データセクションがシドニーにAI拠点、最大60MWへ拡張計画

シドニーAI拠点契約締結

開催日:10月1日

シドニーAI拠点契約締結
何が発表されたの?
データセクションがオーストラリア・シドニーでAIデータセンター向け施設利用契約を締結。まず2025年中に15MWで運用を開始し、2026年に段階的増設で最大60MWへ拡張する計画です。
なんでオーストラリアを選んだの?
再生可能エネルギーを含む安定した電力供給や海底ケーブル等の通信インフラ、地政学的リスク分散の観点で拠点価値が高く、APAC戦略上重要と判断したためです。

シドニーにおけるAIデータセンター設立の概要

データセクション株式会社は、2025年10月1日付のリリースにて、オーストラリア・シドニーでのAIデータセンター設立に向けた契約を締結したことを公表しました。公表日時は2025年10月1日 23時10分となっています。本契約は、同国のデータセンター企業との間でAIデータセンター向け施設利用にかかるもので、当面の事業展開の起点となるものです。

契約の相手先はプレスリリース上で「同国のデータセンター企業」として明示されており、具体的な社名は開示されていません。契約締結により、まずはシドニーにおける複数施設への展開を開始し、段階的な供給能力拡大を進めていく計画です。出典となるプレスリリースは同社のウェブサイト上にも掲載されています(https://www.datasection.co.jp/news/pressrelease-20251001001)。

発表の意図と時点情報の確認

この発表はデータセクション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:石原紀彦、東証グロース:3905)が行ったものであり、同社のグローバル戦略の一環として位置づけられています。発表文には、同社がアジアパシフィック地域におけるAIインフラ構築を加速する目的が明確に示されています。

同リリースでは、プレス素材として利用可能な画像ファイルやダウンロードリンクが提供されていること、問い合わせ窓口として公式サイトの問い合わせページ(https://www.datasection.co.jp/contact/group)が案内されている点も明記されています。

供給能力のフェーズ別計画と技術的ポイント

同社は本計画の開始段階で2025年中に15MWの電力供給から展開を開始すると発表しています。さらに、翌年の2026年に段階的に増設を行い、最終的に最大60MWまで拡張する計画です。段階的に45MWを追加するという明確な増設工程が示されています。

AIデータセンターの運用では、電力供給・冷却・通信回線・GPU等の計算資源が重要になります。本リリースではキーワードとしてGPU、NVIDIA、AIデータセンター、生成AI、AIインフラなどが挙げられており、GPUを大量に活用するAIワークロードに対応する設計が想定されます。

期別の供給量と段階的拡張の位置づけ

  • 2025年:初期段階で15MWの電力供給を開始
  • 2026年:段階的に45MWを追加し、合計で最大60MWへ拡張

このフェーズ構成は、大規模なAIクラスター(場合によっては「AIスーパークラスター」と称される規模)や大容量のGPU群(NVIDIAなどのプラットフォーム利用を想定)を段階的に配置するための現実的なアプローチといえます。段階的増設により稼働初期の需要に対応しながら、需要拡大に合わせて供給能力を高める計画です。

戦略的意義と地域選定の理由

プレスリリースでは、オーストラリアが電力供給や通信インフラ面でAIデータセンターの必要要素における優位性を有すると明記されています。加えて、グローバルで複雑化する地政学的リスクを考慮した場合、地理的・政治的に安定した拠点としての価値が高いことが選定理由として挙げられています。

データセクション社は本件を「アジアパシフィックで最も信頼されるAIインフラストラクチャーを構築する」というミッション上の重要なマイルストーンとして位置づけています。アジアパシフィック全体の次世代AIイノベーションを支えるためのインフラを短期間で整備する方針を示しています。

地政学的・インフラ面から見たオーストラリアの優位性

電力供給
再生可能エネルギーを含む多様な電源構成や安定した供給能力が期待され、AIセンターの大量電力需要に対応可能である点が評価されています。
通信インフラ
海底ケーブルや陸上回線の整備状況により、アジア太平洋地域と良好なレイテンシを実現できることが示唆されています。
地政学的リスクの分散
グローバルな供給網の分散化という観点から、オーストラリアが重要な代替拠点となる可能性があるとしています。

会社概要・関連情報と利用可能な素材

本計画を発表したのはデータセクション株式会社(本社所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田1丁目3番8号 五反田PLACE 8階)です。設立は2000年7月11日、代表者は代表取締役社長 石原 紀彦氏、上場は東証グロース(証券コード:3905)です。

事業内容としてはAIデータセンター/AIクラウド、データサイエンス、マーケティングソリューション、システムインテグレーションを掲げています。関連するビジネスカテゴリは「サーバ・周辺機器」「ネットワーク・ネットワーク機器」とされています。

お問い合わせ先・関連リンク

問い合わせは公式サイトのグループ問い合わせページ(https://www.datasection.co.jp/contact/group)を案内しています。プレスリリース本文や素材は同社のニュースページ(https://www.datasection.co.jp/news/pressrelease-20251001001)で確認でき、プレスリリース内で使用されている画像ファイルのダウンロードも提供されています。

プレスリリース内で示されたキーワードや関連情報は以下の通りです。

  • キーワード:GPU、NVIDIA、AIデータセンター、グローバル、オーストラリア、B200、AIスーパークラスター、データセクション、生成AI、AIインフラ
  • タイプ:商品サービス
  • ビジネスカテゴリ:サーバ・周辺機器、ネットワーク・ネットワーク機器

要点整理(表形式)

以下に本リリースで示された主要な事項を表形式で整理します。事実関係や数値、リンクを明確に示すことで、本計画の全体像が把握しやすくなる構成としています。

項目 内容
発表企業 データセクション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 石原 紀彦、東証グロース:3905)
発表日時 2025年10月1日 23時10分
事業内容(該当) AIデータセンター/AIクラウド、データサイエンス、マーケティングソリューション、システムインテグレーション
展開地域 オーストラリア(シドニー)
契約内容(概要) 同国のデータセンター企業との間でAIデータセンター向け施設利用にかかる契約を締結
供給能力(フェーズ) 2025年:15MW開始 → 2026年:追加45MW(段階的)→ 最大60MW
選定理由(要点) 電力・通信インフラの優位性、地政学的リスク分散の観点での戦略的重要性
関連キーワード GPU、NVIDIA、AIデータセンター、生成AI、AIインフラ、B200、AIスーパークラスター等
関連リンク ニュースページ:https://www.datasection.co.jp/news/pressrelease-20251001001 / 問い合わせ:https://www.datasection.co.jp/contact/group
プレス素材 プレスリリース内の画像ファイルのダウンロードが可能

本稿では、データセクション社が公表したリリースの全情報を整理して掲載しました。発表の主要な数値、スケジュール、選定理由、会社概要および問い合わせ先・関連リンクを表にまとめ、計画の全体像が把握できるように構成しています。

参考リンク: