10月6日開催|万博で体験する移動式歯科O-Gai

O-Gaiの万博展示

開催日:10月6日

O-Gaiの万博展示
O-Gaiってどんな車両なの?
O-Gaiは移動式の歯科医療MaaS車両で、デジタルスキャナーやAI粘膜スクリーニング、技工機能を備えた実証実験車両。通院困難者の巡回健診やデジタル入れ歯などの社会実装を目指しています。
展示はいつどこで見られて費用はかかるの?
展示は2025年10月6日、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン(リボーンステージ)で実施。来場者向けに無料のデジタル歯科健診やミラッジオ体験が提供されます。

咲洲テック・ラボ選出から見える、歯科医療MaaS『O-Gai』の挑戦

オーガイホールディングス株式会社は、大阪市が主催する「咲洲テック・ラボ・プログラム」に採択され、歯科医療MaaS車両『O-Gai(オーガイ)』を用いた実証実験(PoC)を進めています。本社は大阪府堺市、代表取締役は野田真一氏と長縄拓哉氏。設立は2025年5月19日で、未来医療の拠点として大阪市中之島にも拠点を置いています。

本プログラムは咲洲エリアを実証フィールドとして、企業や大学と連携しながら社会実装を目指す取り組みです。単なる技術実証に留まらず、ビジネスモデル検討、サービス検証、事業化までを支援する点が特徴であり、本件も大阪産業局などのネットワークを活用して進められています。

歯科医療MaaS×デジタル健診の新モデルを2025大阪・関西万博にて展示 画像 2

咲洲テック・ラボ・プログラムの枠組みと支援内容

咲洲テック・ラボ・プログラムは、新領域での社会実装を志向する企業に対し、オーダーメイドの支援を提供します。地域連携、学術連携、資金面や実証フィールドの提供などを通じ、事業化までの伴走支援を行います。

今回の『O-Gai』のPoCは、同プログラムの支援を受けて咲洲エリアで行われる実証活動の一環です。加えて、本実証実験は大阪産業局が実施するIoT・ロボットビジネス実証実験支援事業の枠組みの中で行われます。

  • 選定理由:社会実装を見据えた技術と地域ニーズの整合性
  • 支援内容:実証フィールド提供、産学連携のコーディネート、事業化支援
  • 期待効果:地域医療格差の是正、事業モデルの早期確立
歯科医療MaaS×デジタル健診の新モデルを2025大阪・関西万博にて展示 画像 3

大阪・関西万博で提示する「歯科医療MaaS×デジタル健診」の新モデル

オーガイホールディングスは、2025年10月6日に大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ」にて、歯科医療MaaS車両『O-Gai』を中心に据えた新モデルを展示します。展示はOSAKA TECH DAYのプログラムの一部として行われ、来場者は移動式歯科健診サービスを体験できます。

展示の目的は、移動式サービスがもたらす地域医療格差の解消と口腔フレイル予防への貢献を具体的に示すことです。実際のフィールドに近い環境で技術とサービスを体験可能とし、次世代の歯科医療のあり方を提案します。

展示(PoC)で提供される体験内容

展示では来場者向けに無料歯科健診を提供します。複数の技術を組み合わせ、短時間での診断支援と生活機能回復支援の両面を示す構成です。

出展内容は以下の通りで、各項目は来場者による体験が可能です。参加により技術の操作感、解析結果の提示方法、歯科医療MaaS車両の運用イメージを確認できます。

  1. 最先端のデジタル歯科健診:小型スキャナーで口腔の立体データを即時取得し、歯の健康状態をリアルタイムにチェックする流れを体験できます。
  2. AIによる口腔粘膜異常スクリーニング:取得したデータをAIで解析し、粘膜異常やリスクの早期発見を支援する仕組みを示します。
  3. 『ミラッジオ®』体験:咀嚼や嚥下を伴わずに「食べる喜び」を再構築する五感での食事シミュレーションデバイスを、北里大学発ベンチャーの株式会社見目工房と連携して展示します。

実証実験の意義、連携体制、社会課題への対応

本PoCは単独の技術展示ではなく、地域医療の現場課題を直接的に解くことを目指しています。移動式歯科診療は、通院が困難な高齢者や、診療機関の偏在する地域において受診機会を拡大する方法として注目されています。

口腔フレイル予防や入れ歯・デジタルデンチャー関連の課題解決は、高齢化が進む社会における重要な医療・生活課題です。AI診断やデジタルスキャン、感覚再構築デバイスの組合せで、予防から生活支援まで一貫したアプローチを提示します。

連携機関と役割分担

本プロジェクトは複数の組織と連携しています。咲洲テック・ラボ・プログラムによる現地支援、大阪産業局のネットワーク、北里大学発ベンチャーの技術提供などが挙げられます。これらの連携により、技術評価のみならず地域実装に必要な社会的合意形成や運用面での検証が行われます。

加えて、IoT・ロボット関連の支援枠を活用することで、車両の運用性、機器の接続性、遠隔支援の実効性などを総合的に評価します。事業化へ向けた課題抽出と改善サイクルが設計されています。

主な連携先
大阪市(咲洲テック・ラボ・プログラム)
ソフト産業プラザTEQS / 大阪産業局
北里大学発ベンチャー:株式会社見目工房(ミラッジオ®提供)

開催情報、会社概要、問い合わせ先 — 必要情報の整理

本展示はOSAKA TECH DAYの一環として、2025年10月6日(月)に実施されます。会場は大阪・関西万博EXPO内の「大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ」です。主催は大阪市、企画・運営はソフト産業プラザTEQSおよび大阪産業局が担当します。

展示では歯科医療MaaS車両『O-Gai』による歯科健診と技工の紹介を行います。今回の実証実験は大阪産業局が実施するIoT・ロボットビジネス実証実験支援事業の一部として行われます。関連情報は咲洲テック・ラボのウェブサイトで確認可能です。

会社情報と問い合わせ

社名、所在地、代表者、設立日など公式情報は以下のとおりです。事業や出展に関する問い合わせはオーガイホールディングスの窓口へ連絡すると具体的な案内が得られます。

なお関連リンクとして、同社の公式サイトや咲洲テック・ラボの告知ページが用意されています。展示やPoCの詳細は主催側の公表情報に基づいて確認してください。

  • 社名:オーガイホールディングス株式会社(O-Gai Holdings Inc.)
  • 設立:2025年5月19日
  • 本社所在地:大阪府堺市堺区大町西3丁3-15
  • 未来医療国際拠点:大阪府大阪市北区中之島4-3-51 Nakanoshima Qross 3F
  • 代表者:野田真一、長縄拓哉
  • 問い合わせ先:南まで、Mail:info@o-gai.co.jp、TEL:072-225-4385
  • 関連リンク:https://o-gai.co.jp/、https://teqs.jp/sakishimatechlab

以下の表は、本記事で取り上げた主要項目を整理したもので、展示参加や取材、連携検討の際の参照用に整えています。表の後に簡潔な総括文を付記します。

項目 内容
イベント名 OSAKA TECH DAY(大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ内展示)
開催日時 2025年10月6日(月)
会場 大阪・関西万博EXPO 大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ
主催/運営 主催:大阪市/企画・運営:ソフト産業プラザTEQS、大阪産業局
出展主体 オーガイホールディングス株式会社(歯科医療MaaS車両「O-Gai」)
展示内容 無料デジタル歯科健診、小型スキャナーによる即時立体データ取得、AI粘膜異常スクリーニング、ミラッジオ®体験(株式会社見目工房連携)
実証枠組み 咲洲テック・ラボ・プログラム採択、IoT・ロボットビジネス実証実験支援事業の一環
会社情報(設立) オーガイホールディングス株式会社、設立:2025年5月19日、本社:大阪府堺市
問い合わせ info@o-gai.co.jp / TEL:072-225-4385(担当:南)
関連リンク https://o-gai.co.jp/ 、 https://teqs.jp/sakishimatechlab

本記事では、咲洲テック・ラボ・プログラム採択企業としてのオーガイホールディングスの取り組み、2025年10月6日に大阪・関西万博で公開される歯科医療MaaSとデジタル健診の融合モデル、実証の枠組みや連携体制、会社情報および問い合わせ先までを網羅して整理しました。関係者や関心を持つ読者は、上記の連絡先と関連リンクを参照のうえ、公開情報を確認してください。

参考リンク: