ザ・リッツ・カールトン東京 アート&クラフトティー
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 19:15
リッツ東京 アートティー
開催期間:10月1日〜11月26日

アートと味覚が交差する季節──ザ・リッツ・カールトン アート&クラフト アフタヌーンティーの全貌
ザ・リッツ・カールトン東京は、2025年10月1日(水)より、芸術の秋に合わせて「ザ・リッツ・カールトン アート&クラフト アフタヌーンティー」を提供開始すると発表しました。本リリースはマリオット・インターナショナル ジャパンによるもので、公開日時は2025年10月1日 14時00分です。
同ホテルはこれまでも、館内空間そのものをアートとして位置づける取り組みや現代アート作家の展示、アートに着想を得たアフタヌーンティーを通じて、⽇本の伝統と西洋文化の融合を表現してきました。本プロジェクトはその延長線上にあり、ゲストに「泊まるだけではない体験」を提供することを目的に、アーティストとの協働で五感で楽しむアート体験を創出します。
- 提供開始:2025年10月1日(水)
- 提供期間:2025年10月1日(水)〜11月26日(水)
- 提供時間:12:00〜17:00
- 提供場所:ザ・ロビーラウンジ
- 料金:9,700円(税・サービス料込)

なかむら ずい氏とのコラボレーションと展示構成
本プロジェクト第一弾のアーティストは、独自の筒描染(つつがきぞめ)技法による色彩豊かな作品で注目を集める若手作家、なかむら ずい氏です。今回のコラボレーションは、なかむら氏のペーストを絞りながら着彩する制作プロセスと、ホテルのペストリーシェフがホイップやクリームを絞る技法の類似性に着目して決定されました。
なかむら氏の作品はホテル内で展示されるほか、作品をモチーフにした色鮮やかなスイーツがアフタヌーンティーの一部として提供されます。展示作品は複数点が選定されており、各作品のサイズ情報も併記されています。
展示作品名 | 英題(ある場合) | サイズ(H×W×D mm) |
---|---|---|
道 | Path | H800 × W800 × D20 |
赤土の冷製スープ | Red clay chilled potage | H394 × W509 × D20 |
紅い実を食べたお花 | I ate some red fruits | H424 × W348 × D20 |
ひとやすみ | Take a little break | H394 × W509 × D20 |
はなびら団地 | Apartment of petals | H273 × W221 × D20 |
桃色シスターズ | Star’s bed room | H273 × W221 × D20 |

なかむら ずい氏の経歴と制作姿勢
なかむら氏は油彩を学んだ後、女子美術大学短期大学部でテキスタイルを専攻し、そこで筒描染に出合いました。素材・道具・工程が従来のファインアートとは異なる一方で、「描く」という共通の動作から作品が生まれる点に興味を抱き、以来、筒描染を主要な制作技法として採用しています。
作品では島や庭をモチーフに色彩豊かな景色を描き、個々の命の明暗が織りなす世界を表現しています。幼少期から親しんだ児童文学や絵本、自然、音楽が表現の基盤にあり、植物や妖精のイメージに重ねて、色・形・縮尺を再解釈することで、記憶と観察の間に漂うリアリティーを追求しています。
- 教育
- 油彩を学んだ後、女子美術大学短期大学部テキスタイル専攻
- 技法
- ほぼ全工程を色糊(色糸目・写し友禅)を用いた筒描きで制作

アフタヌーンティーのメニュー構成と提供詳細
アフタヌーンティーは、セイボリー、フィンガーサンドイッチ、スコーン、スイーツ、そしてデザートトロリーで構成されます。各品はなかむら氏の色彩表現やモチーフに着想を得た見た目と味わいが意図されており、五感でアートを体験する設えとなっています。
料金は9,700円(税・サービス料込)で、提供時間は12:00〜17:00、提供場所はザ・ロビーラウンジです。予約はオンラインで受け付けています(URLは下記)。提供期間は2025年10月1日〜11月26日です。
- オンライン予約:https://www.tablecheck.com/shops/ritzcarlton-tokyo-thelobbylounge-bar/reserve

提供内容の詳細
提供内容は以下の通りです。セイボリーやスイーツは具体的な料理名が挙げられており、素材や調理法の一部も明記されています。
- セイボリー(4種)
- 豆腐クリームチーズのムース 柑橘の香り 花びらを散りばめた出汁のジュレ
- ポテトのミルフィーユ バルサミコ風味の茸ソース 彩りあられと根菜のマリネ
- 帆立のナージュ 海藻といくらのクリーム 紫蘇のエッセンス 花穂と真紅のチュイル
- 黒毛牛のしゃぶしゃぶ ポロ葱とトリュフのロール 長芋のコンフィ 若草色のライスペーパー
- フィンガーサンドイッチ(3種)
- ロースハムとグリュイエールチーズ 蜂蜜に和えたローストナッツサンド
- 蓮根のタルタル 山葵風味のクリームサンド
- タラモサラダ 胡瓜とベーコンのサンドイッチ
- スコーン(2種)
- メープルピーカンナッツスコーン
- プレーンスコーン
- スイーツ(8種)
- モンブラン カシスメレンゲ
- かぼちゃのチーズケーキ
- 無花果とピスタチオのムース
- スウィーツ デザートトロリー
- チョコレート キャラメル ヘーゼルナッツ シュークリーム
- マスカットタルト エルダーフラワーゼリー
- アップルシナモン ガトー・ド・ボワイヤージュ
- 洋梨のギモーブ
- 抹茶キャレ
- コーヒーまたは紅茶がセットに含まれます。

筒描染の技法説明とホテル施設の概要
筒描染は、防染力のある専用のペースト(糊)を用いて輪郭線などを描き、その後染料で着彩していく技法です。友禅や藍染めの暖簾、大漁旗などの伝統工芸で用いられてきた工程を持ち、渋筒と呼ばれる円錐状の器具から糊を絞り出しながら描くことが語源になっています。
技法にはいくつかのバリエーションがあり、浸染、手描き友禅、写し友禅などに分類されます。浸染や手描き友禅はぼかしや濃淡で透明感のある表情を生み、写し友禅は均一でマットな質感や細密な描写が可能です。なかむら氏は工程のほぼすべてを色糊を用いた筒描きで制作しています。
- 糊の成分
- 餅粉や糠粉などを調合したものが歴史的に使用されるが、現代では用途に応じて多様な素材が用いられる。
- 筒の素材
- 伝統的には渋紙を用いるが、現在はポリエステルシートやポリプロピレンフィルムが代用されることもある。
ザ・リッツ・カールトン東京は、東京ミッドタウンの上層階に位置し、レストラン、スパ、クラブラウンジを含む施設群で構成されています。総客室数245室(うち40室がスイート)を誇り、館内には和食やフレンチ、ビストロ、ペストリーショップ、カフェなど7店舗の飲食施設が併設されています。
- 所在地:港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン
- 総支配人:シャビ・ゴンザレス
- 施設:レストラン(会席、寿司、天麩羅、鉄板焼等)、スパ、クラブラウンジ、婚礼チャペル、ミーティング施設等

参考情報と公式SNS
同ホテルはFacebookおよびInstagramで公式情報を発信しています。展示やメニューのビジュアル、予約情報などは各公式アカウントでも確認できます。
公式SNS:
- Facebook: https://www.facebook.com/RitzCarltonTokyo/
- Instagram: https://www.instagram.com/RitzCarltonTokyo/

要点の整理
以下の表は、本記事で紹介した「ザ・リッツ・カールトン アート&クラフト アフタヌーンティー」に関する主要情報を整理したものです。提供期間やメニュー構成、アーティスト情報などを一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
提供名 | ザ・リッツ・カールトン アート&クラフト アフタヌーンティー |
提供期間 | 2025年10月1日(水)〜11月26日(水) |
提供時間 | 12:00〜17:00 |
提供場所 | ザ・ロビーラウンジ(ザ・リッツ・カールトン東京) |
料金 | 9,700円(税・サービス料込) |
予約 | https://www.tablecheck.com/shops/ritzcarlton-tokyo-thelobbylounge-bar/reserve |
アーティスト | なかむら ずい(筒描染を用いる若手作家) |
展示作品(抜粋) | 道(H800×W800×D20)、赤土の冷製スープ(H394×W509×D20)ほか計6点記載 |
メニュー概要 | セイボリー4種、サンドイッチ3種、スイーツ8種、スコーン2種、コーヒーまたは紅茶、デザートトロリーを含む |
発表元 | マリオット・インターナショナル ジャパン(発表日時:2025年10月1日 14:00) |
以上の内容は、ホテルの発表資料に基づく事実の整理です。提供期間、メニュー、価格、展示作品などは発表時点の情報であり、詳細や予約状況は公式予約ページおよびホテル側の案内にて確認することを推奨します。