万博で無料配布、ウフフのバターナッツドーナツ500個
ベストカレンダー編集部
2025年10月3日 11:41
バターナッツドーナツ配布
開催期間:10月3日〜10月7日

万博会場「WASSE」で配られる、規格外バターナッツかぼちゃ由来のドーナツ
大阪・関西万博の会場内で行われる展示イベント「未来航路 -20XX年を目指す挑戦の旅-」にて、手作りドーナツ専門店「ウフフドーナチュ」を運営する株式会社ウフフが開発した「規格外バターナッツかぼちゃドーナチュ」が、2025年10月3日(金)~10月7日(火)の5日間にわたり無料配布されます。
配布はEXPOメッセ内「WASSE」の同社ブースで行われ、配布は各日100個、合計で500個が来場者に無償提供されます。配布開始時間は各日13時(予定)です。主催は中小企業庁・中小機構による本展示イベントで、展示テーマは「誰一人取り残さない包摂的なアイデア」です。

サンプリング実施の具体的な枠組み
サンプリングは来場者向けの試食配布として行われます。配布は先着順で、各日の上限に達し次第終了となります。配布場所は大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」ブースです。
イベントの目的は単なる試食提供に留まらず、『フードロス削減』と『女性活躍』という展示テーマに沿ったメッセージの発信が含まれます。今回のドーナツは女性生産者が生産した規格外品を原料にしているため、展示の主旨と直接的に結びついています。
- 配布期間:2025年10月3日(金)~10月7日(火)
- 配布数:各日100個、合計500個(無料)
- 配布開始時間:13時(予定)
- 配布場所:大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」ウフフドーナチュブース
- 主催:中小企業庁・中小機構(展示「未来航路 -20XX年を目指す挑戦の旅-」)

素材の選定と加工方法──規格外でも品質を最大化する取り組み
今回のドーナツに使われるのは、石川県産のバターナッツかぼちゃ(規格外品)です。見た目が不揃いで正規の流通に乗りにくいものの、品質や味に問題はない個体を原料として活用しています。石川県金沢市の農業女性グループ「金沢農女(ノマジョ・カナザワ)」と協働し、規格外品を有効利用する形で商品化が図られました。
素材の状態を最も引き出すために、ウフフドーナチュでは手作業で丁寧に下処理を行っています。皮をむき、5cm角にカットしたかぼちゃをオーブンで約1時間かけて焼き、水分を飛ばして甘みと風味を凝縮してからドーナツ生地に練り込みます。

製法と配合の詳細
かぼちゃ加工の工程は、手作業を中心に行われます。丁寧な下処理と乾燥工程により、規格外であっても素材の旨味を引き出すことを重視しています。
ドーナツ生地への配合比率は、原材料の水分量に合わせて調整した結果、ドーナツ生地の30%以上をバターナッツかぼちゃが占める仕様になっています。これにより、かぼちゃ本来の鮮やかなオレンジ色としっかりとした風味が感じられる仕上がりになります。
- 下処理
- 皮をむき5cm角にカットし、手作業で形を揃える。
- 乾燥・焼成
- オーブンで約1時間焼き、水分を飛ばして甘みと風味を凝縮。
- 生地への混入
- 生地に対して30%以上を目安にかぼちゃを練り込み、風味豊かなドーナツにする。

背景と生産者の取り組み──異常気象がもたらした現場の実態
今回の原料選定には、近年の異常気象が深く関係しています。2025年の夏(6月〜8月)は日本の平均気温が平年より2.36℃高く、統計開始以来の最高記録となったことが公表されています。こうした酷暑の影響で、外観にばらつきが生じやすく、見た目の理由で正規流通に乗せられない農作物が増えています。
石川県金沢市で活動する女性農業者グループ「金沢農女(ノマジョ・カナザワ)」は、毎年バターナッツかぼちゃの栽培に取り組んでいますが、今年は例年に比べて約5倍の数量が規格外品となってしまいました。こうした事情から、規格外品の有効活用を模索する中で株式会社ウフフに相談があり、製品化に至っています。

ノマジョ・カナザワの取り組みと熟成工程
ノマジョ・カナザワは2019年に設立された金沢市の女性農業者グループで、会員数は48名です。女性ならではの視点や感性を活かし、地域の農業課題の解決や産地の活性化に取り組んでいます。
収穫したかぼちゃは一定期間生産者のもとで熟成され、良い熟成タイミングで納品されることで、規格外品であっても十分に美味しさを発揮できることが今回の取り組みで確認されています。生産者側の熟成管理と製造側の下処理技術が組み合わさることで、品質の担保が可能となっています。
- 異常気象(2025年夏:+2.36℃、歴代1位の高温)による外観不良の増加
- ノマジョ・カナザワが例年比約5倍の規格外品を抱える
- ウフフによる商品化提案と試行錯誤の末の製品化

株式会社ウフフの理念と関連商品、開催にあたっての意図
株式会社ウフフは本社を石川県金沢市に置き、軽井沢にも店舗を持つドーナツメーカーです。代表は志賀嘉子氏で、設立は2018年8月(創業は2015年6月)です。会社のコンセプトは「ママと子どもの豊かな時間を」で、子育て中のママが働きやすい環境作りや、子どもに安心して食べさせられる手作りおやつの提供を目指しています。
ウフフの事業内容にはドーナツの製造販売だけでなく、コンセプトに沿った商品の開発やサービス提供が含まれます。今回の展示参加では、フードロス削減や女性の生産・労働参加への貢献を示す場として活用しています。
会社概要と関連商品の紹介
会社の基本情報として、所在地は本店が金沢市久安2-463、軽井沢店が軽井沢町軽井沢813-1、代表者は志賀嘉子、設立は2018年8月(創業2015年6月)です。詳細は公式サイト(https://ufufu-ufufu.com/)で案内されています。
ウフフの関連商品には、子どもと一緒に楽しめるカフェインレスコーヒー『ウフフコーチー』があり、薬を使わずにカフェインを抜いた仕様で、ママと子どもが一緒に楽しめる飲料としてドーナツやスコーンに合わせて提供されています。
- 会社名:株式会社ウフフ
- 代表者:志賀 嘉子
- 所在地:(本店)金沢市久安2-463 / (軽井沢店)軽井沢町軽井沢813-1
- 設立:2018年8月(創業2015年6月)
- 公式サイト:https://ufufu-ufufu.com/
- 主な事業:ドーナツの製造・販売、子育て支援に資する商品の開発・販売
まとめ表:本プレスリリースの要点整理
ここで、本記事で挙げた主要な情報を表形式で整理します。イベント情報、配布数量、原料や製法、関係者、会社情報などを一目で確認できるようにまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
プレス発表日 | 2025年10月2日 18:31(株式会社ウフフ発表) |
配布対象商品 | 規格外バターナッツかぼちゃを使用した「規格外バターナッツかぼちゃドーナチュ」 |
配布期間 | 2025年10月3日(金)~10月7日(火) |
配布数量 | 各日100個、合計500個(無料) |
配布場所・時間 | 大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」ウフフドーナチュブース/配布は13時~(予定) |
主催 | 中小企業庁・中小機構(展示「未来航路 -20XX年を目指す挑戦の旅-」) |
原材料の出所 | 石川県金沢市の農業女性グループ「金沢農女(ノマジョ・カナザワ)」のバターナッツかぼちゃ(規格外品) |
原料の特徴 | 鮮やかなオレンジ色で水分が多く柔らかい果肉。見た目不揃いで規格外だが品質・味には問題なし。 |
加工方法 | 皮をむき5cm角にカット後、オーブンで約1時間焼いて水分を飛ばし、ドーナツ生地に30%以上混ぜ込む |
生産者グループ | 金沢農女(ノマジョ・カナザワ)/設立2019年/会員48名 |
異常気象による影響 | 2025年夏の日本平均気温は平年より+2.36℃、統計開始以来の最高。正規流通に乗らない規格外品が増加し、今回約5倍の発生。 |
会社情報 | 株式会社ウフフ(本店:金沢市久安2-463、軽井沢店:軽井沢町軽井沢813-1)代表:志賀嘉子、設立:2018年8月(創業2015年6月) |
関連商品 | ウフフコーチー(カフェインレスコーヒー)など、子どもと楽しめる商品群 |
公式サイト | https://ufufu-ufufu.com/ |
この配布は、規格外農産物の価値を再評価し、フードロス削減や女性生産者の可視化に結びつけることを目的としています。製法や原料の背景、生産者の状況、配布の実施要領などは上表の通りです。イベントでの配布を通じて、来場者が規格外品の可能性に触れる機会となることが期待されます。
参考リンク: