10月29日出展:Remoty AI+が示すオンライン試験の不正対策

Remoty AI+出展

開催期間:10月29日〜10月31日

Remoty AI+出展
Remoty AI+って何をどうやって検知するの?
視線の動きやまばたき、顔の向き、姿勢、画面からの離脱や人数判定をAIが録画映像から解析し、不審シーンを抽出。抽出後は人のレビュアーが確認して誤検知を減らす仕組みだよ。
自宅受験の不正対策って本当に効果あるの?
視線や替え玉、複数人数の同時受験など多くの不正兆候は検出でき抑止力になるが、完全ではない。顔認証や運用ルールと組み合わせ、録画保存と人によるレビューで信頼性を高める用途に有効だよ。

自宅受験の増加が招いた新たな課題——SNSで広がる“替え玉依頼”の実態

2025年10月10日付のプレスリリースによれば、株式会社CBTソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野口功司)は、オンライン試験(IBT:Internet Based Testing)の普及に伴い、SNSや匿名掲示板上での「代理受験(替え玉)」の依頼投稿が横行している状況を明らかにしました。特に近年は自宅から受験する形式が増えたことで、本人確認のすり抜けや外部と連絡を取りながらのカンニングなど、不正行為に関する懸念が顕在化しています。

プレスリリースでは、2022年に大阪府警がSNS経由の替え玉受験を摘発した事例に言及しており、こうした事案が報じられることで教育機関や企業側の監視強化のニーズが高まっていることがうかがえます。同社は全国300拠点を超えるテストセンターを展開しており、CBT(会場受験)とIBT(在宅受験)の双方に対応する仕組みを提供していますが、特にIBTにおける不正対策の需要が急増している点を強調しています。

SNS で替え玉依頼横行 オンライン試験中の視線やまばたきを AI が検知 画像 2

問い合わせ増加の背景と実数の変化

CBTソリューションズによると、不正防止技術に関する問い合わせ件数は直近で3倍に増加しました。メディア露出の一環として、BS11の番組「耳より!Bizトレンド」でも同社のソリューション『Remoty AI+』が紹介されています。

こうした問い合わせ増は、単に技術的な関心の高まりだけでなく、採用試験や昇格・昇進の評価現場でのオンライン試験導入が進んだこと、試験の信頼性確保が強く求められていることが背景にあります。

SNS で替え玉依頼横行 オンライン試験中の視線やまばたきを AI が検知 画像 3

Remoty AI+:視線やまばたきで不正を検知する技術の中身

CBTソリューションズが開発・提供する『Remoty AI+』は、オンライン試験(IBT方式)中の受験者の映像を録画し、AIが後処理で解析を行う監視ソリューションです。AIは受験者の視線の動き、まばたき、顔の向き、姿勢、画面からの離脱などを分析し、不審な兆候が見られるシーンを自動抽出します。

抽出された映像はそのまま不審判定が下されるわけではなく、人間の確認者(レビュアー)が映像を確認することで誤判定を低減し、見逃されがちな不正の兆しを精査できる仕組みになっています。また、検知結果は録画保存され、後日レビューも可能です。

主な検知対象と機能一覧

Remoty AI+は、IBT方式で問題となる以下のような行動を検知します。

  • まばたきの頻度やパターンの異常
  • 視線の頻繁な左右移動や画面外への視線移動
  • 顔の動き、向きの急変
  • 姿勢の異常(座席からの離脱や不自然な体の向き)
  • 替え玉受験や複数人数の同時検出
  • カンニング行為の兆候

機能としては、替え玉検知機能・人数判定機能・カンニング検知機能・不審行動検知機能・録画保存・後日レビュー対応などが列挙されています。なお、リリース内の画像は「※画像はイメージです」と注記されています。

CBT方式とIBT方式の差異と導入状況

プレスリリースでは、CBT(会場型)とIBT(在宅型)の主な違いを明確に示しています。両者は試験の実施場所や監督方法、本人確認の方法、利用用途において相補的な役割を果たしており、それぞれの特性に応じた監視・運営支援が求められます。

CBT方式は会場に設置されたPCでの受験が基本であり、対面での本人確認や会場スタッフによる直接監督が行われるため国家資格や一斉試験で多く採用されています。一方、IBT方式は自宅や職場など任意の場所から受験可能で、柔軟性と利便性を重視した採用試験やスキル評価などで採用が拡大しています。

比較を分かりやすく示した表

以下の表は、プレスリリースにあるCBT方式とIBT方式の違いをまとめたものです。

試験項目 CBT(Computer Based Testing) IBT(Internet Based Testing)
試験場所 試験会場に設置されたPCで受験 自宅や職場など任意の場所から受験
監督方法 会場スタッフによる直接監督 AI検知・録画・オンライン監視官などを併用
本人確認 対面での本人確認(本人確認証提示) 顔認証+本人確認証提出+行動監視
利用用途 国家資格・民間検定・一斉試験等 採用試験・スキル測定・模試等

CBT方式は公平性と信頼性を重視する場面での採用実績が多く、IBT方式は柔軟性や利便性を活かしたリモート試験として拡大傾向にあります。CBTソリューションズは両方式に対応する運営・監視体制を整備しているとしています。

展示出展情報・会社概要・問い合わせ先とまとめ

プレスリリースによれば、CBTソリューションズは2025年10月29日(水)~10月31日(金)に幕張メッセで開催される「人材育成・採用支援EXPO 2025 秋 東京」に初出展します。出展ブースでは『Remoty AI+』が紹介される予定で、詳細は同社の出展案内(https://cbt-s.com/news/5741/)を案内しています。

また、同社の代表的な事業領域や連絡先など、会社概要もプレスリリースに含まれています。以下にリリース内の主な会社情報と連絡先を抜粋します。

会社名
株式会社CBTソリューションズ
代表者
代表取締役社長 野口功司
設立
2009年5月
所在地
東京都千代田区神田練塀町3 AKSビル6階
事業内容(主なもの)
試験運営総合委託サービス(CBT・PBT・IBT)、受験サポートシステム構築、事務委託・印刷・データ処理・分析、学びのメディア運営等
直営テストセンター
歌舞伎座・横浜・岡山・神戸・仙台・札幌 等。全国47都道府県にテストセンターを展開し、CBT市場で国内80%以上のシェアを保有
ウェブサイト
https://cbt-s.com
Remoty AI+ サービスページ
https://cbt-s.com/service/remoty-ai/
お問い合わせ(報道関係・取材)
TEL:03-5209-0551 / E-mail:biz_admin@cbt-s.com

プレスリリースには、メディア露出としてBS11「耳より!Bizトレンド」での紹介があった旨も記載されています。また、プレスリリース素材として使用されている画像ファイルのダウンロード提供もあると明記されています。

この記事で取り上げた主要項目の一覧
項目 内容
発表日 2025年10月10日 11時07分(プレスリリース発表)
企業名 株式会社CBTソリューションズ(代表取締役社長 野口功司)
主要サービス Remoty AI+(オンライン試験向け不正検知AI)、CBT/IBTの試験運営サービス等
検知対象 まばたき、視線、顔の動き、替え玉受験、姿勢異常、人数判定、カンニング等
導入実績 採用試験、スキル評価試験、入試 等
問い合わせ増加 不正防止技術への問い合わせが3倍に増加
展示出展 人材育成・採用支援EXPO 2025 秋 東京(2025/10/29~10/31、幕張メッセ)
拠点 全国300拠点を超えるテストセンター、全国47都道府県展開/CBT市場シェア80%以上
連絡先 TEL:03-5209-0551 / E-mail:biz_admin@cbt-s.com
参考リンク https://cbt-s.com/service/remoty-ai/ / 出展案内:https://cbt-s.com/news/5741/

以上がプレスリリースの内容を整理した要点です。オンライン試験の利便性が拡大する一方で、SNSを介した替え玉依頼などの不正行為が顕在化していること、そしてその対策としてAIを活用した監視技術の導入や問い合わせが急増していることが確認できます。CBTソリューションズはCBT・IBT双方に対応する体制を整備し、試験の公正性を支えるインフラ提供を継続しているとしています。なお、プレスリリース内にある素材や画像のダウンロードは提供されているため、詳細確認や取材希望の場合は上記問い合わせ先や公式サイトを参照ください。

参考リンク: