グリーンリボンキャンペーン、まどか描き下ろし2話を特設公開

グリーンリボン描き下ろし公開

開催日:10月1日

グリーンリボン描き下ろし公開
描き下ろしの2話ってどこで見られるの?
グリーンリボンの特設サイト(https://www.green-ribbon.jp/comic/)で無料公開中。描き下ろし2話は順次閲覧でき、事故で脳死になった患者と家族の対話を描くスペシャルストーリーです。
臓器提供の意思表示はどうやってすればいいの?
意思表示はマイナンバーカード、運転免許証、意思表示カード、インターネット登録の4つの方法がある。書面で意思を残すことが重要で、詳細は公式サイトの意思表示ページで確認してください。

グリーンリボンキャンペーン2025がコミックエッセイとコラボして公開開始

公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク(以下「JOT」)は、2025年10月1日14時00分付の発表において、10月の「臓器移植普及推進月間」に合わせて「グリーンリボンキャンペーン2025」を本日より展開すると発表しました。今回のキャンペーンでは、人気コミックエッセイ『まどか26歳、研修医やってます!』(KADOKAWA刊)とのコラボレーション企画として、描き下ろしの2話を特設サイトで公開します。特設サイトは以下のURLで公開されています。https://www.green-ribbon.jp/comic/

発表はJOTの公式発表日時「2025年10月1日 14時00分」に行われており、キャンペーンは臓器移植医療の理解促進・普及・啓発を目的として、当該コミックを通じて臓器提供の意思表示や家族との対話を促す取り組みとして位置付けられます。今回公開される描き下ろしの2話は、事故で脳死となった患者とその家族が、どのような最期の迎え方が最善かを一緒に考える局面を描いており、主人公・若月まどかがその経験を通して何を想い、どのように成長するかを描写しています。

グリーンリボンキャンペーン2025 人気コミックエッセイ『まどか26歳、研修医やってます!』(KADOKAWA刊)とコラボオリジナル描き下ろし2話を公開 画像 2

描き下ろし作品の内容と閲覧方法

公開される作品は『まどか26歳、研修医やってます!』のスペシャルストーリーとして位置付けられ、事故による脳死判定に直面する患者の家族と医療者の対話が中心テーマです。作品は臓器提供に関する意思決定や、家族とのコミュニケーションの難しさを具体的に示し、読者に臓器移植医療を個人事として考えるきっかけを与えることを目指しています。

閲覧は特設サイトで可能です。公開ページのURLは次の通りです:https://www.green-ribbon.jp/comic/。サイトでは描き下ろし2話を順次閲覧でき、ストーリーを通じて移植医療に関する基本的な情報や問題意識に触れられる構成となっています。

グリーンリボンキャンペーン2025 人気コミックエッセイ『まどか26歳、研修医やってます!』(KADOKAWA刊)とコラボオリジナル描き下ろし2話を公開 画像 3

作品情報:『新装版 まどか26歳、研修医やってます!』と著者プロファイル

今回コラボに協力した原作は、書名が『新装版 まどか26歳、研修医やってます!』、著者は水谷 緑(みずたに みどり)です。KADOKAWAより発行され、発売日は2024年12月24日(火)となっています。元の作品は、外科志望の研修医・若月まどかが医師としての現場で奮闘し成長していく姿を描いたお仕事コミックエッセイです。

作品のあらすじには、医大を卒業したばかりのまどかが外科医を志望し、厳しい現場で「3食カップラーメン、睡眠時間4時間、手術室は極寒地獄」といった過酷な実情に直面しながらも、生命と真摯に向き合い成長する姿が記されています。原作は医療現場のリアルな描写と人物描写で読者の共感を得ています。

著者:水谷 緑について

水谷 緑は神奈川県生まれ、東京在住。2014年に『あたふた研修医やってます。』(KADOKAWA)でデビューしています。好きなものはモチモチした食べ物で、主な著書には『こころのナース夜野さん』(小学館)、『私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)、『男との付き合い方がわからない』(大和書房)などがあります。

作者の発信はX(旧Twitter)でも行われており、アカウントは @mizutanimidori です。今回の描き下ろしは原作の世界観を活かしつつ、臓器移植に関する現実的な場面を描写することで、読者に現場での意思決定の難しさや温度感を伝える意図があります。

グリーンリボンキャンペーンの意義と参加方法

グリーンリボンは世界的に移植医療の象徴とされ、成長と新しいいのちを意味する緑によって、ドナー(臓器提供者)とレシピエント(移植を受ける患者)の命のつながりを表現します。グリーンリボンキャンペーンは移植医療の理解促進、普及、啓発を目的とする一連の取り組みの総称です。JOTはこのキャンペーンを通じて、臓器提供について家族や大切な人と話し合う重要性を訴えています。

キャンペーンでは、毎年10月16日を「グリーンリボンデー」と設定しています。これは1997年10月16日に臓器の移植に関する法律(臓器移植法)が施行された日付に由来します。グリーンリボンデーは、家族や大切な人と「移植」「いのち」について話し合い、互いの臓器提供に関する意思を確認する日と定められています。

参加方法と情報発信

公式SNSを通じてキャンペーン情報やイベントの案内が行われます。JOTは「グリーンリボンサポーター」を募集中で、SNSでの情報拡散(“いいね”や共有)も支援の一環として位置付けられています。公式アカウントは次の通りです。

これらのチャネルでは、キャンペーンの最新情報や特設コンテンツの公開情報が随時配信されます。SNS上での反応や拡散が、移植医療への関心を広げる一助となることが期待されています。

臓器提供の意思表示方法の具体的手順

JOTは「YESでもいい。NOでもいい。あなたの意思を表示しよう。」というメッセージを掲げ、臓器提供についての書面による意思表示を推奨しています。意思表示の方法は4つの方法が公表されています。

  1. マイナンバーカードによる意思表示
  2. 運転免許証への意思表示
  3. 意思表示カードの活用
  4. インターネットの意思登録

なお、健康保険証の新規発行は2024年12月2日に終了しており、現行の保険証は有効期限(最長で2025年12月1日)まで使用可能です。詳細な手順や各方法の注意点は、公式ホームページの「意思表示の方法」ページで確認できます:https://www.green-ribbon.jp/donation/

JOTの役割と今回のキャンペーンの位置付け

公益社団法人 日本臓器移植ネットワークは、日本で唯一、死後の臓器提供を希望する人とその家族の意思を活かし、移植を希望する人に最善の方法で臓器を届ける役割を担う組織です。今回のグリーンリボンキャンペーン2025におけるコミックエッセイとのコラボは、医療の現場のリアルな心象を通じて、臓器移植を“自分ごと”として捉え直す契機を作る試みと位置付けられます。

キャンペーンは10月の臓器移植普及推進月間に合わせた取り組みであり、特設サイトでの描き下ろし公開、SNSでの情報発信、意思表示方法の周知といった複合的な施策を通じて、移植医療・臓器提供に関する理解を深めることを目指しています。

キャンペーンで提示されるメッセージ

今回の公開作品およびキャンペーンでは、臓器提供についての意思表示を促すだけでなく、家族や友人と“話すこと”の重要性が強調されています。作品を通じて示される場面は、医療的判断だけでなく、人間関係や感情、価値観が絡み合う現実を描いており、読み手が具体的な対話や意思表示に踏み出すきっかけとなることを意図しています。

特設サイトと公式SNSが情報の窓口として機能しており、描き下ろし2話の公開を契機に、移植医療に関する関心をより広い層へと伝える構成になっています。

要点まとめ

以下の表は、本記事で取り上げた主要な情報を整理したものです。特設サイトや公式アカウント、意思表示方法、作品情報などを一覧で確認できます。

項目 内容
発表団体 公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク(JOT)
発表日時 2025年10月1日 14時00分
キャンペーン名 グリーンリボンキャンペーン2025
コラボ作品 『まどか26歳、研修医やってます!』(新装版) 著:水谷 緑
描き下ろし内容 スペシャルストーリー2話。事故で脳死となった患者の家族と最期の迎え方を考える局面を描写
原作書籍 発売日 2024年12月24日(火) 発行:株式会社KADOKAWA
特設サイト https://www.green-ribbon.jp/comic/
公式SNS X: https://x.com/GreenRibbonJP/
Instagram: https://www.instagram.com/greenribboncp.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/GreenRibbon.jp/
意思表示の方法 ①マイナンバーカード ②運転免許証 ③意思表示カード ④インターネットの意思登録
(詳細:https://www.green-ribbon.jp/donation/
注意事項(保険証) 健康保険証の新規発行は2024年12月2日に終了。現行保険証は有効期限(最長2025年12月1日)まで使用可能。
グリーンリボンデー 10月16日(1997年10月16日に臓器移植法が施行された日)
JOTの役割 死後の臓器提供の意思を活かし、移植を希望する人に臓器が贈られるよう橋渡しを行う日本で唯一の組織

本稿では、JOTによる「グリーンリボンキャンペーン2025」と『まどか26歳、研修医やってます!』のコラボに関する発表内容、公開される描き下ろし2話の主旨、作品と著者情報、キャンペーンの意義と意思表示の方法、公式の情報発信先を網羅して整理しました。詳細は特設サイトおよびJOTの公式ページで確認できます。

参考リンク: