氏名入力で数秒で人物レポート生成──WhoisP公開

WhoisP公開

開催日:10月7日

WhoisP公開
WhoisPって何ができるの?
氏名と企業名を入力するだけで公開プロフィール、メディア記事、SNS、顔写真などを横断収集し、引用元付きの証拠ある人物レポートを数秒で自動生成するオープンソースツールです。
個人情報やセキュリティは大丈夫?
WhoisPはデータベースを持たない設計でデータを保存せずAI学習にも使わないと明記されていますが、利用時は社内ルールや法令順守の確認を必ず行ってください。

数秒で人物の素性を整理するオープンソースツール「WhoisP」公開

AIコネクティブカンパニーのコーレ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:奥脇真人)は、対象人物の経歴やメディア露出、顔写真などを自動で調査してレポーティングする人物調査DeepResearchツール「WhoisP(フーイズピー)」を公開しました。公開日時は2025年10月7日 10時03分に発表されています。

公開されたWhoisPは、氏名と企業名の入力だけで人物の公開プロフィールやWeb情報、メディア記事、SNS情報などを統合し、証拠付きの調査レポートを自動生成するオープンソースのツールです。提供は無償で、MITライセンスのもとで公開されています。

「この人、どんな人?」をAIが数秒で解決。人物調査DeepResearchツール「WhoisP(フーイズピー)」を公開 画像 2

公開に至った背景と課題認識

ビジネスの現場では「明日の商談相手、どんな人だろう?」「この候補者は本当に実績のある人か」など、人物に関する疑問が意思決定に直結します。従来は複数の検索サイトやSNS、企業サイトを横断して手作業で情報を収集し、1件あたり2~3時間を費やすケースがありました。

生成AIのDeepResearch機能を用いても1人の調査に10~30分かかることが多く、商談リストや採用候補者リストのように数十人・数百人を一気に調査するニーズには対応しづらいという課題がありました。コーレはこの非効率性に対して、AI設計とUI/UX設計を組み合わせて解決することを目指し、WhoisPを開発しました。

「この人、どんな人?」をAIが数秒で解決。人物調査DeepResearchツール「WhoisP(フーイズピー)」を公開 画像 3

公開形態と入手先

WhoisPはフルオープンソースで提供され、MITライセンスの下で誰でも無償で利用できます。ソースコードは公開されており、各社の業務プロセスに組み込むためのカスタマイズも可能です。

サービスサイト(公開ページ)は以下のURLです。利用案内やダウンロードは同サイトから行えます。
サービスサイト:https://co-r-e.github.io/whoisp_lp/ja/

WhoisPの主な機能と設計上の特徴

WhoisPは「数秒で完成する人物レポート」を目指して設計されています。入力は氏名と企業名のみで、公開情報を横断的に収集して整理し、引用元のURLを添付した証拠付きレポートを生成します。

開発にあたっては、調査精度と利用時の安心感を両立する設計が重視されています。データベースを持たない構成により、情報を保存せずAI学習にも利用しない点がセキュリティ面での特徴です。

主な機能一覧

  • 数秒で完成する人物レポート:氏名と企業名を入力すると、公開プロフィール、Web情報、メディア記事、SNS情報を統合してレポートを自動生成します。
  • 時系列で追う人物アーカイブ:過去と現在の役職やキャリアの変遷を自動で整理し、一目で把握できます。
  • 顔写真の自動収集:ニュース写真やSNSアイコンを横断して最新の顔写真ソースを自動で収集します。
  • 信頼性の高い情報源の添付:取得したファクトにはメディア記事、IR資料、公式サイトのURLを添付して裏付けを明示します。
  • データベースを持たない設計:WhoisPにはデータベース自体が存在せず、データを保存しません。AIの学習にも利用しない設計です。
  • フルオープンソース(MITライセンス):誰でも無償で利用でき、業務プロセスへの組み込みやカスタマイズが可能です。

技術とUXのポイント

WhoisPはDeepResearchエンジンを活用し、公開されているWeb情報を自動解析して構造化データに変換することで短時間でのレポート生成を可能にしています。UI/UXはビジネス現場で誰でも迷わず使えることに重点を置いて設計されています。

さらに、出力時には引用元のURLを明示するため、調査結果の裏取りが容易です。出力フォーマットはWordファイルとしてダウンロード可能で、社内ドキュメントや報告書への組み込みを想定した設計です。

想定される活用シーンと利用手順

WhoisPは職種を問わず人物情報の迅速な把握が求められる場面での利用を想定しています。営業や人事、経営企画、広報・IR、投資関連業務など、さまざまな部門での活用が想定されています。

以下に、プレスリリースで示された具体的な活用場面と想定される業務上の効果を整理します。

想定される活用シーン(部門別)

  • 営業部門:商談相手の経歴や最近の活動を事前に確認し、共通点を見つけて関係構築に役立てる。
  • 人事部門:採用候補者の公開情報を整理して面談前に強みや活動履歴を把握する。
  • 経営企画:アライアンス候補や投資先・M&Aの相手の事前調査に利用する。
  • 広報・IR:メディア対応や投資家との会合前に要点を整理する。

使い方(操作の流れ)

  1. 氏名・所属企業を入力する。
  2. DeepResearchエンジンが自動解析を行う。
  3. 調査結果と引用元リンクをまとめた結果を出力する。
  4. 必要に応じてWordファイルをダウンロードして保存・共有する。

この一連の流れにより、従来数十分~数時間かかっていた作業を数秒~数分に短縮することが想定されています。大量のリストを連続して処理するニーズにも対応可能な設計が強調されています。

利用にあたっては、WhoisPがデータベースを持たない点、取得情報に対して引用元URLを明示する点、そしてMITライセンスでオープンソースとして提供される点を踏まえた運用設計が重要になります。

ライセンス・運用上の注意と関連情報

WhoisPはMITライセンスで公開されているため、無償での利用・改変・配布が認められています。各企業が自社の業務フローに合わせてカスタマイズして導入することが可能です。

また、サービスはデータを保存しない設計であり、AI学習への利用も行わないと明記されています。個人情報の取り扱いや社内ポリシーとの整合性を事前に確認したうえで利用することが推奨されます。

関連リンクと企業情報

サービスサイト
https://co-r-e.github.io/whoisp_lp/ja/
コーレ株式会社 公式サイト
https://co-r-e.net/
お問い合わせ
https://co-r-e.net/contact/
IrukaDark
https://irukadark.com/
ZASSHA
https://co-r-e.github.io/zassha_lp/

コーレ株式会社の会社概要は以下のとおりです。代表は奥脇真人氏、設立は2017年5月、所在地は東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー18階です。

同社はAIの戦略設計から本番実装・運用定着、人材育成、事業化まで一貫して提供する事業を展開しており、今回のWhoisPはその一環として公開されたものです。

要点の整理(内容のまとめ)

以下の表は、発表内容を項目別に整理したものです。機能や利用手順、ライセンス、入手先などを一覧で確認できます。

項目 内容
製品名 WhoisP(フーイズピー)
公開日 2025年10月7日 10時03分(コーレ発表)
提供形態 オープンソース(MITライセンス)、無償提供
主な機能
  • 氏名・企業名入力で自動レポート生成
  • 時系列キャリアの自動整理
  • 顔写真の自動収集
  • 引用元URLの添付
セキュリティ設計 データベースを持たない構成、データ保存しない、AI学習に利用しない設計
想定利用部門 営業、人事、経営企画、広報・IR、投資関連など
利用手順 氏名・所属企業入力 → DeepResearch解析 → 結果出力・引用元リンク → Wordファイルダウンロード
入手先・関連リンク サービスサイト(WhoisP)
コーレ株式会社公式サイト
お問い合わせ
IrukaDark
ZASSHA
会社情報(発表者) コーレ株式会社 / 代表:奥脇真人 / 設立:2017年5月 / 所在地:東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー18階

WhoisPは、人物調査にかかる時間を大幅に短縮し、多数の候補者や商談相手を短時間で調査・整理したいという業務ニーズに応えるために設計されたツールです。MITライセンスのもと無償で利用可能であり、各社の業務プロセスに合わせたカスタマイズも想定されています。利用にあたっては引用元の明示や社内での個人情報取扱いルールとの整合性を確認したうえで導入することが重要です。

参考リンク: