fav meが湊部屋見学　「太字だけ」給与制度に驚き

fav meの小野寺梓と中本こまりが覗いた、湊部屋の“日常”

ABEMAの番組『推すもうさんTV』第5回（放送日：2025年10月9日18:00～）で、ASOBISYSTEM所属のアイドルグループfav meのメンバー、小野寺梓（カラー：水色）と中本こまり（ピンク色）が、埼玉県川口市にある湊部屋を訪問しました。番組は“相撲を知らないアイドルが相撲部屋見学を通じて相撲界の魅力を学ぶ”というコンセプトのもと制作されています。

番組冒頭は、2人が玄関で元幕内・湊富士の湊親方に出迎えられる場面から始まり、稽古場や生活スペース、厨房など、普段なかなか公開されない相撲部屋の内部を順に見学していく構成でした。中本は「知識がないまま来ちゃったので、不思議体験いっぱいだと思うので、楽しみにしてます」と述べ、初めて見る世界に期待を寄せる姿が印象的でした。

稽古場での取材風景と第一印象

稽古場では力士たちの稽古風景が紹介され、稽古の厳しさと緊張感が伝わる場面が続きました。同時に、取材班とアイドルの二人は、礼儀や作法、道具の扱いなど相撲ならではの文化に触れ、驚きや興味を示していました。

取材の間、湊親方は部屋の成り立ちや力士育成の考え方を説明し、番組は単なる見学に留まらず、視聴者にも相撲の背景を理解できる構成が取られていました。収録は和やかな雰囲気の中で進みつつも、相撲の厳格な部分が伝わる内容となっています。

寝泊まりの実情と「番付＝給与」への驚き

見学で特に印象的だったのは、力士たちの生活空間でした。湊親方に案内され2階へ上がると、力士たちが共同で寝泊まりする部屋が紹介され、小野寺は「みんなここに住んでるんですか？」と驚きを隠せない様子でした。

湊親方の説明では、ある地位に到達するまで個室は与えられないため、10人ほどが一緒に生活することがあると述べられ、これは力士の生活習慣や共同生活の重要性を示しています。見学を通じて、共同生活の中で生まれる上下関係や助け合いの文化が浮かび上がりました。

番付表と給与の仕組み：数字で見る相撲界の現実

番付表（番付）について湊親方から説明があり、番付上で太字（番付が上位に入る）にならないと“給料”が出ないというシステムに、小野寺と中本は大きな驚きを示しました。小野寺は「じゃあどうやって生活するんですか？」と質問し、力士から「2か月に1回、本場所ごとに手当が出る」との回答がありました。

さらに中本が踏み込んで「太い文字の人は月いくらくらいですか？」と尋ねたところ、現場では具体的な金額が示され、太字になっている上位の力士はだいたい月100万円、手取りで約90万円ほどであると明かされました。この具体的な数字が、相撲界の階層構造と経済的実態を端的に物語っています。

共同生活

若手は複数人で1室。個室が与えられるのは上位・昇進後。

給与体系

番付が太字になる（上位に入る）ことが給与支給の条件。太字の力士は月約100万円（手取り約90万円）という実例が紹介された。

手当のタイミング

本場所ごと（おおむね2か月ごと）に手当が出る仕組み。

厨房と交流：厳しさだけではない相撲部屋の“人間味”

番組後半では厨房エリアも取材され、力士自ら料理を担当する場面や、外国出身の研修生と力士たちの交流が描かれました。このシーンは、稽古場の厳しさと生活の和やかさというギャップを示す重要な要素となりました。

厨房での食事作りは体力や栄養管理の面からも相撲の重要な側面であり、異国から来た研修生たちとのやり取りは、相撲が国際化する中での受け入れと教育の実情を映し出しています。アイドルの二人は、料理をする力士の姿や交流の場面に感銘を受け、番組を通じて“お相撲さんの人間味”に触れる構成となりました。

取材で見えた日常の要素

• 稽古場：技術と礼儀が同時に求められる場。見学者にもその雰囲気が伝わる。
• 生活スペース：共同生活による規律と助け合いが育まれる環境。
• 厨房・食事：栄養管理とチームワークが重要。料理を担当する力士の姿が紹介された。
• 国際交流：外国人研修生との交流は教育・文化伝達の側面を持つ。

放送詳細・番組情報とABEMAのサービス概要

『推すもうさんTV』#5の放送は、2025年10月9日（金）18:00からABEMAにて配信されました。放送に関する情報は番組の配信プラットフォームで確認できますが、当該回の配信URLは以下の通りです。

放送URL（公開情報）：https://youtu.be/_0DNTtmoLkg

また、ABEMAでは2025年11月に行われる大相撲・十一月場所の中継も予定されています。放送期間は2025年11月9日（日）～11月24日（日）で、詳細情報はABEMAの該当ページに掲載されています。

ABEMAのサービス概要として、以下の点がプレスリリース内で示されました。

1. ABEMAは登録不要で視聴可能な24時間編成のチャンネルを含む約25チャンネルを提供する動画配信事業。
2. オリジナルエピソード数は国内発の動画サービスで日本No.1（※2024年10月時点、自社調べ）。
3. 有料サービスはABEMAプレミアム（月額1,080円・税込）と、広告付きの広告つきABEMAプレミアム（月額580円・税込）があり、それぞれ限定作品や追っかけ再生、ダウンロード機能などの利便性を提供。

番組や放送日程、内容、放送形態は予告なく変更になる可能性があります。画像を使用する際は、必ずクレジット表記として（C）AbemaTV,Inc.を明記する必要があることも注意点として記載されています。

この記事のまとめ：取材内容を表で整理

ここまでの取材内容と番組情報を分かりやすく整理した表を示します。主要な事実、日付、出演者、場所、金額などを網羅しています。

本稿では、プレスリリースの全文に基づき、取材で得られた事実関係と番組情報を整理して伝えました。湊部屋での見学を通して示されたのは、相撲界の伝統的な生活様式と、番付や給与といった制度のリアルな側面、さらに稽古場と食卓に表れる人間関係の温度感です。これらの要素が、視聴者にとって相撲という文化をより身近に感じられる手がかりになっています。