田島享央己 個展「This Boy」10月24日開幕、木彫と平面の新作

田島享央己個展

開催期間:10月24日〜11月15日

田島享央己個展
展覧会はいつやるの?
田島享央己の個展「This Boy」は2025年10月24日(金)〜11月15日(土)、gallery UG Tennoz(天王洲)で開催。開廊は11:30〜18:30で日曜・月曜は休廊、会場はTERRADA ART COMPLEX II 2F、問い合わせはgallery UGまで。
どんな作品が見られるの?
木彫を核に、樟やアクリルを用いた立体作品に加え、平面やドローイング、陶など近作群が並びます。代表作「This Boy」(90×41×36cm)や「Don't worry」など、素材と技巧が生む繊細でユーモラスな造形が楽しめます。

木彫を起点に広がる表現――田島享央己の「This Boy」

株式会社 UG ASSEMBLEの発表によると、彫刻家・田島享央己の個展「This Boy」が2025年10月24日(金)から11月15日(土)まで、gallery UG Tennoz(東京・天王洲)で開催されます。本展はgallery UGでの5回目となる個展であり、作家の木彫を中核に据えつつ平面やドローイング、陶など制作領域を広げた近作群が紹介されます。

プレスリリースは2025年10月9日 21時01分付で公開され、主催は株式会社 UG ASSEMBLE(本社:品川区東品川/代表取締役社長 佐々木栄一朗)です。展覧会は象徴的なフォルムと繊細な質感を併せ持つ作品群が並び、ユーモラスでありながら不思議な緊張感を漂わせる造形が鑑賞者の想像力を刺激すると説明されています。

田島享央己 個展「This Boy」10月24日(金)〜11月15日(土) / gallery UG Tennozにて開催 画像 2

作家の出自と制作の軸

田島享央己は仏師の家系の5代目として生まれ、幼少期から彫刻に親しんできました。伝統的な技術を受け継ぎつつも、木彫を中心にした制作を一貫して行い、近年は平面、ドローイング、陶など表現領域を横断する制作へと展開しています。

伝統的技巧と現代的感覚が交差する作風は、木材という素材の持つ質感を生かした造形と、平面作品の色彩や線描が互いに影響し合うことで、鑑賞者に多層的な読み取りを促します。本展のタイトル「This Boy」は、そうした多面的な表現の入口となる象徴的なモチーフを示唆しています。

作家
田島享央己(仏師の家系5代目)
主催
株式会社 UG ASSEMBLE(代表取締役社長 佐々木栄一朗)
会場
gallery UG Tennoz
田島享央己 個展「This Boy」10月24日(金)〜11月15日(土) / gallery UG Tennozにて開催 画像 3

作品群の特色──技巧と記憶、軽やかさと深み

本展では木彫を軸にした立体作品に加え、田島が近年注力している平面作品の新作が発表されます。木を削り出す手仕事の跡が残る造形は、技巧を感じさせる一方で意図的な抑制が働き、素朴さや仮面のような佇まいが作品の奥行きを生んでいます。

作品は「かわいい」と評される外観を持ちながらも、その裏側に愚直さや構造が隠れており、寂しさや怒り、祈りといった感情が混在することを作者自身が指摘しています。鑑賞者はその表層と内部の関係性を読み解くことが求められます。

田島享央己 個展「This Boy」10月24日(金)〜11月15日(土) / gallery UG Tennozにて開催 画像 4

主要出品作品の例と仕様

プレスリリースに記載された具体的な作品情報は以下の通りです。作品名、素材、寸法、制作年などが明示され、展覧会での物理的存在感が伝わるように説明されています。

  • This Boy / 90×41×36cm / 樟、アクリル絵具 / 2025
  • Don’t worry(木彫作品) / 年次表記:記載あり
  • Don’t worry (full swing) / 水溶性パステル(水彩紙) / 61×46cm / 2025
  • キャンバス作品(複数点、具体的な題名は展覧会場にて展示)

上記以外にも複数の平面作品やドローイング、陶作品が展示されることがプレスリリースに記されています。素材や技法の横断により、同一作家のさまざまな側面が同空間で対話する構成が想定されます。

作家の文章「無垢の影に」もプレスリリースに収録されており、そこには「作為を退けたとき、そこに恐ろしいほど素朴な気配が立ちのぼる」「つたなきものの奥に、力はひそむ」など、作品制作の根底にある考えが示されています。作者の言葉は、作品鑑賞の際の視点を補強するテクストとして機能します。

田島享央己 個展「This Boy」10月24日(金)〜11月15日(土) / gallery UG Tennozにて開催 画像 5

展覧会の実務情報と会場構造

展覧会名は「This Boy」、会期は2025年10月24日(金)から2025年11月15日(土)までです。開廊時間は11:30から18:30、休廊日は日曜と月曜となります。会場はgallery UG Tennoz、所在地は東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX II 2Fです。

問い合わせ先はgallery UG Tennoz(担当:関口)。連絡先はメール info@gallery-ug.com、電話 03-6260-0886 です。展覧会の詳細はgallery UGの該当ページ(https://gallery-ug.com/exhibitions/this-boy/)で確認できます。

田島享央己 個展「This Boy」10月24日(金)〜11月15日(土) / gallery UG Tennozにて開催 画像 6

アクセスと会場の周辺情報

TERRADA ART COMPLEXは天王洲に位置するアートコンプレックスで、近年アート・カルチャーの発信拠点として認知されています。gallery UG Tennozはその2階に所在し、交通アクセスや周辺環境は展覧会鑑賞に適した立地です。

入場に関する特別な案内やチケット情報はプレスリリース中に記載がなく、来場は会期中の開廊時間内に行われることが想定されます。問い合わせ先に連絡することで、詳細や不明点に対応してもらえます。

会期
2025年10月24日(金)〜2025年11月15日(土)
開廊時間
11:30〜18:30
休廊日
日曜、月曜
会場住所
〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX II 2F
田島享央己 個展「This Boy」10月24日(金)〜11月15日(土) / gallery UG Tennozにて開催 画像 7

展覧会の位置づけと関連情報の整理

本展は、伝統的な木彫技術を継承する背景を持つ作家が、現代の造形表現へと手を広げる姿を示す機会です。プレスリリースでは技巧と記憶、軽やかさと深みの同居を強調しており、観客に新たな造形のありようを呈示する場となることが示唆されています。

展覧会はカテゴリとして「アート・カルチャー」に位置付けられ、キーワードにはTERRADAARTCOMPLEX、gallery UG、田島享央己、現代アート、個展、木彫、ドローイング、テラダアートコンプレックス、天王洲、アートが列挙されています。関連リンクとしてギャラリーの展覧会ページが案内されています。

以下は本記事で扱った展覧会の主要ポイントを整理した表です。展覧会の基本情報を一目で確認できます。

項目 内容
展覧会名 This Boy
作家 田島享央己(仏師の家系5代目)
会期 2025年10月24日(金)〜2025年11月15日(土)
開廊時間 11:30〜18:30
休廊日 日曜、月曜
会場 gallery UG Tennoz(TERRADA ART COMPLEX II 2F)
住所 〒140-0002 東京都品川区東品川1-32-8
主催 株式会社 UG ASSEMBLE(代表取締役社長 佐々木栄一朗)
問い合わせ gallery UG Tennoz(担当:関口) メール info@gallery-ug.com 電話 03-6260-0886
主な出品例 This Boy(90×41×36cm / 樟、アクリル絵具 / 2025)、Don’t worry(木彫)、Don’t worry (full swing)(水溶性パステル / 61×46cm / 2025)、キャンバス作品等
関連リンク https://gallery-ug.com/exhibitions/this-boy/

本稿ではプレスリリースの全文を参照し、展覧会の主旨、出品作の概要、会場・運営に関する実務情報までを整理しました。作家の伝統的背景と現代的な表現の交差点に立つ本展は、木彫を中心に据えた造形表現の多面性を知る好機となります。

参考リンク: