ERPC、FRA/AMS/NYでRyzen VPS再入荷—5.7GHzモデルも復活
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 05:59
Ryzen VPS再入荷
開催日:9月30日

フランクフルト・アムステルダム・ニューヨークでPremium Ryzen VPSが再入荷
ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役CEO:川崎文武)とValidators DAOが運営するERPCは、Premium Ryzen VPSシリーズをフランクフルト(FRA)、アムステルダム(AMS)、ニューヨーク(NY)の3リージョンで再入荷したと2025年9月30日付で発表しました。先日即完売となった8 cores / 32GB RAM / 5.7GHzプランをはじめ、需要が高まっている他プランについても拡充を行ったとしています。
今回の再入荷は世界的に供給が限られているラインナップであり、いずれも数量限定です。ERPC側はキャパシティ拡大に継続して注力する一方で、最高クロック帯のPremium Ryzen VPSは常に希少なリソースになるため、確実に利用するには早めの申し込みを推奨しています。
- 発表日:2025年9月30日 23時34分
- 運営:ELSOUL LABO B.V./Validators DAO(ERPC)
- 再入荷リージョン:FRA(フランクフルト)、AMS(アムステルダム)、NY(ニューヨーク)
- 代表プラン例:8 cores / 32GB RAM / 5.7GHz(先日即完売)
- 数量限定の再入荷、ウェイトリスト登録を推奨
在庫や要件の相談、ウェイトリスト登録はValidators DAO公式Discordでのチケット作成で案内する旨の告知があります。Discordは下記URLで公開されています。

ハードウェア構成とネットワーク設計 — ベアメタル級の一貫した処理性能
Premium Ryzen VPSは、世界最速級の5.7GHz高クロックスピードCPUを採用し、仮想化環境でありながらベアメタルに近い一貫した処理性能を実現することを目標としています。ECC DDR5メモリやNVMe4ストレージ、25Gbps×2のネットワークを備え、オーバーコミットを一切行わない設計が特徴です。
この設計方針は、仮想化によるリソース競合で性能が変動することを嫌うミッションクリティカルな用途、特にSolanaのような低遅延が求められるブロックチェーン用途に適しています。加えて、Jito Shredstreamや主要Solanaバリデータと同一データセンター内に配置する「ゼロ距離戦略」により、計算性能と通信性能の双方で遅延ボトルネックを最大限排除しています。

主要ハードウェアとネットワークの詳細
ERPCが提供するPremium Ryzen VPSの構成は、特に高クロック帯CPUと高帯域ネットワークを組み合わせる点で差別化されています。これにより、連続した高性能処理と低遅延通信が求められるアプリケーションで安定したパフォーマンスを期待できます。
以下に主な仕様をまとめます。数値や構成はプランにより異なる場合がありますが、最高クロック帯のモデルでは下記の要素が確保されています。
項目 | 内容 |
---|---|
CPU | 最大 5.7GHz(Ryzen 高クロックモデル) |
メモリ | ECC DDR5(例:32GBなどの構成あり) |
ストレージ | NVMe4 |
ネットワーク | 25Gbps × 2 |
オーバーコミット | 無し(専有リソース) |

Shredstreamの進化とBundlesの活用で実現する速度と冗長性
ERPCは共有Shredstreamの品質を引き上げるために十分以上のノードを追加し、データソースと同一データセンターへリソースを置くことで、従来の共有Shredstreamのパフォーマンスを大幅に改善しました。共有エンドポイントにも5.7GHzの最高クロックを投入しており、一般的なVPSベースの専有Shredstreamと共有Shredstreamは状況次第で優劣が入れ替わることが確認されています。
一方で、Premium Ryzen VPSを基盤とする専有Premium Shredstreamは、強化された共有エンドポイントと比較しても約87%以上の高速化が報告されています。ユーザーからの報告や早期テストにより、専有構成が実運用で優位性を発揮する事例が複数確認されています。
複数ストリームとGeyser gRPCの組み合わせ
ShredstreamはUDPベースで超低遅延を実現しますが、特性上揺れが生じるため単一購読では安定性に限界が出ます。実運用では複数のShredstreamを同時に購読し、最速で届いたデータを優先する方式が標準化されています。
更にGeyser gRPCのような信頼性の高いデータソースを組み合わせることで、誤検知を減らし確証を得る二段構えのワークフローを構築するのが一般的です。ERPCのStream Bundlesはこれらを一括提供し、導入フローの短縮とコスト効率の向上を図ります。
- Stream Bundlesに含まれる要素:複数のShredstream、Geyser gRPC、Solana RPC、SWQoSエンドポイント利用権
- メリット:専有Premium Shredstreamと共有ストリーム・gRPCを併用した冗長構成が可能、最速と安定性を両立
- 利用形態:SUPER/Premium Shredstreamと組み合わせることで最大の効果を発揮
解決を目指す課題と問い合わせ先/関連リンク
ERPCとValidators DAOが取り組むのは、RPC環境で発生しがちなトランザクション失敗やレイテンシ変動、プロバイダーによる性能制限、ネットワーク距離が通信品質に与える影響、小規模プロジェクトが高品質インフラへアクセスしづらい現状などです。これらは金融分野を含むミッションクリティカルなアプリケーションで特に深刻になります。
ERPCの整備は、オープンソースのSolana NFTカードゲームプロジェクトEpics DAOの開発過程で得られた知見を基盤に構築されており、ERPCやSLVはこうした課題解決の一環として提供されています。
- 関連公式サイト
- ERPC公式サイト
- SLV公式サイト
- elSOL公式サイト
- Epics DAO公式サイト
- Validators DAO公式Discord(チケット作成で在庫・要件相談)
- プレスリリース原文
本発表は製品とサービスの再入荷・提供情報を伝えるものであり、在庫は数量限定です。導入の検討や要件確認、ウェイトリスト登録については公式Discordでのチケット作成が案内されています。
以下に本記事で触れた主要事項を整理した表を掲載し、要点を確認しやすくまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年9月30日 23:34 |
発表元 | ELSOUL LABO B.V.(代表:川崎文武)/Validators DAO(ERPC運営) |
再入荷リージョン | FRA(フランクフルト)、AMS(アムステルダム)、NY(ニューヨーク) |
代表プラン | 8 cores / 32GB RAM / 5.7GHz(先日即完売)およびその他需要の高いプランの拡充 |
ハード構成の要点 | 5.7GHz CPU、ECC DDR5、NVMe4、25Gbps×2、オーバーコミット無し |
Shredstreamの特徴 | 強化された共有Shredstream、専有Premium Shredstreamは共有と比較して約87%以上高速化と報告 |
Bundles内容 | 複数Shredstream、Geyser gRPC、Solana RPC、SWQoSエンドポイント利用権 |
問い合わせ/登録窓口 | Validators DAO公式Discord(リンク)でチケット作成 |
関連リンク(主要) | ERPC、SLV、elSOL、Epics DAO |
以上が今回のPremium Ryzen VPS再入荷に関する報道内容の整理です。数量限定の供給であり、特に最高クロック帯のモデルは希少性が高いため、利用を希望する場合は公式チャネルでの問い合わせやウェイトリスト登録が案内されています。
参考リンク: