドイマーシブシアター『猫町』 |
制作・提携 | 株式会社ON THE TRIP × daisydoze |
発表(配信)日時 | 2025年9月30日 22:11 |
出展フェス | ムーンアートナイト下北沢 2025(https://moonartnightfes.com/) |
開催期間(フェス全体) | 2025年9月19日(金)〜10月5日(日) |
上演日 | 9/20、9/21、9/23、9/27、9/28、10/4、10/5(2025年) |
開始時間 | 16:00〜20:40(回により異なる) |
集合場所 | 下北沢駅東口(改札外) |
体験時間 | 約45分 |
必要機器 | スマートフォン、イヤホン |
チケット | 通常:3,500円(税込)、特典付:4,500円(税込)/購入ページ:https://eplus.jp/sf/word/0000171883 |
作品の主題 | 「見えないものが、見えてくる」—音声とダンスを組み合わせた没入型体験。萩原朔太郎の『猫町』へのオマージュ(フィクション) |
daisydoze | サイトスペシフィックなイマーシブ作品を制作。公式:https://www.daisydoze-immersive.com//Instagram:@daisydoze.immersive/X:@daisydoze_ |
ON THE TRIPの事業内容 | 寺社・美術館・芸術祭向けオーディオガイド制作。多言語・ツール制作を含む支援と、入館料を再設定することで収益をシェアする無料制作モデルを提示(詳細:https://on-the-trip.com/news/62/) |
来場実績(参考) | ムーンアートナイト下北沢(前年):来場者数 40万人超 |
分類・キーワード | 商品サービス/アート・カルチャー、スマートフォンアプリ/下北沢、イマーシブシアター、没入型アート、ムーンアートナイト2025、萩原朔太郎、猫町等 |
画像素材 | プレスリリース内の画像ファイルがダウンロード可能(素材あり) |
以上が本記事でまとめた『猫町』および関連ビジネスの主要情報です。掲載したリンクから公式情報やチケット販売ページ、ON THE TRIPの詳細案内を確認することができます。