LGのウルトラワイド34型モニター34U650A-Bが10月23日発売

34U650A-B発売

開催日:10月23日

34U650A-B発売
写真編集とかクリエイティブ作業に向いてる?
向いている。3440×1440の高解像度とIPSパネル、sRGB99%カバーに加え工場出荷時キャリブレーション済みで色再現性が高く、写真・映像編集やDTP作業でも導入直後から安定した表示が期待できる。ただし厳密な色管理が必要な場面ではワークフローに合わせた確認や追加キャリブレーションを推奨。
USB Type-CだけでノートPCに給電できる?
できる。USB Type-C端子は映像・データ・給電を1本で行え、USB PD最大96Wに対応しているため多くのノートPCはこのケーブル一本で運用可能。ただし高消費電力のゲーミングノートなどでは十分な給電ができない場合があるので、機種の必要電力を確認してほしい。

21:9曲面型で作業と映像体験を拡張する新たな選択肢

LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、21:9のウルトラワイド™比率と曲面設計を融合させた新モデル「34U650A-B」を、2025年10月23日(木)より順次発売します。本モデルは、仕事やクリエイティブ作業、映像鑑賞、ゲームまで幅広い用途に対応することを目指し、解像度、色再現性、接続性に重点を置いた仕様となっています。

ウルトラワイド画面は、16:9のフルHDと比較して約33%横長となるため、複数ウィンドウの同時表示や一覧性を高める作業に向いています。さらに3800Rの曲面によって視野に馴染みやすく、画面全体に視線を移しても焦点合わせの負担を低減する点が特徴です。

発売日と価格のポイント

発表によれば、モデル名は34U650A-Bで、画面サイズは34インチ、発売開始日は2025年10月23日(木)より順次となります。価格はオープン価格ですが、予想実売価格は84,000円前後(消費税込)と案内されています。

この発売により、LGはウルトラワイドモニター分野での製品ラインナップをさらに強化します。なお、同社は2012年~2024年の期間でウルトラワイドモニター世界シェア12年連続No.1を自社調べで報告しており(出典:IDCトレンドデータ、2024年12月基準)、本製品はその経験を反映した仕様設計がなされています(※1)。

映像クオリティとパネル性能の詳細

「34U650A-B」は3440×1440という高解像度を持ち、表示には視野角が広いIPSパネルを採用しています。水平178度/垂直178度の広い視野角により、複数人での画面共有や斜めからの視認でも色味やコントラストの低下を抑える設計です。

加えて、標準色域であるsRGBを99%カバーしている点は、写真・映像の編集、DTPや印刷のワークフローにおいて色再現性を重視するユーザーにとって重要です。本体はHDR10にも対応しており、対応コンテンツではより広いダイナミックレンジでの表示が可能です。

色管理と工場出荷時の調整

製品は出荷前に1台1台で工場出荷時キャリブレーションが実施されており、個体差の少ない色味で市場に届けられます。これにより、導入直後から安定した色再現での運用が期待でき、色の微調整に要する手間を軽減します。

ただし、キャリブレーションや表示モードは運用環境やソフトウェア側のカラーマネジメントとの組み合わせで変化しますので、厳密な色管理が必要な現場ではワークフローに合わせた確認が推奨されます。

接続性・操作性・サウンドなど作業環境を支える機能群

本モデルの特徴として、作業環境をすっきりさせるための実用的なインターフェースと機能が多数搭載されています。特にKVMスイッチ内蔵やケーブル1本で映像・給電・データ転送を行えるUSB Type-C端子(USB PD最大96W)といった点は、ノートPCを中心としたモバイル中心のワークスタイルに適しています。

加えて、有線LANコネクタ(RJ45)を備えることで、安定したネットワーク接続が必要なビジネス用途でも活用しやすく設計されています。さらにPBP(Picture-by-Picture)対応により、複数機器の映像を1画面に並列表示して比較や同時監視が可能です。

KVMスイッチとUSBハブとしての活用

本体に内蔵されたKVMスイッチにより、例えば1台をUSB Type-Cで接続し、もう1台をHDMIやDisplayPortとUSB Type-Bで接続することで、モニターに接続したUSB周辺機器(キーボード、マウス等)や音声出力を複数台で共有できます。実務環境での機器切り替えをシームレスにする機能です。

USB Type-Cは最大96WのUSB PD給電に対応しており、これ1本でディスプレイ表示、給電、データ転送を同時に行えるため、デスク周りのケーブルを簡素化できます。

内蔵スピーカー、ACアダプタ、ユーザー配慮機能

スピーカーは7W+7Wのステレオ構成で、低音域を強化するDepth Soundを搭載しています。外部スピーカーを必ずしも必要としない状況でも、映像制作のチェックや動画鑑賞、ゲームの音声再生において一定の音質を確保する仕様です。

また、ACアダプタを本体に内蔵しているため、デスク上の電源周りをすっきりさせられます。目の負担軽減機能としてフリッカーセーフやブルーライト低減モード、色覚調整モードを搭載しており、使用者の健康や視認性に配慮した設計がなされています(※2、※3)。

スタンドと操作性、企業情報・お問い合わせ

スタンドはエルゴノミクス対応で、150mmの高さ調整、前:-5°/後:21°のチルト、左右30°のスイベルに対応しています。姿勢や設置環境に合わせた画面配置が可能で、長時間作業時の利便性を高めます。

製品仕様や法人向けの問い合わせ先も公表されており、IT製品の法人営業窓口はLGエレクトロニクス・ジャパン株式会社(Email:jpn-it-sales@lge.com)です。公式製品ページは以下のURLで製品情報や詳細スペックを確認できます。

企業情報として、LGエレクトロニクス・ジャパンは本社所在地を東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー15階とし、代表取締役は孫 成周(ソン・ソンジュウ)。設立は1981年1月で、家電・映像機器・モニター等を中心に日本向け輸入販売を行っています。

ブランドスローガンと環境への取り組み

LGのブランドスローガン「Life’s Good」は、消費者の多様なニーズに応じて生活を豊かにすることを目指す想いを表しています。製品を通じてイノベーションを提供し、日常の利便性や創造性を高めることをミッションとしています。

また持続可能性の観点では、2030年までに二酸化炭素排出量を2017年比で50%削減、2050年までに再生可能エネルギーに完全移行することを公約として掲げ、エコプロダクト設計や循環型社会の構築に取り組む方針です。

仕様と注意事項を整理したまとめ

以下の表は、本リリースで示された主要な製品情報と企業連絡先、注意事項を整理したものです。購入や導入を検討する際の基本情報としてご利用ください。

項目 内容
モデル名(型番) 34U650A-B
画面サイズ / 比率 34インチ / 21:9 曲面(3800R)
解像度 3440×1440
パネル方式 IPS(視野角:水平178°/垂直178°)
色域 sRGB 99%(標準値)
HDR HDR10対応
接続端子 USB Type-C(USB PD最大96W)、HDMI、DisplayPort、USB Type-B(アップストリーム)、RJ45(有線LAN)
機能 KVM内蔵、PBP対応、工場出荷時キャリブレーション、色覚調整モード、フリッカーセーフ、ブルーライト低減モード
スピーカー 7W+7W(Depth Sound搭載)
電源 ACアダプタ内蔵
スタンド調整 高さ150mm、チルト:前-5°/後21°、スイベル:左右30°
発売日 2025年10月23日(木)より順次
価格(参考) オープン価格(予想実売価格:84,000円前後・消費税込)
お問い合わせ(法人向け) LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社 IT製品 法人営業窓口 Email:jpn-it-sales@lge.com
製品情報URL https://www.lg.com/jp/monitors/21-9-ultra-wide-monitors/34u650a-b/
備考 ※1 「IDCトレンドデータ」をもとに2012年~2024年 自社調べ(2024年12月基準)。
※2 フリッカー、ブルーライトの症状は一般的な説であり、科学的根拠に基づくものではありません。
※3 色覚調整は表示を調整する機能であり、すべての方の色判別を保証するものではありません。仕様は予告なく変更される場合があります。画像はイメージです。

以上が本リリースで公表された「34U650A-B」に関する主要情報の整理です。製品ページや法人窓口で詳細な仕様や導入相談を確認することで、実際の使用環境に応じた評価が可能です。

参考リンク: