10/4発売|ナショナル麻布の和牛ドライエイジドビーフ
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 13:22
ナショナル麻布熟成肉発売
開催日:10月4日

ナショナル麻布が目指した「本物」の熟成肉づくり
ナショナル麻布株式会社(本社:港区南麻布4-5-2、代表取締役社長:安原利彦)は、インターナショナルスーパーマーケットとして世界中の食材を提供してきた経験を生かし、新商品「ナショナル麻布ドライエイジドビーフ」を2025年10月4日(土)より数量限定で販売します。プレスリリース発表日時は2025年10月1日 11時03分です。本稿では商品開発の背景、熟成技術の要点、商品ラインアップと販売スケジュール、店舗情報を詳しく整理します。
今回の取り組みは単なる「高級肉の導入」ではなく、ナショナル麻布の「本物」を求める姿勢と、日本における熟成肉の第一人者である京中の加藤謙一氏の熟成技術が結実したものです。加藤氏の肉の理解と熟成ノウハウに基づき、味と香りを最大限に引き出すためにサシ(霜降り)に頼らない赤身主体の選定と、専用の熟成設備による精密な管理が行われています。

プロジェクトの発端と協業の背景
長年にわたり世界各国の食材や食文化を届けてきたナショナル麻布が熟成肉に着目した理由は、単に柔らかさを追求するのではなく「肉そのものの味と香り」を届けるためです。そこに、京中の加藤謙一氏が持つ熟成に関する専門知識と哲学が重なり、互いの価値観を尊重した共同プロジェクトが始動しました。
加藤氏は肉を理解し、個体ごとの特性に合わせて最適な熟成方法を選ぶ技術を有しています。ナショナル麻布はその技術を商品化することで、輸入食品を中心に培った顧客基盤へ新たな価値を提供します。写真や氏名の表記もプレスリリースで示されています(左:ナショナル麻布 精肉部 部長 大木、右:京中 加藤 氏)。

熟成技術の特徴と味わいのメカニズム
ナショナル麻布が採用するのは、専用の自然対流式熟成庫を用いたドライエイジングです。熟成期間はおおむね50~80日で、温度、湿度、風(空気の流れ)を厳密に管理しながら丁寧に熟成を行います。熟成は単に水分を抜く工程ではなく、肉の水分を馴染ませ、旨味成分を肉内部に閉じ込める行程です。
具体的には、熟成により高まる水溶性旨味成分(アミノ酸や核酸など)が増え、筋組織が徐々に分解されることで歯ざわりが良くなり、余韻のある香りが立ちます。噛むほどに広がる力強い肉の旨味と香りが特徴であり、霜降りに頼らない赤身肉ならではの味の輪郭が明瞭になります。

熟成工程のポイント
熟成期間:50~80日(製品や部位により最適期間を設定)。
熟成環境:自然対流式熟成庫により温度・湿度・風を管理。枝肉のまま熟成する過程も採用し、部位ごとの特性を見極めながら管理します。
- 肉の水分の馴染ませを促進し、旨味を閉じ込める。
- アミノ酸や核酸などの水溶性旨味成分が凝縮される。
- 筋組織のゆっくりとした分解により歯ざわりが向上する。
- 赤身の香りが引き立つため、嗅覚的な満足度が高まる。

商品ラインアップ(第1弾:和牛)と価格・販売形態
第1弾として、2025年10月4日(土)より数量限定で販売されるのは和牛を使ったドライエイジドビーフです。ナショナル麻布が選んだ和牛は霜降り一辺倒ではなく、赤身の旨味と香りが強い個体を重視した選定です。具体的にはB.M.S.(牛脂肪交雑基準)3番の和牛を用いており、同基準の中では希少性が高い部類に入ります。
出典として、令和5年度「枝肉成績とりまとめ概要」(家畜改良センター)を挙げ、B.M.S. 3番は和牛全体の1.5%に相当する希少性であることを明記しています。和牛の枝肉は京中の自然対流式熟成庫にて約60日、枝肉のまま熟成させる工程を経ています。

第1弾の具体的商品と価格
以下は第1弾として販売される商品ラインアップと価格です。いずれも参考の重さ・カットで提示されていますが、数量限定のため在庫により変動する場合があります。
商品名 | 特徴 | 想定カット重量 | 価格 | 100g当たり価格(税込) |
---|---|---|---|---|
トマホークステーキ | 骨付きリブロースを骨に沿って豪快にカット。骨周りの旨味を含む迫力のある一品。 | 1カット 約1kg | 28,500円 | 2,850円 |
サーロインステーキ | 約3cm厚で豪快にカット。熟成で旨味が増し、和牛特有の甘い香りが向上。 | 1カット 約400g | 12,960円 | 3,240円 |
ロース(焼肉用) | 各部位を焼肉用に手切り。和牛の旨味と甘い香りがバランス良く楽しめる。 | 100g単位で販売 | 100gあたり 3,240円 | 3,240円 |
これらの商品はすべてナショナル麻布本店での販売となります。数量限定商品のため、在庫状況は店舗へ直接お問い合わせください。店舗情報と店舗一覧は公式サイトの案内ページに記載されています(https://www.national-azabu.com/stores_guide/)。
今後の販売スケジュールとナショナル麻布の展開
第1弾の和牛に続き、第2弾としてはアメリカ産の認定アンガスビーフ(Certified Angus Beef®)を選定しています。第2弾は2025年12月から販売予定と明示されています。和牛とは異なる赤身肉の力強い味わいが特徴のアンガスは、熟成によりさらに旨味と香りが凝縮されます。
ナショナル麻布は東京都内に3店舗を展開しており、大使館関係者や外国人ビジネスマンなど多様な顧客層に向けた品揃えを行っています。輸入商品やオリジナル商品を含め、海外の食文化に親しんだ人には懐かしさを、日本の消費者には異国を訪れたかのような体験を提供することをコンセプトとしています。
流通・販売形態と注意点
販売場所およびオンライン展開については次の情報が提供されています。実店舗での販売が中心ですが、ネットスーパーの運用も行っています。ネットスーパーの詳細は別途案内ページで確認できます(https://www.national-azabu.net/)。
なお、商品はいずれも数量限定のため、在庫状況は随時変動します。購入を検討する場合は事前に本店へ在庫確認をするよう案内されています。店舗一覧と案内ページは以下のリンクで確認可能です:
- ナショナル麻布 店舗一覧:https://www.national-azabu.com/stores_guide/
- ナショナル麻布 ネットスーパー:https://www.national-azabu.net/
要点の整理と今回の発表内容のまとめ
以下の表は、本稿で触れた「ナショナル麻布ドライエイジドビーフ」に関する主要情報を整理したものです。発売日、商品構成、熟成方法、価格、販売場所、今後の予定などを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
発表者 | ナショナル麻布株式会社(代表取締役社長:安原利彦) |
プレスリリース発表日時 | 2025年10月1日 11時03分 |
販売開始日(第1弾:和牛) | 2025年10月4日(土)より数量限定で販売開始 |
商品名 | ナショナル麻布ドライエイジドビーフ(第1弾:和牛) |
熟成方式 | 自然対流式熟成庫によるドライエイジング(50~80日、和牛は約60日 枝肉のまま熟成) |
肉の選定方針 | サシに頼らない赤身の旨味と香りを重視。B.M.S. 3番の和牛を採用(B.M.S.3は和牛全体の1.5%) |
第1弾商品と価格 | トマホークステーキ:1カット約1kg 28,500円(100gあたり2,850円) サーロインステーキ:1カット約400g 12,960円(100gあたり3,240円) ロース(焼肉用):100gあたり3,240円 |
販売場所 | ナショナル麻布 本店(在庫状況は店舗へお問い合わせ) |
第2弾 | 2025年12月頃よりアメリカ産 認定アンガスビーフ(Certified Angus Beef®)を販売予定 |
公式案内・店舗情報 | ナショナル麻布 店舗一覧:https://www.national-azabu.com/stores_guide/ / ネットスーパー:https://www.national-azabu.net/ |
以上が今回のプレスリリースに基づく「ナショナル麻布ドライエイジドビーフ」商品発表の要旨と詳細です。熟成技術の特徴、選定方針、商品ラインアップ、価格構成、販売スケジュールおよび店舗情報を網羅的に整理しました。