10月12日開催｜マダンフェス第二部で夢舞披露

日韓の“マダン”を彩る一日：THE マダンフェスティバルの全体像と開催要領

2025年10月12日（日）に大阪府吹田市の大和大学（大和アリーナ）で開催される「THE マダンフェスティバル」は、日韓国交正常化60周年記念イベントとして行われます。韓国語で「庭」や「広場」を意味する“マダン”をテーマに、食・音楽・ファッションを軸にした文化交流が一堂に会する一日です。

フェスティバル全体の開催時間は11:00～21:00となっており、当日は「森と芝生の広場」にて、お子様から大人まで楽しめる各種ブースが出店します。会場の詳細は以下の通りです。

• 行事名：日韓国交正常化60周年記念イベント「THE マダンフェスティバル」
• 開催日：2025年10月12日（日）
• 会場：大和大学（大和アリーナ）〒564-0082 大阪府吹田市片山町2-5-1
• フェスティバル全体時間：11:00～21:00
• 第二部の開催時間：13:30～15:55（第二部のみの時間）

主催・運営・後援などの体制も整備されています。主催はTHE マダンフェスティバル実行委員会、主管は在日本大韓民国民団大阪府本部です。後援団体や協力団体、制作・運営会社も明記されており、公的機関と民間が連携して開催されます。

主　催

THE マダンフェスティバル実行委員会

主　管

在日本大韓民国民団大阪府本部

後　援

大韓民国在外同胞庁、駐大阪大韓民国総領事館、大阪府、吹田市、大和大学

協　力

KIS(コリア国際学園)、音楽情報番組バキバキビート！Ⅱ

制　作

(株)クリエイティブファーム

運　営

(株)リアルム

建国中高等学校 伝統芸術部のステージ：『夢舞～ムーブ～』の意味とこれまでの歩み

第二部では、建国中高等学校 伝統芸術部が登場し、代表作品『夢舞～ムーブ～』を披露します。同部は長年にわたり韓国の伝統打楽器や民族舞踊の習得に励み、校内外の行事や地域交流でその技を披露してきた組織です。

建国中高等学校は開校79年の民族学校で、祖国・韓国の文化を学ぶため大阪に設立されました。伝統芸術部は、韓国と日本、アジアの架け橋となることを願い活動しており、在日のコミュニティや地域社会との交流にも積極的に参加しています。

受賞歴と実績

伝統芸術部は国内外で多数の受賞歴があり、以下の実績が報告されています。

• 2024年：「第48回全国高等総合文化祭」郷土芸能部門・伝承芸能部門において文部科学大臣賞を受賞
• 韓国で催された世界サムルノリ大会において、在日では初めての「大統領賞」を受賞
• 全国高等学校総合文化祭の郷土芸能部門で「文化庁長官賞」を受賞
• 大阪代表として9年連続で全国高等学校総合文化祭に出場

これらの受賞は、部員たちが日々の厳しい練習を重ね、一丸となって作品作りに取り組んできた成果です。『夢舞～ムーブ～』はその蓄積の上にある代表作品であり、日本の舞台で韓国の伝統芸能を表現する意義を強く持った演目です。

建国中高等学校 伝統芸術部からのメッセージ

伝統芸術部は「打楽器や民族舞踊を通して韓国と日本、アジアの架け橋となること」を掲げています。地域や他校との交流にも積極的に取り組み、それらの活動を通じて韓国との深い繋がりを日本の方々に感じてもらうことを目指しています。

昨年度の全国高等学校総合文化祭では文部科学大臣賞を受賞し、今年の総文祭でも優良賞（第3位）を得ています。今回の舞台では代表作品『夢舞～ムーブ～』を披露する旨が伝えられており、部員たちの成果が全国的な評価につながった背景が示されています。

第二部の出演者とプログラム構成：多彩なジャンルが並ぶ舞台

第二部では建国中高等学校 伝統芸術部のほか、多彩な出演者が登場します。韓国の伝統芸能や民俗衣装、ゴスペル、ポップ・シンガーまで幅広いプログラムが用意されており、世代や国境を越えた文化交流が実現されます。

以下に第二部の主な出演者とステージ内容を整理します。観覧は第二部に限り無料（自由入場）です。

• 建国中高等学校 伝統芸術部：代表作品『夢舞～ムーブ～』（2024年 文部科学大臣賞受賞）
• 新井深絵：「ゴスペルコンサート」。大阪出身のソウル・ゴスペルシンガー。力強い歌声と温かさを持ち、作詞・作曲も行うアーティスト。
• MAI（まい）：「スペシャルステージ」。KBS韓国「歌謡コンクール」銀賞受賞。明るさと歌声で温かい感動を届ける。
• 社団法人 世界文化芸術振興会（WAPA）：「宮中韓服のファッションショー」。韓国から来阪し、色鮮やかな韓服を披露。
• 韓国婦人会大阪・オモニコーラス：シニア女声コーラス。1991年発足、25名を超える会員で韓国歌曲や民謡を中心に活動。2025年9月26日に大阪・関西万博にも出演。

第二部の内容は、韓国の伝統芸能を中心に据えつつ、ゴスペルやポップ、ファッションショーといった要素を織り交ぜる構成となっています。多様な観客層に向けたプログラムが並びます。

入場情報、チケットと運営上の注意点

THE マダンフェスティバルは第1部と第3部が有料、第2部は無料での観覧となります。第二部は自由入場で、気軽に立ち寄れる形式です。以下にチケットや入場に関する要点を整理します。

第1部は「THE マダンKWAVE ダンスコンテスト」、第3部は「THE マダンミュージックフェスティバル」として構成され、それぞれ別途チケット販売が行われます。第二部は観覧料無料のため、事前チケット購入は不要です。

第1部

THE マダンKWAVE ダンスコンテスト（有料）

第2部

THE マダンフェスティバル（建国中高等学校 伝統芸術部 等：無料・自由入場）

第3部

THE マダンミュージックフェスティバル（有料）

会場内では出店やブースが設けられ、地域の食や物販、文化紹介を行うエリアが用意されます。運営は(株)リアルム、制作は(株)クリエイティブファームが担当し、当日は円滑な進行が図られます。

今回の記事で示した主要事項の整理

ここまで取り上げた内容を表形式で整理し、要点を一目で確認できるようにします。以下の表はイベントの基本情報、建国中高等学校 伝統芸術部の要点、出演者、運営体制などをまとめたものです。

上の表は今回の発表から抽出した主要事項を整理したものです。第二部は入場無料で、建国中高等学校 伝統芸術部の代表作『夢舞～ムーブ～』をはじめ、多様な演目を通じて日韓の文化交流を体験できる構成となっています。

詳細なスケジュールやチケット情報については公式サイト（https://madanfes.com/）を参照してください。