ゴジラ×頂マーラータン、怪獣7種のふるさと返礼

新宿区×ゴジラ×頂マーラータンが生んだ地域連携型コラボレーションの全容

2025年10月6日12時に発表されたプレスリリースによると、ネクスター株式会社のグループ会社である頂マーラータン・おうちでマーラータン株式会社（本社：東京都新宿区、共同代表 齋藤悠）は、新宿区観光特使のゴジラと東宝の監修のもと、新宿区のふるさと納税返礼品として「ゴジラ」との初コラボを開始しました。今回のコラボレーションでは、頂マーラータンが開発・製造する「ゴジラ麻辣湯（マーラータン）」をはじめ、全7種の怪獣シリーズをラインナップする点が特徴です（TM & © TOHO CO., LTD. 表記あり）。

コラボ企画は地域産業の技術を活かす取り組みとも連動しており、染色や印刷製本、区内で製造・加工された食品など、多彩な返礼品を通じて新宿区の地場産業をアピールする狙いがあります。申込方法や実施期間などの詳細は公式のふるさと納税特設サイトにて案内されています。

実施期間と申込方法

コラボ実施期間は9月1日～12月31日です。ふるさと納税の申込は新宿区の特設サイト、または各ふるさと納税ポータルサイトを通じて行います。特設サイトは次のURLで公開されています：https://furusato-shinjuku.jp/godzilla2025/

今回の返礼品群は、地域産業の技術と新宿の名物を組み合わせたラインナップとなっており、行政と企業の連携による地域振興の一端を示す事例と位置付けられます。

キングギドラを冠した「キングギドラマーラータン」とシリーズ商品の特徴

今回の目玉の一つは、三つの首を持つ怪獣から着想を得た『キングギドラマーラータン』です。頂マーラータン本店で製造され、「通常の3倍の辛さ」をコンセプトに開発された激辛仕様で、辛味の強さは辛さレベル3（★★★☆☆☆☆☆☆☆）と明示されています。

商品は「咆哮するシビ辛」をテーマに、痺れる山椒系スパイスと黄金の和出汁が組み合わされた設計です。頂マーラータンの和製薬膳スープをベースに、国産の原料を多く採用し、店の味を家庭でも手軽に再現できるD2C冷凍商品（おうちでマーラータン）としても提供されます。シリーズは全7種の怪獣ラインナップが用意されており、各種の個性ある辛味・風味が展開されます。

コラボ返礼品のカテゴリー

新宿区とのコラボ返礼品は以下のカテゴリで展開されています。食品以外にも染色や印刷製本に関わる商品が含まれている点が特徴です。

• 染色：着物、カードケース、ネクタイ、Tシャツなど
• 印刷製本：ポスター、集印帳、ジャバラノートなど
• 食品：麻辣湯（マーラータン）、ドリップコーヒーなど

返礼品の中に含まれる「ゴジラ麻辣湯」は、頂マーラータン本店が製造を担い、東宝監修のもと、ゴジラの世界観を表現したパッケージや味わいで提供されています（TM & © TOHO CO., LTD. 表記）。

頂マーラータンの事業体系、理念、医食同源に基づく製品設計

頂マーラータン・おうちでマーラータン株式会社は、頂マーラータン本店を起点にD2C（冷凍マーラータン『おうちでマーラータン』）、B2B（小売・温浴施設・宿泊施設向け卸）、COS（直営店舗）およびFC展開を通じて食の上流から下流まで一貫して担う事業モデルを構築しています。ブランドのビジョンやミッション、6つのバリューが公表されており、これらが商品開発や地域連携の方針に反映されています。

掲げるVisionは「日本式・和製マーラータンを令和の新名物とし、日本食文化の新しい柱へ。」であり、Missionは「マーラータンを日本の食文化の一つとして確立する」ことです。Valueは6項目で、商品の品質、革新性、文化継承、持続可能性、国際展開、地域体験の創造という観点が示されています。

Value（価値観）6箇条の概要

1. Delicious & Beauty Komachi

薬膳をベースに美味しく美しい一杯を提供するという顧客への約束。

2. Next Innovation

本場スパイスを尊重しつつ日本独自の革新を加えていく姿勢。

3. Cultural Legacy

和製マーラータンを「令和の新名物」として育てる責任と意識。

4. Sustainability

フードロス削減や地域食材活用を通じた社会貢献。

5. Kool Japan

和製マーラータンを世界に広めるための継続的取り組み。

6. Community & Experience

地域やコミュニティに豊かな食体験を提供すること。

これらの価値観は、商品の原材料選定や生産方法、販路戦略、地域連携の方向性に具体的に反映されています。

医食同源と原材料のこだわり

頂マーラータンは「医食同源」の考え方を重視し、薬膳スパイスを30種類以上使用したスープや、国産食材を中心とした原材料選定を行っています。スープは国産地鶏、徳島県の柚子、鹿児島県の焼きあご（トビウオ）、愛知県の八丁味噌を使ったWスープが特徴です。

付属の春雨は奈良県で製造される無漂白のオリジナル麺（極太もちもち生はるさめ）を採用し、グルテンフリー要件にも配慮したメニュー設計がなされています。家庭での時短調理や冷蔵庫の残材を活かすことで栄養価を高める点も明示されています。

環境への取り組み、連携先、問合せ窓口と企業情報

頂マーラータン・おうちでマーラータン株式会社は新宿区エコ事業者連絡会に加入しており、フードロス削減や環境保全活動を推進しています。日常食材を無駄なく活用し、特製薬膳スープに加えることで食品ロスの削減に取り組むほか、飲食店向けに「日替わりマーラータン」メニューを提供して在庫食材の有効活用を支援しています。

新宿区エコ事業者連絡会は区と事業者が協力して環境保全の取り組みを推進する場で、事務局は区の環境対策課が担当しています。現在の会員登録数は約80事業者で、事例発表や情報交換、見学会などが活動内容として挙げられます。

SDGs（特に目標12）への貢献

頂マーラータンの取り組みはSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の実現に寄与することを掲げています。具体的には、冷凍D2Cブランドとして個人消費と商業卸を併用することで食品ロスを抑制し、地域資源を活用する方策を進めています。

取り組みの一環として、B2B事業の展開により複数の温浴施設や飲食店、地方の飲食店向けに提供を開始していることが発表資料に列挙されています。

主なB2B提供開始先（公表リンク）

• 温泉バルコニー King&Queenでの提供開始
• 用宗みなと温泉での提供開始
• (株)イオンファンタジー運営のOYUGIWAでの期間限定提供
• 羊次郎での提供開始
• 焼肉 赤坂 えいとまんでの提供開始
• 焼肉 真焔（肉の大栄）での提供開始
• 新宿区エコ事業者連絡会加入とクーポンコード発行

問い合わせ・企業情報

本件に関する問い合わせ先は以下の通りです。頂マーラータン・おうちでマーラータン株式会社のCOO取締役 二瓶寛史（ニヘイヒロフミ）氏が窓口となっています。

• 問い合わせ先（メール）： hirofumi@nexter.tokyo

ネクスターブランドゥホールディングスとネクスター株式会社に関する公表情報もリリースに含まれています。主な要点は以下の通りです。

本社所在地

東京都新宿区大久保3-8-3 住友不動産新宿ガーデンタワー LaTour Shinjuku Garden 29F

代表者

代表取締役社長 CEO 細田悠巨

スタッフ数

42名（グループ合計・業務委託、アルバイト含む）

資本金

1億2,428万4,842円（グループ合計・資本準備金含む）

公式サイト・SNS

公式HP：https://nexter.tokyo/

公式X：@nexter_tokyo、公式Instagram：@nexter_tokyo

この記事で扱った主要項目と要点の一覧

以下の表は、本記事で触れた主要な情報を整理したものです。コラボの期間、申込方法、主な返礼品、製品の特徴、企業・団体の連絡先や事業概要を一目で参照できます。

以上は、発表資料に基づいて整理した要点です。商品仕様、申込方法、提供施設やコラボの背景といった情報を含めて、地域と企業が連携して展開する取り組みの全体像が把握できるようにまとめました。各商品や申込の詳細は、リンク先の公式ページで確認できます。TM & © TOHO CO., LTD. の表記に関しては、関連商品やパッケージでの表記に従います。