10/3開幕|DRSが大阪・関西万博で自助技術を展示

DRS大阪万博出展

開催期間:10月3日〜10月7日

DRS大阪万博出展
DRSってどんな仕組みなの?
専用電波・GPS・Bluetoothを組み合わせた小型発信器と受信で、屋外の広域探索から“最後の0cm”まで特定できる仕組み。スマホ連携で家族が迅速に捜索可能で、防水IP68、GPS送信で約2週間、探索電波運用で約2〜3か月稼働します。
万博では何が体験できるの?
大阪・関西万博の会場でDRSの実機展示とデモを実施。来場者は操作性や探索の流れを体験でき、被災時に家族単位で捜索する自助の仕組みや実運用事例を見ることができます。会期は10/3〜10/7です。

万博の展示で示す「自助」のかたち — DRSが選ばれた意義

AUTHENTIC JAPAN株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:久我 一総)が開発・提供する「DRS(ダイレクト・レスキュー・システム)」が、2025年10月3日から10月7日まで開催される大阪・関西万博の体験型展示「未来航路 -20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」の最先端テクノロジー分野に出展します。プレスリリースは2025年10月2日 15時10分に発表されました。

「未来航路」は全国から選ばれた中小企業83社が参画し、❝いのち輝く未来社会❞の実現を目指す企画です。伝統の継承からデジタルテクノロジーまで5つのテーマに分かれた展示を通じ、来場者は社会課題に挑む多彩な技術やサービスを体験できます。DRSの出展は、被災地での実証と地域導入の広がりを踏まえ、個人が自らの手で家族や大切な人を捜索できる「自助」の仕組みを来場者に伝える場になります。

瓦礫の中の家族の居場所を電波で特定する「DRS」(ダイレクト・レスキュー・システム)が、大阪・関西万博の体験型展示「未来航路 -20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」の最先端テクノロジー分野に出展 画像 2

出展決定の背景と展示概要

DRSは、山岳遭難対策サービス「ココヘリ」で培った技術を街中や災害時の捜索に応用したIoT機器であり、災害リスクの高い地域での社会実装が進んでいる点が評価されて採択されました。出展テーマは「最先端デジタルテクノロジー」です。

展示会の基本情報は次のとおりです。会期は2025年10月3日(金)~10月7日(火)、会場は大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」<South>、主催は中小企業庁と中小機構です。入場は通常10:00~20:00(最終入場19:30)で、初日の10月3日のみ11:00から入場開始となります。公式情報は https://expo2025.smrj.go.jp/ を参照してください。

瓦礫の中の家族の居場所を電波で特定する「DRS」(ダイレクト・レスキュー・システム)が、大阪・関西万博の体験型展示「未来航路 -20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」の最先端テクノロジー分野に出展 画像 3

DRSの技術的特徴 — 電波で「最後の0cm」まで特定する仕組み

DRS(ダイレクト・レスキュー・システム)は、専用電波・GPS・Bluetoothの3種類の電波を組み合わせることで、最終段階で「最後の0cm」まで位置を特定できることを大きな特長としています。元来は山岳遭難対策サービス「ココヘリ」の技術をベースにしており、屋外での広域探索と狭所での精密探索を統合します。

発信器は小型軽量で、防水・防塵性能を持ち、スマートフォンで位置確認が可能です。被災時に警察や消防の到着を待たず、家族自身が素早く微細な位置を把握できる点が想定するユースケースの中核です。詳細な製品情報は https://www.cocoheli.com/drs/drs および https://www.cocoheli.com/drs/dr を参照できます。

技術仕様と運用性能

DRSの主な仕様は次のとおりです。5センチ四方、約45グラムという携帯性を持ち、IP68等級の防水・防塵性能を備えています。IP68は最大水深10メートルで最大30分の浸漬耐性を意味します。

バッテリー駆動時間は、GPS情報送信時で約2週間、探索用電波(低消費波形など)を中心に運用する場合は約2~3か月の稼働が可能です。スマートフォンアプリを介して位置情報を取得し、最終的な微細探索は専用受信機能で行います。

サイズ・重量
5センチ四方、約45グラム
防水・防塵
IP68等級(最大水深10mで最大30分)
動作時間
GPS送信時:約2週間、探索用電波発信時:約2〜3か月
位置特定手段
専用電波、GPS、Bluetoothを組合せ

現場導入の実績 — 能登半島地震から広がる社会実装

DRSは、2024年1月の能登半島地震を契機に、被災地での防災・減災インフラとして導入が進んでいます。地域での活用を通じて「命を守る社会インフラ」としての役割が具体化しつつあります。

具体的には、石川県の複数自治体で導入・寄贈が進められており、児童の安全確保や災害時の避難支援に活用されています。以下に導入事例を整理します。

導入自治体と活用の詳細

珠洲市、穴水町、能登町の3自治体での導入実績が公開されています。珠洲市では市内公立小学校8校の全児童にDRSを正式導入し、穴水町と能登町では教育委員会や町への寄贈を通じて児童の登下校時の安全確保や避難支援に活用されています。

これらの取り組みは、被災地での実運用を経て得られた知見をベースに、地域の見守り体制と災害対応力を高める目的で行われています。導入により、学校単位での一斉配布や日常の見守りと災害時の機能を兼ね備える取り組みが進行中です。

  • 珠洲市(石川県): 2025年8月、市内公立小学校8校の全児童にDRSを正式導入。避難支援と日常見守りを強化。
  • 穴水町(石川県): 2025年2月、DRSを寄贈。児童の登下校時の安全確保や災害時避難支援に活用予定。
  • 能登町(石川県): 2024年10月、教育委員会へDRSを寄贈。小学生に配布し地域の安全確保に活用。

出展案内・会社情報・報道窓口

展示会場ではDRSの実機展示とデモを通じて、来場者が操作性や探索プロセスを体験できることが想定されています。展示期間は5日間で、10月3日は入場開始が11:00からとなるため、初日のスケジュールに注意が必要です。

本章では来場案内、会社概要、代表者略歴、報道窓口を整理します。お問い合わせはAUTHENTIC JAPANのマーケティング担当へ連絡してください。

出展概要の再掲

展示テーマ: 最先端デジタルテクノロジー

会期: 2025年10月3日(金)~10月7日(火) / 時間: 10:00~20:00(最終入場19:30)※初日は11:00開始 / 会場: 大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」<South> / 主催: 中小企業庁、中小機構 / 公式サイト: https://expo2025.smrj.go.jp/

AUTHENTIC JAPAN 会社概要・代表略歴・報道窓口

会社名
AUTHENTIC JAPAN株式会社
代表取締役社長
久我 一総
本社所在地
福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15-4F
URL
https://www.authjapan.com/
事業内容
山岳捜索サービス「ココヘリ」などの展開
代表略歴
1978年福岡市生まれ。西南学院大学文学部外国語学科英語専攻卒業。2002年パナソニックシステムネットワークス入社。SCM部門の責任者として英国子会社へ出向。帰国後は商品企画部門に移り、2011年にAUTHENTIC JAPANを立ち上げる。
報道関係問い合わせ
マーケティング担当 電話: 092-791-2595 / メール: marketing@authjapan.com
項目 内容
展示期間 2025年10月3日(金)~10月7日(火)
会場 大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」<South>
展示テーマ 最先端デジタルテクノロジー(「未来航路」への出展、全国83社参加)
発信機仕様 5cm四方、約45g / IP68(最大水深10mで最大30分) / GPS送信時約2週間、探索電波運用で約2〜3か月
導入実績 珠洲市(2025年8月・公立小学校8校の全児童へ配布)、穴水町(2025年2月寄贈)、能登町(2024年10月教育委員会へ寄贈)
会社 AUTHENTIC JAPAN株式会社(代表 久我 一総) / URL: https://www.authjapan.com/
関連リンク DRS製品情報: https://www.cocoheli.com/drs/drs 、参考: https://www.cocoheli.com/drs/dr 、万博公式: https://expo2025.smrj.go.jp/

本稿では、DRSの技術的仕様、地域導入の経緯、万博出展の位置づけ、展示の具体的な日時・場所、ならびにAUTHENTIC JAPANの会社情報と報道窓口を整理しました。展示では実機デモを通じて、災害時における個人レベルでの探索手段としてのDRSの機能や、地域社会での運用事例が紹介される見込みです。

参考リンク: