名古屋城を借景に誕生 エスパシオ ナゴヤキャッスル開業

ナゴヤキャッスル開業

開催日:10月1日

ナゴヤキャッスル開業
いつどこでオープンしたの?
エスパシオ ナゴヤキャッスルは2025年10月1日15時に名古屋市西区(名古屋城の向かい)で開業。興和グループのエスパシオブランド国内3軒目として式典が行われました。
どんな部屋や施設があるの?
全100室(平均70㎡超)で、箔・唐紙・組子など6作家によるアートルームや一部温泉付客室、天然温泉やプールを備えたESPACIO SPA、名店が揃う4階レストラン群があります。

名古屋城を借景に、新たなラグジュアリーホテルが誕生──開業セレモニーの概要

2025年10月1日(水)15時、エスパシオエンタープライズ株式会社が運営する「エスパシオ ナゴヤキャッスル」が正式に開業しました。所在地は名古屋市西区樋の口町3番19号で、運営会社の本社は名古屋市中区錦三丁目23番18号となります。エスパシオブランドはこれまでハワイ、箱根に展開しており、本施設は同ブランドにとって3つ目のホテルです。

開業セレモニーには、愛知県知事の大村秀章氏、名古屋市長の広沢一郎氏をはじめ、興和株式会社代表取締役会長兼社長の三輪芳弘氏、興和株式会社取締役専務執行役員兼エスパシオエンタープライズ代表取締役社長の田渕浩之氏など、行政・企業の要人が参列しました。会場にはスペシャルゲストとして常盤貴子氏、武井咲氏らも登壇し、関係者とともにホテルの門出を見届けました。

式典での登壇者は以下の通りです。上記写真の左からの配置に合わせて記載します。

  • 興和株式会社取締役専務執行役員兼エスパシオエンタープライズ代表取締役社長 田渕浩之
  • 株式会社竹中工務店取締役名誉会長 竹中統一様
  • スペシャルゲスト 常盤貴子様
  • 愛知県知事 大村秀章様
  • 興和株式会社代表取締役会長兼社長 三輪芳弘
  • 名古屋市長 広沢一郎様
  • スペシャルゲスト 武井咲様
  • 株式会社日建設計代表取締役会長 亀井忠夫様

エスパシオ ナゴヤキャッスルは名古屋城と堀を挟んで向かい合う立地にあり、尾張徳川家の居城として260年の繁栄をもたらした地域のレガシーを受け継ぐホテルです。周辺には徳川美術館、トヨタ産業技術記念館、熱田神宮など文化施設が点在し、ビジネスや観光の拠点としても利便性の高い立地となっています。

THE POWER OF LEGEND 伝統とおもてなしの心を継承する唯一無二の最上級ラグジュアリーホテルへ『エスパシオ ナゴヤキャッスル』2025年10月1日(水)に開業 画像 2

日本の伝統と現代工芸が融合した客室体験──GUESTROOMS 概要とアートコレクション

エスパシオ ナゴヤキャッスルは全100室、客室の平均面積は70㎡超というゆとりある設計です。すべての客室にバルコニーやビューバスを備え、名古屋城や夜景を望む眺望を楽しめる点が特徴です。館内には日本の武家文化や三英傑の風土を映す現代工芸が散りばめられており、滞在中に非日常的な静謐と贅を体感できる設えとなっています。

ベッドは世界的に評価の高いサータのエスパシオモデルを全室に採用。快適な睡眠環境を重視し、滞在の質を高めるレイヤーでの配慮がなされています。また、一部の客室にはプライベートで温泉を楽しめる「温泉コレクション」を設け、健康増進や疲労回復を意図した設備を整えています。

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6名の作家が手がける「アートコレクション」

客室の中でも特に注目すべきは、箔、唐紙、組子、染、漆、彫刻といった日本の伝統工芸を基盤に、6名の作家がそれぞれの技法と表現で設えた「アートコレクション」です。各作品は各作家の代表的技法を活かしたもので、空間全体を一幅の絵巻のように見立て、重厚な装飾美を演出しています。

各作家と主な特徴、客室仕様は以下の通りです。

裕人礫翔(箔工芸作家)
西陣の金箔加工技術を用い、名古屋城の障壁画など国宝や重要文化財の複製に携わってきた技を空間化。ベッドヘッドに月を想起させる青と金の箔が浮かび、リビングは赤と金の生命力のある表現で構成されています。面積114.95㎡、ベッドはキング(幅200cm)。
千田長右衛門(唐紙師)
唐紙屋『唐長』の流れを受け継ぐ唐紙師。尾形光琳『紅白梅図屏風』をモチーフにした『紅白梅図』をリビングに配置。ヘッドボードは森林を想起させる日本画風。面積108.09㎡、ベッドは2ダブル(幅135cm)。
塩澤正信(組子職人)
釘を使わずに木の色を生かした幾何学的組子で四神(麟鳳亀龍)を立体的に表現。木の温かみと配色により吉祥を示す生命力を演出。面積108.09㎡、ベッドは2ダブル(幅135cm)。
福本繁樹(染色作家)
布象嵌という手法で布と和紙を融合し、玄武、青龍といった四神をモチーフに配した作品を各所に設置。面積74.53㎡、ベッドはキング(幅200cm)。
村本真吾(漆芸作家)
脱活乾漆技法を用い、光の角度で表情を変える流線型の漆作品を制作。自然の枝葉や水の流れを想起させる作品が窓外景色と一体化して見える設計。面積77.53㎡、ベッドはキング(幅200cm)。
橘智哉(鍛金彫刻家)
綾打ちの技法により金属に模様を打ち出す鍛金で鳳凰などをヘッドボードに表現。光の効果で神聖かつ幻想的な雰囲気を醸成。面積77.53㎡、ベッドはキング(幅200cm)。

これら6つのアートルームは、それぞれが奥御殿のような特別室として設計され、訪れるゲストに深い感動と静謐な時間を提供します。

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温泉コレクション

一部客室に備えられた温泉コレクションは、プライベートな湯浴みを可能にし、心身の回復を図るための専用設計が施されています。代表的な客室として「温泉グランデキャッスルビュー」は武家文化と三英傑の風土を映す空間で、75㎡、ベッドはセミダブル×2台(幅200cm)となっています。

温泉コレクションの詳細は公式の案内ページをご参照ください。
https://www.espacionagoya.com/guest-rooms/onsen-collection/

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多彩な食の顔──フロア構成と個性豊かなレストラン群

4階レストランフロアには、フランス料理、日本料理、鮨、天ぷら、鉄板料理、中国料理など、ジャンルの異なる専門店が集約されています。各店舗は日本を代表するシェフや名店の流れを汲んだ料理人が腕を振るい、地元の旬の食材を活かしたメニューやベジタリアン、ヴィーガン対応など多様なニーズに応えるラインアップが用意されています。

店舗のラインナップと特徴は以下の通りです。

  • Brillance:岸田周三氏(カンテサンス出身)が手掛けるフランス料理。東海地方の食材に根差したおまかせコースを提供。11月12日(水)オープン、予約は10月1日(水)から受付。
  • 鮨旬美 西川:店主・西川真司氏による名古屋前鮨コース。三河湾の天然車海老を茶釜で茹でるスペシャリテなど、カウンターエンターテインメント性が高い体験を提供。
  • 日本料理 丈:祇園さゝ木の佐々木浩氏の精神を継ぎ、京料理に新風を吹き込むカウンター割烹。旬を捉えた御誂え料理を提供。
  • 尾張 粋 稲葉:稲葉正信氏が手掛けるカウンター割烹と朝食。銀座稲葉で高い評価を得た朝食を4Fクラブラウンジで提供。天ぷらカウンターも併設。
  • 昇龍 by うかい亭:うかい亭監修の鉄板料理。うかい極上牛など厳選食材を目の前で調理するパフォーマンスが特徴。
  • 中国料理 柳城 NAGOYA CASTLE:広東料理の技と日本食材の鮮味を活かした中国料理。点心や中国茶のペアリングも提案。
  • THE BAR CASTLE:後閑信吾氏監修のカクテル8種を中心に提供。昼はスイーツ中心のアフタヌーンティーを用意。
  • THE GARDEN LOUNGE:アートウォールや坪庭を望むカフェラウンジ。和菓子やプレミアムティー、CUZEN MATCHAの抹茶を提供。

朝食は4Fクラブラウンジで提供されるほか、尾張 粋 稲葉やインルームダイニングでも利用可能です。Brillanceは11月12日開業予定で、10月1日から予約受付が開始されます。

宴会場については2階・3階に国内最大級のバンケットルーム「天守の間」をはじめ4つの宴会場を設け、家族の慶事から大規模国際会議まで幅広い用途に対応する設計となっています。

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ウェルネスを追求するSPA──ESPACIO SPAの設計とトリートメント

地下2階には名古屋初となる「ESPACIO SPA SPA at ESPACIO NAGOYACASTLE」を併設。コンセプトは”The Art of Wellness”で、真の寛ぎと健康をデザインする施設としてトリートメントや温浴、フィットネスを統合しています。スパは徳川家康の養生の哲学を礎に、四季折々の和ハーブや自然素材を用いたメニューを展開します。

施設内にはラグジュアリーなトリートメントルームのほか、2名で利用できるスパスイートルーム、印象的なモザイクタイルのプール、天然温泉の温浴施設、ドライサウナ、岩盤浴、最新鋭のフィットネスジムが揃います。B2Fにはスパ施設ロビー、プライベート岩盤浴、トリートメントルームが配置されています。

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トリートメントメニューと導入プロダクト

スパのメニューは約20種を用意しており、代表的なものとしてシグネチャートリートメント(米ぬかや薬草玉を用いる呼吸を深める施術)、養生ボディセラピー、養生フェイシャルセラピーなどがあります。天然石や伝統素材を用いることで心身を健やかに整えることを目指したラインナップです。

ビューティープロダクトは自然由来のラピデム(LAPIDEM)や、世界的に評価されるアウグスティヌスバーダー(Augustinus Bader)を導入。中部地区でのラグジュアリープロダクト導入は注目点となります。スパメニューの詳細は以下の資料で確認できます。
https://docs.espacionagoya.com/espacio/pdf/spa-fitness/spamenu_ja.pdf

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主要情報のまとめ

以下に、本記事で紹介した主要な情報を表形式で整理しました。ホテルの開業日、所在地、客室数や主要施設、公式案内の参照先を簡潔に示しています。

項目 内容
開業日 2025年10月1日(水)15時
運営会社/所在地 エスパシオエンタープライズ株式会社(名古屋市中区錦三丁目23番18号)
ホテル所在地 名古屋市西区樋の口町3番19号
ブランド エスパシオ(興和株式会社が展開)
客室数 全100室(平均70㎡超)
アートコレクション 箔、唐紙、組子、染、漆、鍛金の6名の作家による特別室(各種面積・ベッド仕様あり)
温泉コレクション 一部客室にプライベート温泉(例:温泉グランデキャッスルビュー 75㎡、セミダブル×2)
レストラン フランス料理(Brillance)、鮨旬美 西川、日本料理 丈、尾張 粋 稲葉、昇龍 by うかい亭、中国料理 柳城、THE BAR CASTLE、THE GARDEN LOUNGE 等
Brillance 開業・予約 オープン日:2025年11月12日、予約受付開始:2025年10月1日
バンケット 2階・3階に国内最大級のバンケットルーム「天守の間」を含む4つの宴会場
スパ ESPACIO SPA(天然温泉、プール、スパスイート、ドライサウナ、岩盤浴、フィットネス)/約20種のトリートメント
導入ビューティープロダクト LAPIDEM(ラピデム)、Augustinus Bader(アウグスティヌスバーダー)
公式情報・参照URL 客室温泉コレクション:https://www.espacionagoya.com/guest-rooms/onsen-collection/ / スパメニュー詳細:https://docs.espacionagoya.com/espacio/pdf/spa-fitness/spamenu_ja.pdf / 関連リンク:https://www.espacionagoya.com

本稿では開業セレモニーの出席者、立地と周辺の文化施設、客室とアートコレクションの詳細、レストラン群の構成、ESPACIO SPAの設備とトリートメント、バンケット機能まで、プレスリリースに含まれるすべての情報を網羅的に整理してお伝えしました。各施設やメニューの最新の詳細は、上記の公式案内ページおよび公開資料を参照してください。

参考リンク: