11月5日開催｜男性育休の“その後”を支える企業事例

男性育休取得後の課題に真正面から向き合う場：『父親クロストーク』第3回の狙い

イベントの目的と背景

XTalent株式会社は、国際男性デー2025（11月19日）に向けた連続オンラインイベントシリーズ「父親クロストーク」の第3回を、2025年11月5日（水）12:00〜13:00に開催します。本イベントは「父親たちのリアルな声を社会に届け、共に学び、未来を描く」ことを目的とした全4回のシリーズの一環であり、今回はとくに「男性育休の“その後”」に焦点を当てます。

近年、男性の育休取得率は上昇していますが、制度が整備されたあとに残る課題として「取ることが目的化」してしまうケースや、復職後に仕事と育児の両立が困難になり離職に至るリスクが浮かび上がっています。本イベントでは、育休取得後の復職フォローやキャリア継続を支える企業の実践事例を紹介し、制度設計だけでなくカルチャーや運用面での工夫を広く共有します。

開催概要（要点）

本イベントはオンライン（Zoomウェビナー）で実施され、参加費は無料です。企業の人事担当者、マネジメント層、子育て中の従業員や育休取得を検討する社員、行政や支援団体の関係者など幅広い層を想定した内容になっています。

主催はXTalent株式会社、共催はDaddy Support協会、パパ育コミュ、一般社団法人Papa to Children、NPO法人ファザーリング・ジャパン。参加希望者はPeatixの専用ページから申し込みが可能です（下段に申し込みリンクを明記）。

企業の実践に迫るプログラム：知見の共有と現場で使えるヒント

本イベントの見どころ

本回で取り上げるテーマは大きく3つに整理されています。まずは制度の運用化により取得率の向上から次へ踏み出すための課題抽出と解決事例の紹介、次に人事の視点からの制度設計とカルチャー醸成、最後に育休前・取得中・復職後それぞれのフェーズで即実践できる支援策の提示です。

具体的には、復職支援の仕組み作り、マネージャー研修、ジョブリデザイン、評価制度との連動、柔軟な勤務制度の運用例など、上場企業から成長フェーズのベンチャー企業まで異なるステージの組織が採用している手法を横断的に紹介します。参加者は現場で導入可能なヒントを持ち帰ることができます。

プログラムの構成と参加による効果

セッションは講演・事例紹介・パネルディスカッションの流れで進行します。登壇者は人事の実務および制度設計に深く関わってきたプロフェッショナルたちで、各社が直面した問題と対応策を具体的に語ります。

参加することで期待できる効果は、（1）自社の育休制度を実効性のある運用に落とし込むための視点獲得、（2）復職後のキャリア継続を支える評価や配置の考え方、（3）現場マネジメント層に伝えるべきポイントの明確化、などです。人事・経営層だけでなく、現場のリーダーや育休当事者にとっても実践的な示唆が得られます。

登壇者紹介：現場のノウハウと人事視点の融合

登壇者一覧と経歴

本回の登壇者は以下の通りです。人事領域での豊富な経験と組織変革の実践知を持つ3名が、それぞれの現場で取り組んできた施策とその効果、課題について詳しく語ります。

登壇者のプロフィールは、各氏のキャリア経路や所属組織での実績、育児当事者としての立場などを織り交ぜて紹介します。以下に各氏の略歴と現在の役割を整理します。

金安 洋介 氏（株式会社トラストバンク / 人財戦略部 部長）

北海道出身。大学卒業後にエレクトロニクス専門商社へ入社し、その後の転職を機に人事職へキャリアチェンジ。スタートアップや上場企業での人事経験を経て、2021年にトラストバンクへ入社しました。入社と同時に働き方改革に着手し、人と事業に寄り添う人事を志向して組織づくりに取り組んでいます。

企業の人事に従事する傍らでキャリアコンサルタントとしても活動しており、共働きで2児の父としての視点も持ち合わせています。育休取得後の復職支援やマネジメント層の巻き込み方について、現場に根ざした事例を紹介します。

千葉 直子 氏（株式会社TRUSTDOCK / 執行役員 CHRO）

金融機関でのキャリアを経て、2008年にガイアックスへ入社。新卒・中途採用、新入社員研修の企画、制度企画、採用広報、総務統括など幅広い人事業務に従事しました。2014年にクックパッドへ移り、採用や人材育成・人事制度設計を担当しました。

2017年からはフリーランスで人事コンサルティングを開始し、2019年よりTRUSTDOCKの採用支援を継続。2021年に入社、2023年1月に執行役員に就任しました。制度設計と組織運用の両面から、育休取得と復職後のキャリア継続を支える仕組み作りについて語ります。

下村 佳世 氏（DIGGLE株式会社 / HRチーム）

新卒で金融系ベンチャーへ入社し営業を経験した後、人事領域に転じて新卒・中途採用を担当。その後、人材系企業、テテマーチ株式会社の創業期に参画しHRゼネラルマネージャーとして採用や人事制度・カルチャーづくりを経験しました。

2023年6月にDIGGLE株式会社に一人目のHRとして参画。採用や人事制度の企画運用、カルチャー浸透施策、マネジメント強化など、急成長ベンチャーに必要な組織づくりに幅広く携わっています。ベンチャー特有の運用上の工夫や小規模組織だからこそ可能な施策について実例共有が予定されています。

共催団体と協働の意義

本イベントはDaddy Support協会、パパ育コミュ、一般社団法人Papa to Children、NPO法人ファザーリング・ジャパンの共催により開催されます。これらの団体は父親の育児参画支援や政策提言、コミュニティ形成に関わる組織であり、企業側の実務知と当事者支援の視点を融合することで、より実効性の高い議論を作り出します。

共催団体のネットワークにより、企業内の施策事例だけでなく、地域や市民レベルでの支援と連携するための視点も提供される見込みです。制度設計とカルチャー形成を同時に進めるための実務的な手法が議論される場になります。

申込方法、シリーズ全体のスケジュール、運営会社情報とまとめ

参加方法と問い合わせ先

参加は無料、オンライン（Zoomウェビナー）で実施されます。参加希望者はPeatixの専用ページ（https://xtalent20251105.peatix.com/）より申し込みください。申込ページにはイベント詳細と視聴方法が案内されています。

取材や追加の問い合わせは、XTalent株式会社の広報宛（メール：pr@xtalent.co.jp）で受け付けています。広報担当は大野氏と増本氏の名前が挙げられています。

シリーズ全体のスケジュール

本イベントは全4回のシリーズ「父親クロストーク」の第3回として位置付けられています。シリーズの内容と開催日時は以下の通りです。

• 第1回「働くパパの“リアル”が集結！令和の父親から見た課題とこれから」 — 開催日時：2025年10月8日（水）12:00〜13:00
• 第2回「我が子の中学受験どうする？父親の関わり方」 — 開催日時：2025年10月22日（水）12:00〜13:00
• 第3回「男性育休の“その後”を支える企業の挑戦」 — 開催日時：2025年11月5日（水）12:00〜13:00（本イベント）
• 第4回「40代からの人生再設計『父親たちのミッドライフクライシス』」 — 開催日時：2025年11月19日（水）21:00〜22:00

各回ともに、働く父親の実情に即したテーマを設定しており、制度面と当事者の声、企業実務の三者を結びつけた議論を展開します。シリーズ全体を通して参加することで、年代やライフステージに応じた支援策の全体像を把握できます。

XTalent株式会社について

XTalent株式会社は共働き・子育て世代の「キャリアとライフをトレードオフにしない」働き方を支援するサービスを提供しています。関連サービスとして転職支援のwithwork（https://withwork.com/）を運営しており、成長中のスタートアップからメガベンチャー、上場企業まで幅広く求人を紹介しています。

会社概要は以下の通りです。所在地は東京都港区南麻布3丁目20‐1 Daiwa麻布テラス5F、代表者は上原達也、設立は2019年7月。関連会社にはXTech株式会社があり、採用情報はhttps://xtalent.co.jp/recruit/で案内されています。XTalentの公式サイトはhttps://xtalent.co.jp/です。

本記事の内容の要点整理

以下の表は、本記事で紹介したイベントの主要情報を整理したものです。参加検討や社内共有の際にご活用ください。

本稿では、XTalentが主催する「父親クロストーク」第3回の主旨、プログラムの見どころ、登壇者のプロフィール、申し込み方法およびシリーズ全体の位置付けを整理しました。制度整備の先にある運用とカルチャーの課題に対し、企業と当事者の双方の視点から具体的な示唆を得られる構成となっています。