沖縄ワタベが大妻女子大CDPで講義、読谷を舞台に若者向け企画
ベストカレンダー編集部
2025年10月1日 20:45
沖縄ワタベがCDP講義
開催期間:9月16日〜12月9日

大学と企業が協働する課題解決型授業「CDP」の実際
2025年9月から12月にかけて実施される大妻女子大学の「2025年度 キャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP)」に、沖縄ワタベウェディング株式会社が講師・課題提供企業として参加します。プログラムは学生が学部混成のチームを組み、企業や自治体などが提示した現実の課題に向き合い、解決策を企画・提案する正課授業です。
CDPは単なる模擬演習ではなく、過去には学生提案が実際に採用された事例もあり、学生にとって企業課題に直接触れる貴重な機会になっています。授業は学内での調査・ブレインストーミング・プロトタイプ作成・最終プレゼンテーションまでを含む4か月間のプログラムです。

CDPの概要とスケジュール
本年度のCDPは大妻女子大学と提携する企業や団体が提示した課題を、学生がチームで検討し、最終的にプレゼンテーション形式で発表する形で進行します。毎年開催される発表会には企業担当者らが出席し、評価とフィードバックを行います。
今回の沖縄ワタベウェディングとの連携に関わる主なスケジュールは次の通りです。
- 講義開始:2025年9月(CDP全体期間)
- 沖縄ワタベウェディングによる初回講義:2025年9月16日(火)
- 最終発表会:2025年12月9日(火)
上記スケジュールを通じて、学生は現地理解、企画立案、集客案の設計に取り組みます。特に今回は沖縄観光の現状を踏まえた実践的な課題解決が期待されています。

提示された課題と講義の中身:沖縄観光とブライダルの接点
沖縄ワタベウェディングから提示された課題は、沖縄県読谷村にある挙式会場「ザ・ヨミタンリゾート アクアグレイス」を舞台に、20代の観光客をターゲットにした、ウェディング以外でも楽しめる商品・サービスの企画および集客案を立案することです。講義ではまず「沖縄におけるブライダルの現状」と「観光の重要性」について理解を深めるプレゼンテーションが行われました。
2025年9月16日の講義は沖縄ワタベウェディングの社員2名が講師として登壇し、業界の現状データ、観光需要の推移、インバウンドの現状と影響、会場の特徴などを学生に伝え、企画の方向性を示しました。
講義で提示された具体的な観点
- 対象顧客
- 20代の観光客(国内外を含む、若年層の嗜好に着目)
- 場所
- 沖縄県読谷村「ザ・ヨミタンリゾート アクアグレイス」
- 求められる提案の要点
- ウェディング以外でも滞在中に楽しめる商品・サービス、集客施策、体験価値向上のアイデア
- 発表日
- 2025年12月9日(火)に発表会を開催
講義では、会場の物理的特徴や周辺の観光資源、ターゲットが求める体験価値、集客のチャネル設計など幅広い視点が共有され、学生には現場志向の企画立案が求められます。
当事者のコメントと企業の役割
沖縄ワタベウェディング側からは担当者名として田中莉子の名前が紹介され、同社が沖縄内外のカップル向けにリゾートウェディングやフォトウェディング、地元婚礼のプロデュースを行っていることが説明されました。特にリゾートウェディングやフォトウェディングでは県外のみならずインバウンドの来訪も多く、沖縄県の観光業界の一端を担っていると位置づけられています。
田中は今回の課題について、学生の柔軟な発想を期待する旨を伝え、若年層が喜ぶ商品・サービスの提案を要請しました。提示された課題は実際の運営現場を想定したもので、学生の提案が実装に結びつく可能性も想定されています。
教育側の視点
大妻女子大学 常勤特任講師 落合千裕は、CDPが学部混成チームによる課題解決型授業であり、9月からの4か月間で企画を練り上げ、最終的にプレゼンテーションまで仕上げることを説明しました。学生は若い感性や発想力、情報収集力を活かし、チームでブレストを重ねながら実務に近い形で学びます。
落合は、企業からの実課題への真剣な取り組みが「課題解決力」や「チームワーク」といった社会で役立つ力を育む点を強調しています。今回の沖縄ワタベウェディングから提示された課題は実務性が高く、学生の企画が形になることが期待されると述べています。
沖縄ワタベウェディングの組織と事業領域
沖縄ワタベウェディング株式会社はワタベウェディング株式会社の子会社として、沖縄に根ざしたリゾートウェディング事業を展開しています。ワタベウェディング株式会社本社は京都府京都市にあり、代表取締役 社長執行役員は河島 等です。沖縄ワタベウェディングの本社は沖縄県那覇市で、代表取締役は田渕 浩之です。
同社は2003年に設立され、「リゾートウェディング事業」をはじめとする複数の事業領域で沖縄の観光と結婚式に関わるサービスを提供しています。以下に事業内容を整理します。
主要事業の一覧
- リゾートウェディング事業:沖縄のロケーションと日本品質のサービスを組み合わせた挙式サービスの提供
- 地元婚礼事業:沖縄に根ざした挙式・披露宴会場、各種宴会やパーティの提案
- 衣裳事業:オリジナルドレスなど豊富なラインナップの提供
- インバウンド事業:海外のお客様へ沖縄リゾートウェディングの魅力を提案
- メディア事業:世界中から集まる挙式映像の編集とカスタマーサポート
- 人材派遣事業:人材力や人材育成を活かした人材派遣
同社は「結婚式をきっかけに、沖縄のことをもっと好きになっていただきたい」という理念を掲げ、スタッフ一人ひとりが沖縄の代表であるという意識で県外・海外からの顧客を迎えています。公式情報は以下のウェブサイトで確認できます。
- 沖縄ワタベウェディング 公式HP
- https://www.okinawa-watabewedding.co.jp/company/
要点の整理と今後の予定
今回の連携では、沖縄ワタベウェディングが提示した実務的な課題に対し、大妻女子大学の学生が約4か月間で企画をまとめ、2025年12月9日に発表会で提案を行います。講義の初回は2025年9月16日に実施され、沖縄観光やブライダルの現状理解を深める機会となりました。
以下に本記事で伝えた主要事項を表形式で整理します。表は講義日程、参加者、課題の主旨、関連企業情報などを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
プレスリリース発表日 | 2025年10月1日 15時00分(ワタベウェディング株式会社 発表) |
提携先大学 | 大妻女子大学(所在地:東京都千代田区) |
プログラム名 | 2025年度 キャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP) |
講義実施期間 | 2025年9月~2025年12月(正味4か月) |
沖縄ワタベウェディング初回講義 | 2025年9月16日(火):社員2名が「沖縄におけるブライダルの現状」等を講義 |
最終発表会 | 2025年12月9日(火):学生によるプレゼンテーション |
課題の主題 | 読谷村「ザ・ヨミタンリゾート アクアグレイス」を舞台に、20代の観光客をターゲットにしたウェディング以外の体験商品・サービスおよび集客案の企画 |
発表企業(親会社含む) | 沖縄ワタベウェディング株式会社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:田渕 浩之) ワタベウェディング株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役 社長執行役員:河島 等) |
関係者の発言 | 沖縄ワタベウェディング 田中莉子:学生の柔軟な発想に期待 大妻女子大学 常勤特任講師 落合千裕:学生の課題解決力とチームワークの育成を重視 |
公式情報 | https://www.okinawa-watabewedding.co.jp/company/ |
以上が本件の要点と関連情報の整理です。大妻女子大学のCDPでの取り組みを通じて、学生の企画提案が地域の観光振興や施設の新たなサービスにつながることが期待されます。