梅田 蔦屋書店で開催、参加型フェア「はじめましての1冊」

はじめましての1冊フェア

開催期間:10月1日〜11月9日

はじめましての1冊フェア
開催期間と場所は?
2025年10月1日〜11月9日、会場は梅田 蔦屋書店(ルクア イーレ9F)。営業時間は8:30〜21:00。入場は基本無料で、ワークショップ等は別途参加費がかかる場合あり。
どんな企画があるの?
約15の参加型企画を展開。ルーレット選書、ブラインドカバー、印象的な一行を手がかりに探す仕掛け、香りと本の組合せ、古書入門やポップアップなど多彩な出会いを演出。

書店が仕掛ける〈はじめまして〉──狙いと総監修

梅田 蔦屋書店(大阪府大阪市)は、2025年10月1日(水)から11月9日(日)まで全館フェア「Nice to Read you -はじめましての1冊を-」を開催します。プレスリリースは2025年10月1日 11時00分に配信されており、本フェアは“本が買いたくなる”ことをテーマに、約15の企画を通じて新たな読者との接点を創出する狙いです。

全館フェアの総監修は梅田 蔦屋書店 店長で文学コンシェルジュの北田博充が務めます。北田は書店員同士が腕を競う「Book Fair Championship(BFC)」の創設や、著書『本屋のミライとカタチ -新たな読者を創るために-』(PHP研究所)などを通じて出版業界の活性化に関わってきました。本企画では遊び心ある仕掛けと参加型の展開を通じて、普段書店で手に取らない層も巻き込む試みが行われます。

【梅田 蔦屋書店】10/1(水)スタートの全館フェア「Nice to Read you -はじめましての1冊を-」にて、“本が買いたくなる”約15のフェアを開催 画像 2

遊びと発見を伴う約15の企画――本との出会い方を再設計する

フェアは大きく「本との出会い編」と「本×雑貨で読書時間をもっと楽しく編」に分かれ、それぞれの企画が独立しつつ連動する構成です。企画の多くは来店者が参加する形式を取っており、選書方法や展示の仕掛け自体が“出会いの装置”となっています。

以下に、本フェアで実施される全ての企画を紹介します。企画名、方法、担当(企画者)を可能な限り明記します。

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本でめぐる「人生ルーレット」

概要:ルーレットを回すだけで物語と出会うゲーム企画。回転の結果により、思いもつかない人生や半生を描く作品に導かれます。物語と出会うことを「有り得なかった人生を生きなおすこと」に例え、読書を通じた別人生体験を促します。

企画:文学コンシェルジュ 永山裕美が担当。ゲーム感覚で新しい本を選ぶ導線を作る設計です。

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あらすじ百景

概要:文庫の裏表紙に記載された紹介文だけを頼りに本を購入してもらう企画です。書名や著者名を隠したオリジナルカバーで本を包み、紹介文部分のみを露出させ、四辺を飾り窓のようにデザインします。これにより紹介文の情報だけで本を選ぶ体験を提供します。

企画:店長・文学コンシェルジュ 北田博充が担当。先入観に左右されない選書行為を仕込み、普段手に取らない本との出会いを演出します。

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明日はどんな日?「あなたの日々をもっと素敵に!」

概要:鏡リュウジ著『星占いを“使う”本』(説話社)を用いて、自分で自分の星座を占える展示です。2026年1月から6月までの運勢を「全体運」と「仕事運」に分けて占い、その結果に合うおすすめ本を各星座ごとに4冊ずつ紹介します。

目的:占いの結果を日常の指針として読書を提案し、星座ごとに異なる読書リストを通じて、個人に寄り添う選書を示します。

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深夜0時の検索

概要:夜中にふと検索してしまう「気になる言葉」を元に本を選書する企画です。ルクア大阪や梅田 蔦屋書店のSNSで実施した「深夜の検索ワード」アンケートで集まったワードから15個を選出し、それぞれにリンクする本を3冊ずつ並べます。

企画:Beauty & Health担当 藤崎奈菜が監修。普段は本を読まない人にも「自分ごと」と感じてもらえる導線を作ります。

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ファースト・ページ -はじまりは日記から-

概要:日記文化に着目した企画。選書は日記に関連するタイトルに特化し、参加型展示や連動イベントを展開します。平台をパーソナルデスクに見立て、椅子を設置して来店者に実際に日記を書いてもらう来店体験を実施します。

企画:人文コンシェルジュ 朴敦史が担当。SNSでの写真シェアなど若年層の動向を踏まえ、手書き日記を媒介とした読書需要の喚起を目指します。

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一行のとびら

概要:本から抜き出した印象的な一行が記された扉が棚に並び、その扉を開けると該当の一行がある本が隠されています。扉を介した発見体験により、一期一会の出会いを演出します。

企画:文学コンシェルジュ 河出真美が担当。視覚的な謎解き要素で書棚の回遊性を高める工夫がなされています。

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限界就活生小鉄と巡る「本が生まれるいちばん側」の旅

概要:現在就活中の梅田 蔦屋書店アルバイトが、本作りに関わる10人のプロの仕事内容と情熱を知ることができるタイトルをセレクトして紹介します。印刷会社や制作現場に関わる具体的な職種の紹介を含む選書です。

企画:学生アルバイト 小鉄雄太郎が担当。藤原印刷の藤原隆充による『本が生まれるいちばん側で』などを中心に、本づくりの現場に焦点を当てます。

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はじめてのヴィンテージブック

概要:絶版本や古雑誌など古書の世界を入門者向けに紹介する企画です。日本全国の古本屋を巡る古書探検家が案内役となり、稀書・珍本・雑本といった古書ならではの魅力を提示します。

企画:古書コンシェルジュ 小林一郎が水先案内人を務め、古書との出会いに不慣れな来店者でも手を伸ばしやすい導線を取ります。

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Chapters書店 -まだ見ぬ本との出会い-(10月4日から)

概要:オンラインで本と人との出会いを提供するChapters書店が、過去3年で選書した200作品超から厳選した30作品を紹介します。読書を始めたい人や選書の偏りを変えたい人に向けたリコメンド集です。

備考:開始日は10月4日(土)で、オンライン運営の実績を踏まえたセレクトが店頭に並びます。

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美鶴堂 POP UP -have a nice reading!-

概要:名古屋を拠点に活動する架空の本屋をコンセプトにした美鶴堂の関西初登場ポップアップです。ブックカバーに印字された抜粋文を頼りに本を選ぶ「抜粋文庫」や、ZINE『ブックシェルフランデブー』などを展開します。

コンセプト文:「できれば家でずっと読書だけしていたいけれど、好きな本を好きなだけ買えるように社会に出ています。」という出品側のコンセプトを踏まえた選書・展示が行われます。

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ツナグ図書館

概要:読書系インフルエンサー「ぶっくま」主宰の書評コミュニティ「ツナグ図書館」で紹介された書籍を展示販売します。書評メンバー21人が紹介した3桁に及ぶ書籍の中から約50点を厳選しています。

目的:インフルエンサー発の選書を通じて、オンラインでの読書コミュニケーションと実物書籍の接続を図ります。

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読書時間を彩る雑貨とポップアップ展示

本フェアは書籍だけでなく、読書体験そのものを豊かにする雑貨や香り、グッズのポップアップも充実しています。ここでは会期中に実施される物販系の企画と開催開始日を含めて整理します。

小物やグッズは「ひととき」と「あじわい」に分けた提案で展開され、一部は開催開始日が限定されています。

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おうちで楽しむ、読書のおとも(10月7日から)

概要:好きな香りやドリンク、おやつと共に過ごす「私だけの読書時間」を彩る雑貨を揃える展示です。読書のおともは「ひととき」と「おいわい」の二つの観点で提案されます。

開始日:10月7日(火)より展開。家庭での読書時間を実用面と嗜好面の双方から支える商品群が中心です。

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香りとともに楽しむ読書(10月7日から)

概要:メイド・イン・ジャパンのフレグランスブランド「J-Scent」と連動し、各香りのコンセプトに合わせた1冊を紹介します。書籍の世界観と香りの組合せを提示することで、嗅覚を介した読書体験を提案します。

備考:会期中に香りの体験会も実施予定。開始日は10月7日(火)です。

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正和堂書店 POP UP -ブックカバーフェア-(10月7日から)

概要:1970年創業の町の本屋・正和堂書店によるブックカバーフェアを開催。人気のオリジナルブックカバーを中心に、梅田 蔦屋書店との記念ブックカバーも展示・販売します。

備考:SNS総フォロワー数約25万人の注目アイテムが関西で見られる機会です。開始日は10月7日(火)。

積読ホルダー POP UP

概要:クラウドファンディングで注目を集めた読書グッズ「積読ホルダー」を書店販売します。本を知る出版社が本気で作った卓上本棚で、積読問題を実用的に扱う設計が特長です。

用途:省スペースで機能的なデザインにより、リビングや勉強机、ベッドサイド、オフィスなどさまざまな生活導線で読書環境を整えます。

開催概要・店舗情報・整理表

本フェアの開催期間、営業時間、会場、連絡先などの実務情報は以下の通りです。来場前に確認できるよう、公式サイトやSNSの情報も併記します。

梅田 蔦屋書店は2015年5月にオープンした店舗で、1,000坪を超える広い売り場に書籍のほか文具・雑貨・個性あるショップを備え、ファッションやビジネスパーソン向けのライフスタイル提案も行っています。

項目 内容
イベント名 Nice to Read you -はじめましての1冊を-
開催期間 2025年10月1日(水)~2025年11月9日(日)
営業時間 8:30~21:00(不定休)
会場 梅田 蔦屋書店(ルクア イーレ9F)
主催 梅田 蔦屋書店
お問い合わせ Tel.06-4799-1800
公式URL https://store.tsite.jp/umeda/NicetoReadyou/
店舗住所 〒530-8558 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F
代表電話 06-4799-1800
オンラインストア https://shopping.geocities.jp/umd-tsutayabooks/index.html
SNS
  • Instagram: https://www.instagram.com/umedatsutayabooks/
  • X: https://X.com/umetsuta
  • Facebook: https://www.facebook.com/UMEDATSUTAYABOOKS

記事中で紹介した各企画は、担当コンシェルジュや出展者ごとの監修・選書に基づいて組まれています。北田博充による総監修のもと、来店者参加型の体験やポップアップで構成された多様な企画が並び、読書の新しい楽しみ方を提示しています。

本稿はプレスリリースに基づいて全ての企画・期日・場所・連絡先を網羅的に整理しました。掲載した情報は公式発表の内容を忠実に反映していますので、参加や訪問を検討される際は上記の公式URLや店舗への問い合わせによりご確認ください。