10月9日開催｜松本俊彦が答える不登校相談会

不登校の「休ませていいか」を専門家が具体的に示す無料オンライン講演会

2025年10月9日（木）19:00から20:00に、精神科医・松本俊彦先生をはじめとする不登校支援の専門家が集い、保護者から寄せられた悩みに答える無料のオンライン講演会が実施されます。今回の講演会は「学校休んだほうがいいよチェックリスト」のクラウドファンディング開始を記念したもので、運営する3団体が共同で開催します。

講演会はYouTube Liveで配信され、視聴には顔出しや名前の表示は不要です。視聴は無料で、視聴者から事前に・当日ともに寄せられた質問の一部に松本先生と不登校支援のプロがライブで応答します。視聴用のリンクや質問投稿フォームは公開されていますので、当該URLからアクセスしてください。

イベント概要の詳細

イベントの正式名称は『不登校のプロと精神科医松本俊彦先生が答える、不登校のお悩み解決スペシャル』です。テーマは、保護者が直面する具体的な悩みと対応の可否、見守り方や家庭でできる支援など、実践的な助言を得ることにあります。

以下に開催情報を整理します。視聴用リンクや質問投稿先のURLも明記しています。

• 日時：2025年10月9日（木）19:00〜20:00
• 講演テーマ：不登校のプロと精神科医松本俊彦先生が答える、不登校のお悩み解決スペシャル
• 登壇者：松本俊彦（精神科医）、石井しこう（不登校ジャーナリスト）、中里祐次（フリースクールBranch代表）、伊藤真依（キズキ共育塾 不登校相談員）
• 実施方法：YouTube Live（顔出し不要） — 視聴リンク：https://youtube.com/live/a8V-_Spcdeo?feature=share
• 参加料金：無料
• 質問投稿（匿名可）：https://form.run/@251009-event

登壇者とそれぞれの専門性—松本俊彦先生を中心に

本イベントの中心には国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所の松本俊彦医師が立ちます。松本先生は精神科医として長年の臨床と研究の経歴を有し、自殺予防や薬物依存症に関する研究・医療にも携わってきました。今回、チェックリストの監修も担当しています。

松本先生の略歴と主な著作・所属は以下のとおりです。

経歴

1993年 佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院で初期臨床研修後、国立横浜病院精神科、県立精神医療センター、横浜市大附属病院精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所などを経て、2015年より現職。2017年からは同センター病院薬物依存症センター長も兼務。

学会・役職

日本精神科救急学会理事、日本社会精神医学会理事、日本アルコール・アディクション医学会理事などを歴任。

主な著作

『自分を傷つけずにはいられない～自傷から回復するためのヒント』（講談社、2015）、『もしも「死にたい」と言われたら～自殺リスクの評価と対応』（中外医学社、2015）など。

また、不登校支援の現場からは石井しこう氏（不登校ジャーナリスト）、中里祐次氏（フリースクールBranch代表）、伊藤真依氏（キズキ共育塾 不登校相談員）が登壇します。各人は不登校の現場での実践・取材・支援経験を持ち、保護者の視点に寄り添った助言に重点を置きます。

登壇者の詳細と運営団体

登壇者の所属や活動内容、運営団体の情報も明記します。チェックリストの運営は3団体が共同で担当しています。

各団体の概要とウェブサイトは以下のとおりです。

• 石井しこう — 不登校ジャーナリスト。多数の取材・講演活動を行い、著書も複数。
• Branch（株式会社WOODY） — フリースクール運営（Branch home+, Branch room）。ウェブサイト：https://branchkids.jp/
• キズキ共育塾（株式会社キズキ） — 完全個別学習指導塾。全国に校舎を持ち、オンライン授業も提供。ウェブサイト：https://kizuki.or.jp/、企業サイト：https://kizuki-corp.com/

チェックリストの機能、効果、そしてクラウドファンディングの目的

「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、子どもが『学校に行きたくない』と訴えた際に、保護者が「休ませても大丈夫か」を判断するためのオンラインツールです。簡単な質問に答えることで精神科医の視点を踏まえた回答が得られ、子どもの心身の状態を整理するのに役立ちます。

このチェックリストは2023年9月の公開以降、2年間で約10万人の保護者に利用されました。利用者アンケートの結果は次のとおりです。

こうした成果を受け、無料提供の継続を目的としたクラウドファンディングが2025年9月1日から10月31日まで実施されています。

クラウドファンディングの概要は以下のとおりです。

URL

https://camp-fire.jp/projects/876636/view

実施期間

2025年9月1日（月）〜2025年10月31日（金）

目標金額

180万円（内訳：サーバー運営費2年分 160万円、想定外の参加者増による補填 20万円）

チェックリストの意図は「無理に登校させ続けた結果、心身の不調や自殺リスクが高まる」ことを防ぐ点にあり、保護者が早期に状況を把握して適切な支援や医療につなげられる手助けを目的としています。ツールの詳細は提供ページで確認できます。

チェックリスト詳細ページ：https://branchkids.jp/lp/oyasumi-checklist

参加方法、質問募集、関連スケジュールを整理

視聴方法はYouTube Liveへのアクセスのみで、参加に際して事前登録や有料の手続きは不要です。顔出し・名前表示は求められないため、気軽に視聴できます。ライブ中に寄せられた質問の一部に登壇者が応答します。

質問投稿は匿名でも受け付けています。保護者からの具体的な相談例として「ゲーム依存は放っておいてよいか」「このまま休ませて本当に大丈夫か」「見守る以外に何かできることはあるか」などが想定されます。こうした疑問をフォームから送ることで、イベント内で専門家の意見を得られます。

• 視聴リンク（10/9）：https://youtube.com/live/a8V-_Spcdeo?feature=share
• 質問投稿フォーム：https://form.run/@251009-event
• 関連イベント（第2弾）：10/24(金) 19:00〜『児童精神科看護師×不登校支援のプロ』 — YouTube Live：https://www.youtube.com/live/C8C8ZRyOxM8

関連情報やイベント告知は不登校支援の情報サイトにも掲載されています（関連リンク：https://futoko-online.jp/event/17122/）。視聴前にチェックリストやクラウドファンディングの概要を確認すると、当日の質問や議論が具体化しやすくなります。

イベントで取り上げられる想定トピック

当日は精神科的視点と現場支援の両側面から、保護者が直面しやすい具体的な事例に対する対応策が示されます。医療的判断と家庭での支援の接点を明確にすることが主眼です。

想定されるトピックは次のような項目です。

1. 体調不良や不登校の背景にある精神的・身体的要因の見立て方
2. 休ませるべきかどうかの判断基準とチェックリストの活用法
3. 家庭でできる見守り方、支援の進め方（無理に登校させない選択を含む）
4. ゲーム依存や生活リズムの乱れへの対応、専門機関につなぐタイミング

まとめ：本記事で伝えた主要ポイントの整理

以下の表は、本記事で扱った主な情報を分かりやすく整理したものです。イベント参加前の確認や関係者への共有に活用してください。

この記事では、イベントの日時・登壇者・視聴方法・チェックリストとその実績、そしてクラウドファンディングの目的と期間を整理しました。視聴や質問を通じて、具体的な対応の指針や保護者が抱える不安の整理につなげることができる内容になっています。