10月4日開催 スターバックスの参加型アート
ベストカレンダー編集部
2025年10月2日 15:41
つなご・みらいアート始動
開催日:10月4日
沖縄の湿地と地域をつなぐ、新たな参加型アートの取り組み
2025年9月1日にオープンしたスターバックス コーヒー 那覇鏡原店と、同日拠点として再編された漫湖水鳥・湿地センターを起点に、地域と協働して沖縄の自然の恵みを未来につなぐプロジェクトが始動しました。プロジェクト名は「つなご・みらいアートプロジェクト」で、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社、株式会社オーエスディー、漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会の3者が連携し、県内の他のスターバックス店舗や地域の関係者とも協働していきます。
この取り組みはラムサール条約に登録された漫湖の干潟を中心とし、自然保全と地域の交流を両立させることを目的としています。地域住民、学生、有志、宿泊施設のサポートも得て、アート作品の制作と展示、環境保全活動を組み合わせる形で進行する点が特徴です。
発表日時と関係者の情報
本プレスリリースは2025年10月2日13時00分に公表されています。参加・連携する組織と代表者情報は以下のとおりです。
- スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
- 本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):森井久恵。
- 株式会社オーエスディー
- 所在地:沖縄県中頭郡北谷町、代表取締役:久高唯明。那覇市の漫湖公園鏡原側Park-PFI事業にて公園一帯の場づくりを担当。
- 漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会
- 構成:環境省、沖縄県、那覇市、豊見城市。所在地:沖縄県豊見城市。漫湖に生息する水鳥や湿地の保全、調査、啓発活動を実施。
撮影・記録は藤田和俊が担当しています。併せて、本プロジェクトの制作担当アーティストには淀川テクニック(本名:柴田英昭)が起用されます。
プロジェクトの趣旨と具体的な取り組み内容
「つなご・みらいアートプロジェクト」は、漫湖公園を中心に地域住民と共に「自然の恵みの豊かさ」を考え、体験し、形として残すことを目指す活動です。目的は単なる展示ではなく、地域のつながりや生物との共生を象徴するシンボルを制作し、設置することにあります。
プロジェクトは次のような仕組みで進行します。地域での投票によりオブジェのモチーフ(漫湖に生息する4つの生物のうち1種)を決定し、ビーチクリーン等で回収したゴミや漂流物を素材に、アーティストが滞在制作を行います。制作過程には地域の参加者も加わり、完成した作品は地域のシンボルとして設置されます。
モチーフ選定と素材集めの流れ
モチーフ選定は来場者や地域の方による投票方式です。投票ボードはスターバックス コーヒー 那覇鏡原店と漫湖水鳥・湿地センターに設置され、投票者は各店舗で一票を投じます。投票ボードにはアーティストである淀川テクニックが描いた4種の候補生物が掲示されます。
モチーフ決定後にはビーチクリーンや漫湖周辺での漂流物回収活動を通じて、アートの材料となるゴミや漂流物を収集します。これらの素材を活用することにより、地域の課題でもある漂着物やごみ問題への気づきと行動につなげます。
- 店頭およびセンターでの投票によりモチーフを決定。
- 漫湖や沖縄のビーチでビーチクリーンを実施し、素材を収集。
- 淀川テクニックが地域参加者とともに滞在制作でオブジェを制作。
- 完成したオブジェを漫湖公園周辺に設置し、地域のシンボルとする。
キックオフ・ワークショップの内容と運営体制
第1回ワークショップはプロジェクトのキックオフとして2025年10月4日(土)に実施されます。時間は9:30〜13:00で、集合は漫湖水鳥・湿地センター、作業後にスターバックス コーヒー 那覇鏡原店へ移動して解散するスケジュールです。
ワークショップは2部構成で、第1部はフィールド体験とたい肥づくりの実験、第2部はプロジェクト説明と投票を行います。参加は事前予約制で、詳細は各拠点(スターバックス コーヒー 那覇鏡原店/漫湖水鳥・湿地センター)へ問い合わせる必要があります。
ワークショップのプログラム詳細
第1部では漫湖水鳥・湿地センターが実施するマングローブの稚樹抜き体験を行い、採取した稚樹とスターバックスが提供するコーヒー豆かすを材料にしたたい肥づくりの実験を行います。実験は環境保全と循環の観点から設計されています。
第2部はプロジェクトの全体像説明、漫湖の生態系や生物多様性に関するレクチャーの後、オブジェのモチーフ投票が行われます。投票はワークショップ終了後から期間限定で実施されます。
- 日時:2025年10月4日(土)9:30〜13:00
- 集合・実施場所:漫湖水鳥・湿地センター(集合)、その後スターバックス 那覇鏡原店へ移動して解散
- 内容:第1部 マングローブ稚樹抜き体験・たい肥づくり実験、第2部 プロジェクト説明・投票
- 参加方法:事前予約制(詳細は各拠点へお問い合わせ)
ワークショップの実行サポートとして、那覇市協働大使「たのしむぞ06(おろく)」、沖縄県立芸術大学美術工芸学部、琉球大学の学生有志が参加し、運営支援を行います。これにより、地域と学術・芸術の連携が強化されます。
協力体制、アーティスト情報、支援企業について
本プロジェクトには3者の協働に加え、スペシャルサポートとして那覇市内の「沖縄逸の彩(ひので)ホテル」が協力しています。同ホテルは漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会への支援実績があり、本件についての告知や各種サポートを行います。
アート制作は淀川テクニック(柴田英昭)が担当します。淀川テクニックは2003年に大阪・淀川の河川敷を拠点に活動を開始し、ゴミや漂流物を素材に滞在制作を行うことで知られています。国内外で作品を制作しており、学校教材への掲載や国際的イベントでの展示実績もあります。また、2019年にオープンしたスターバックス コーヒー 沖縄本部町店のアート「もとぶフローミー」では海の漂流物を素材に作品を手掛けています。詳細は http://yukari-art.jp/jp/artists/yodogawa-technique を参照してください。
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社についての簡潔な企業情報も公表されています。同社は1996年に東京・銀座に日本第1号店を開業し、2025年6月末時点で国内に2,041店舗(ライセンス店舗含む)を展開、約6万人のパートナー(従業員)を有しています。企業の概要や取り組みは https://www.starbucks.co.jp/ に掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | つなご・みらいアートプロジェクト |
| 発表日 | 2025年10月2日 13:00 |
| 主催・協働 | スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社、株式会社オーエスディー、漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会 |
| 拠点 | スターバックス コーヒー 那覇鏡原店(新規オープン:2025年9月1日)、漫湖水鳥・湿地センター |
| キックオフワークショップ | 2025年10月4日(土)9:30〜13:00(集合:漫湖水鳥・湿地センター) |
| ワークショップ内容 | 第1部:マングローブ稚樹抜き体験・たい肥づくり実験、第2部:プロジェクト説明、投票 |
| 投票方法 | 那覇鏡原店および漫湖水鳥・湿地センターの投票ボードで地域の皆さまが一票ずつ投票(期間限定) |
| 制作担当 | 淀川テクニック(本名:柴田英昭) — ゴミや漂流物を用いた滞在制作 |
| 協力・支援 | 沖縄逸の彩(ひので)ホテル、那覇市協働大使「たのしむぞ06(おろく)」、沖縄県立芸術大学、琉球大学の学生有志 |
| 撮影 | 藤田和俊 |
以上が本プロジェクトの主要な情報となります。地域の投票によって選ばれた生物をモチーフに、地域の参加者とアーティストが素材を循環利用して作品を制作し、漫湖公園一帯に設置することで、自然の恵みと人々のつながりを可視化する取り組みです。参加や詳細の確認は、スターバックス コーヒー 那覇鏡原店、または漫湖水鳥・湿地センターへお問い合わせください。