東寺でバッジュ・シャーム展が開幕、京友禅アロハ発売

東寺でバッジュ・シャーム展

開催期間:10月10日〜10月28日

東寺でバッジュ・シャーム展
入場料はかかるの?
入場は無料です。会期は2025年10月10日〜10月28日で、会場は世界遺産・東寺の食堂。開場は毎日9:30〜16:30で無休、期間中いつでも鑑賞できます。
コラボのアロハはどこで買える?値段は?
コラボ品は東寺の会場とPagong公式オンラインストアで購入可能。商品は「コットンアロハ〈バッジュ・シャーム/朱色〉」、税込26,400円で数量限定のモデルです。

東寺の食堂で実現する日印の文化対話 ― 「Bhajju Shyam KYOTO 2025」展が開幕

世界遺産・東寺(真言宗総本山)の食堂(じきどう)を会場に、インドのゴンド族を代表するアーティスト、バッジュ・シャーム(Bhajju Shyam)による特別展「Bhajju Shyam KYOTO 2025」が開催されます。会期は2025年10月10日(金)から10月28日(火)までで、会期中は無休、開場時間は9:30〜16:30、入場料は無料です。

この展覧会は、バッジュ・シャームの代表作から新作までを一堂に展示し、絵画を通じて日本とインドの文化的対話を試みるものです。会場となる東寺・食堂は世界遺産の構成資産であり、歴史的背景を持つ場所で現代のテキスタイル表現が紹介される点にも注目が集まります。

世界遺産・東寺にて「Bhajju Shyam KYOTO 2025」開催インドを代表するゴンド・アーティストとPagong(パゴン)がコラボレーション 画像 2

開催概要とアクセス

会場と日時は明確に定められており、展覧会は短期開催ながら、毎日同一のスケジュールで公開されます。観覧は無料で、地元住民のみならず国内外からの来場も想定されています。

詳細や開催に関する公式情報は展覧会公式サイトにて公開されています。展覧会の案内ページはhttps://www.bhajjushyam-japan.com/です。

  • 会期:2025年10月10日(金)〜10月28日(火)[無休]
  • 時間:9:30〜16:30
  • 会場:世界遺産 真言宗総本山 東寺 食堂(じきどう)
  • 入場料:無料
世界遺産・東寺にて「Bhajju Shyam KYOTO 2025」開催インドを代表するゴンド・アーティストとPagong(パゴン)がコラボレーション 画像 3

バッジュ・シャームとゴンド・アートの系譜

バッジュ・シャームはインド中部に暮らす少数民族ゴンド族の出身で、神話や自然をモチーフに独自の視覚言語を築いたゴンド・アートの第一人者です。細密で色彩豊かな筆致と、自然や生命に対する神話的な視点が特徴となっています。

過去の来歴として、日本での初の大規模展(2023年開催)では延べ1万人以上の来場者を記録しており、現地インドのみならず国際的にも高い評価を得ている作家です。今回の展示は代表作と新作を通じて、両国の文化的接点を探る構成になっています。

世界遺産・東寺にて「Bhajju Shyam KYOTO 2025」開催インドを代表するゴンド・アーティストとPagong(パゴン)がコラボレーション 画像 4

作品の特徴と展示の見どころ

ゴンド・アートは自然や動植物、神話の登場人物をモチーフにしたモティーフが連続的に配置されることで画面全体が語りを持つ点が特徴です。バッジュ・シャームの作品群は、線や点を用いたテクスチャー表現、鮮やかな色彩設計、そして象徴的なモティーフの組み合わせで観る者に強い印象を与えます。

本展では、過去作に加えて新作も並ぶため、作家の表現の変遷や現在の表現領域を比較しながら鑑賞できる構成になっています。史跡である東寺の空間との対話も、展示鑑賞の重要な要素となります。

世界遺産・東寺にて「Bhajju Shyam KYOTO 2025」開催インドを代表するゴンド・アーティストとPagong(パゴン)がコラボレーション 画像 5

Pagong(パゴン)とのコラボレーション ― 京友禅とゴンド・アートの融合

京友禅ブランドPagong(パゴン、株式会社 亀田富染工場)は、展覧会に合わせてバッジュ・シャームとコラボレーションした特別アイテムを発表します。中心となる商品は「コットンアロハ <バッジュ・シャーム / 朱色>」で、税込価格は26,400円です。

このアロハシャツは、京友禅の伝統的な染色技術とゴンド・アートの図像を組み合わせたもので、日本とインドのテキスタイル表現が一つの服として結実したプロダクトです。会場での販売に加え、Pagongのオンラインストアでも購入可能です。

世界遺産・東寺にて「Bhajju Shyam KYOTO 2025」開催インドを代表するゴンド・アーティストとPagong(パゴン)がコラボレーション 画像 6

販売情報と商品詳細

展示会場およびPagongオンラインストアで限定発売されるモデルは、京友禅の手捺染技法を用い、原画の色味や線描の特徴をテキスタイル上で再現しています。生地はコットンを採用し、日常の着用を想定したアロハシャツとして仕上げられています。

購入に関するページは次のリンクから確認できます:https://pagong.jp/fs/pagong/m20039602ood00

  • 商品名:コットンアロハ <バッジュ・シャーム / 朱色>
  • 価格:税込 26,400円
  • 販売場所:東寺 食堂(会場)、Pagongオンラインストア
  • 商品ページ:https://pagong.jp/fs/pagong/m20039602ood00
世界遺産・東寺にて「Bhajju Shyam KYOTO 2025」開催インドを代表するゴンド・アーティストとPagong(パゴン)がコラボレーション 画像 7

亀田富染工場とPagongの背景、流通・活動範囲

本コラボレーションを手がける株式会社 亀田富染工場は、1919年創業の京友禅の染屋で、6000枚以上の着物図案を所蔵しています。手捺染(てなっせん)による技法を得意とし、色鮮やかな染色表現を長年にわたって生み出してきました。

2002年には着物図案の復刻を起点にアロハシャツ制作を開始し、着物の美意識を現代ファッションに応用する試みを続けています。Pagongはそのブランド名で、タガログ語で「幸せを運ぶ海亀」を意味します。

店舗と海外展開

Pagongは京都本店をはじめ、祇園店・三条店・嵐山キモノフォレストショップ、成田国際空港第一ターミナルにも出店しています。国内販売網だけでなく、アメリカ、タイ、シンガポール、オーストラリアなどの国々へアロハシャツを出荷しており、海外市場にも展開しています。

また、良好な美術館や権利元との調整により、葛飾北斎や伊藤若冲など巨匠の作品をモチーフにしたアロハシャツの展開実績があり、テキスタイルにおける文化財的要素の扱いにも経験があります。

企業名
株式会社 亀田富染工場
代表者
代表取締役 亀田富博
本部所在地
〒600-8464 京都市右京区西院西溝崎町17
ブランド
Pagong(パゴン)
公式URL
https://www.pagong.jp
Instagram
https://www.instagram.com/pagongkyoto/

展覧会・商品情報の整理とまとめ

ここまでに示した情報を表形式で整理します。展覧会の基本情報、コラボ商品、関係者や流通情報を一覧にまとめることで、要点を確認しやすくしています。

項目 内容
展覧会名 Bhajju Shyam KYOTO 2025
会期 2025年10月10日(金)~10月28日(火)[無休]
時間 9:30~16:30
会場 世界遺産 真言宗総本山 東寺 食堂(じきどう)
入場料 無料
出展作家 バッジュ・シャーム(Bhajju Shyam) — インド・ゴンド族代表アーティスト
コラボ商品 コットンアロハ <バッジュ・シャーム / 朱色>(税込 26,400円)
販売場所 東寺会場、Pagongオンラインストア(商品ページ
主催 / 発表元 株式会社 亀田富染工場(Pagong)
企業所在地 〒600-8464 京都市右京区西院西溝崎町17
公式情報 展覧会公式:https://www.bhajjushyam-japan.com/
Pagong:https://www.pagong.jp

本記事では、2025年10月11日付けの株式会社 亀田富染工場によるプレスリリース情報を元に、展覧会の開催概要、作家の背景、Pagongによるコラボ商品とその販売情報、企業およびブランドの沿革と流通状況を網羅して整理しました。展覧会と関連商品の情報は上記のリンク先で公式に確認できます。

参考リンク: