日置市×クラスター、メタバースで文化継承コンテスト

ネオ日置ワールド募集開始

開催期間:10月6日〜12月21日

ネオ日置ワールド募集開始
誰が参加できるの?
日本国内在住の個人またはチーム(企業チーム、学生、社会人問わず)が参加可能。cluster部門とVRChat部門があり、特設サイトでプレエントリーして応募します。ネオ日置3Dキットの利用は任意です。
応募の締切と応募方法は?
応募期間は2025年10月6日〜2025年12月21日。特設サイトでプレエントリー後、ワールドを制作し、Xにハッシュタグ「#ネオ日置クリエイターコンテスト」を付けて投稿することで応募になります。

日置市の文化をメタバースで再発見する取り組み──クラスターが運営事務局に参画

2025年10月6日、クラスター株式会社は鹿児島県日置市が開始する『ネオ日置ワールド制作コンテスト』に運営事務局として参画することを発表しました。発表は同日15時30分に行われ、クラスターは日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営する企業として、本件に協力します。

本コンテストは、メタバースやソーシャルVRの技術を用いて地域文化のデジタル継承を図ることを目的としています。運営は日置市を主催とし、運営事務局としてクラスター株式会社、GMOペパボ株式会社、monoDuki合同会社が携わります。プラットフォーム面では「cluster」に加え「VRChat」も利用されます。

発表日
2025年10月6日 15:30
主催
日置市
運営事務局
クラスター株式会社 / GMOペパボ株式会社 / monoDuki合同会社
参画プラットフォーム
cluster(クラスター株式会社運営) / VRChat
公式情報
ネオ日置ワールド制作コンテスト 特設サイト
クラスター株式会社、鹿児島県日置市の魅力を発掘・発信する「ネオ日置ワールド制作コンテスト」に参画 ~メタバースプラットフォーム「cluster」で、地域文化のデジタル継承とクリエイターエコノミーを推進 画像 2

コンテストの目的と背景:伝統の継承と新たな交流の創出

地方自治体における人口減少や若年層の都市流出は、伝統行事や地域文化の継承に影響を及ぼしています。こうした課題に対し、メタバースなどのXR技術は地理的な制約を超えて地域の魅力を発信し、デジタルネイティブ世代と地域をつなぐ新たな接点となる可能性があります。

ネオ日置ワールド制作コンテストは、こうした背景を踏まえ、クリエイターから日置市の魅力を表現したオリジナルワールドを募集し、メタバース空間におけるデジタル継承とクリエイターエコノミーの活性化を図ることを目的としています。クラスターは「人類の創造力を加速する」というミッションに基づき、プラットフォームと技術提供の面で協力します。

期待される表現領域

応募作品は、戦国武将・島津家ゆかりの史跡、日本三大砂丘の一つである「吹上浜」、伝統行事など、日置市の歴史や自然、風土を題材にすることが想定されています。メタバース上での表現により、触覚や視覚の再現だけでなく、物語性や体験型コンテンツへと拡張することが期待されます。

作品は、ユーザーがアバターで参加して交流・体験できる「ワールド」として制作されることになります。ワールドとは、利用目的やテーマを持ったバーチャル空間であり、単なるビジュアル再現に留まらない体験設計が審査において重要となる見込みです。

募集要項と応募方法:期間・部門・3Dキットの活用

本コンテストは「たくさんの人に日置市の魅力が伝わるようなワールド」をテーマに、cluster部門とVRChat部門の2部門で作品を募集します。応募期間、参加資格、応募手順などが明確に設定されています。

応募資格は日本国内在住の個人またはチーム(企業チーム、学生、社会人問わず)で、結果発表は特設サイトにて公表される予定です。発表時期は後日公開されます。

項目 内容
募集期間 2025年10月6日(月)〜 2025年12月21日(日)
応募部門 cluster部門、VRChat部門
応募資格 日本国内在住の個人・チーム(企業チーム、学生、社会人問わず)
結果発表 特設サイトにて公表(発表時期は後日)

応募方法の詳細と「ネオ日置3Dキット」

応募は以下の手順で行います。まず特設サイトからエントリーフォームでプレエントリーを行い、任意で「ネオ日置3Dキット」を受け取ります。3Dキットは日置市の名所を再現した14点の3Dデータや、日置市公式キャラクター「ひお吉くん」のアバターデータなどを含み、ワールド制作に使用できます。

制作後は、ハッシュタグ「#ネオ日置クリエイターコンテスト」を付け、作品タイトル・作品説明・作品画像をX(旧:Twitter)で投稿することで本エントリーとなります。なお、プラットフォーム上の表現やライセンス条件については特設サイトの案内に従ってください。

  1. 特設サイトからプレエントリー(エントリーフォーム)
  2. ネオ日置3Dキット受領(任意)
  3. テーマに沿ってワールドを制作
  4. Xにてハッシュタグと作品情報を投稿(作品画像含む)

審査体制・賞と審査員:具体的な賞品と評価者

審査は運営事務局による厳正な審査で行われ、各部門ごとに最優秀賞、優秀賞、特別賞が選出されます。受賞作はネオ日置公式ワールドへの採用が予定され、受賞後はメタバース上での公開を通じて広く利用される可能性があります。

審査員には日置市の魅力を多角的に評価できる有識者が参加します。審査の観点は、地域性の再現や表現の独自性、ユーザーの体験設計、技術的完成度などが含まれると想定されます。

各部門の点数 特典
最優秀賞 1点 賞金10万円 / 高性能トラッカー「HaritoraX 2」 / シークレット賞品(後日発表) / ネオ日置公式ワールドへの採用
優秀賞 2点 賞金5万円 / シークレット賞品(後日発表) / ネオ日置公式ワールドへの採用
特別賞 5点 ネオ日置市庭5,000円OFFクーポン / ネオ日置公式ワールドへの採用
主な審査員
  • 日置市長:永山 由高氏
  • 日置市公式キャラクター:ひお吉くん
  • VRレポ漫画家:リーチャ隊長氏
  • 鹿児島XRコミュニティ:XR Meetup Kagoshima

審査における留意点

審査は運営事務局による厳正な評価が行われ、各応募作品はプラットフォームの技術的要件や著作権関連の条件を満たしていることが前提となります。詳細なガイドラインと注意事項は特設サイトに掲載されます。

受賞作はネオ日置の公式ワールドへ採用され、公共性を伴う展開が見込まれます。応募前に利用規約や第三者権利の取り扱いについて確認することが必要です。

クラスターの役割と技術的強み:プラットフォーム提供者としての位置付け

クラスター株式会社は、東京都品川区に本社を置き、代表取締役CEOに加藤直人氏が就任する企業です。同社は「共創空間のOSをつくる」をビジョンに掲げ、独自の大規模同時接続基盤を有するメタバースプラットフォームを開発・運営しています。最大10万人の同時接続が可能なリアルタイム空間構築の実績を持ち、スマートフォン・PC・VRのマルチデバイスに対応しています。

加えてクラスターは社内に研究所を設置し、ユーザー行動解析、バーチャルAIエージェント、AIによる3D制作自動化などのR&Dを推進しています。外部研究機関や大学との共同研究、実証実験を通じて技術進化を加速させる取り組みも継続しています。

  • ビジョン:あらゆるヒト、モノ、技術をつなげる共創空間のOS
  • 主要技術:大規模同時接続基盤、マルチデバイス対応、リアルタイム空間
  • 採用事例:製造・建設・教育・国際会議・エンタメ等の多分野で活用

まとめ:コンテストの要点整理

以下の表は本記事で紹介した『ネオ日置ワールド制作コンテスト』の主要項目を整理したものです。応募者、関係者、関心を持つ読者が一目で概要を確認できるよう構成しています。表の下には本件の意義を簡潔に述べます。

項目 内容
コンテスト名 ネオ日置ワールド制作コンテスト
開催期間(応募) 2025年10月6日(月)~ 2025年12月21日(日)
発表(プレスリリース) 2025年10月6日 15:30
主催 日置市
運営事務局 クラスター株式会社、GMOペパボ株式会社、monoDuki合同会社
応募部門 cluster部門、VRChat部門
応募資格 日本国内在住の個人・チーム(企業チーム、学生、社会人問わず)
応募方法 特設サイトでプレエントリー → ネオ日置3Dキット(任意) → ワールド制作 → Xへ投稿(#ネオ日置クリエイターコンテスト)
最優秀賞(各部門1点):賞金10万円等、優秀賞(各部門2点):賞金5万円等、特別賞(各部門5点):クーポン等
審査員 日置市長 永山由高氏、ひお吉くん、リーチャ隊長氏、XR Meetup Kagoshima 等
公式情報 https://neohioki.hiokito.jp/world-contest/

本コンテストは、地域が持つ歴史・自然・文化をメタバース上に表現することで、地理的制約を超えた継承と新たな交流人口創出、クリエイターエコノミーの活性化を目指した取り組みです。クラスターをはじめとする運営事務局は技術面・運営面の支援を通じて、受賞作の公開・活用を含めた実践的な地域発信の場を整備します。