プロジェクター内蔵タフネス機 Blackview XPLORE 2登場

Blackviewが掲げる「映す・耐える・超える」—プロジェクター搭載タフネススマホの全容

Blackviewは新型タフネススマートフォン「Blackview XPLORE 2 Projector」を正式発表しました。本機は内蔵プロジェクターを搭載し、アウトドアからビジネス用途、災害時の情報共有まで幅広く想定されたモデルです。ディスプレイ・プロセッサー・バッテリー・耐久性を高次元で統合し、「映す」「耐える」「超える」というコンセプトを実現しています。

発表日は2025年10月11日（Blackview発表リリース）。同製品は3.2K HDR AMOLED、MediaTek Dimensity 8300、そして業界最大級と謳われる20,000mAhバッテリーを搭載するなど、ハードウェア面での充実ぶりが特徴です。さらに、専用のAI機能を備えたDokeOS 4.2（Android 15ベース）を採用し、音声操作や画像編集、動画生成、音楽作成などをサポートします。

内蔵プロジェクターが切り拓く利用シーンと映像・音響仕様

本機の最大のセールスポイントは内蔵プロジェクターです。最大で約100インチ相当の映像を投影可能とし、映画鑑賞やキャンプでの利用、会議のプレゼンテーション、災害時の情報共有など、多様な場面でポータブル投影機として機能します。

プロジェクターは100ルーメンの高輝度を実現し、120FPS投影に対応。屋外の明るい環境でも視認性を確保できる性能を持ち、1.13:1という投射比により狭い空間でも大画面化を図れます。フォーカスノブで手動の微調整が可能で、視聴環境に合わせたピント合わせが行えます。

投影・音響のポイント

• 最大投影サイズ：約100インチ相当
• 輝度：100ルーメン（高輝度投影）
• 投影フレームレート：最大120FPS投影
• 投射比：1.13:1（狭い空間での大画面化に寄与）
• ピント調整：フォーカスノブによる手動調整
• スピーカー：2W Smart-K Boxデュアルスピーカー搭載（高品質な音声再生を意図）

プロジェクターと組み合わせることで、本機はスマートフォン本体単体でのエンターテインメント環境を迅速に提供します。ポータブル性と出力性能の両立が設計思想に反映されています。

過酷環境での信頼性—タフネス性能とアウトドア機能

Blackview XPLORE 2 Projectorはタフネススマートフォンとしての要件を満たすため、厳しい環境試験に準拠した構造を採用しています。防水防塵はIP68およびIP69K、耐衝撃はMIL-STD-810Hに準拠し、水深2mでの耐水性、6mからの落下耐性、500kgの耐圧強度を備えます。

筐体素材はアルミ・チタン合金フレームを採用し、ディスプレイにはCorning® Gorilla® Glass 5を採用。さらにデュアル防水USBポートや筐体に組み込まれた467ルーメンのデュアルキャンプライト、赤外線リモコン機能も搭載し、夜間作業や緊急時の利用を想定した仕様となっています。動作温度範囲は−20℃から60℃まで対応します。

耐久関連の主な仕様

防水・防塵

IP68 & IP69K

耐衝撃

MIL-STD-810H 準拠（6m落下耐性）

耐圧

500kgの耐圧強度

動作温度

−20℃〜60℃

付帯ライト

467ルーメン デュアルキャンプライト

その他

赤外線リモコン機能、デュアル防水USBポート

こうした堅牢設計は、雪山や炎天下、砂埃のある環境といった過酷な状況下での利用を想定しています。ハードなフィールドワークやアウトドアでの連続運用を視野に入れた作りです。

ディスプレイ・カメラ・パフォーマンス・バッテリー—主要技術の詳細

本機は6.73インチの3.2K HDR AMOLEDディスプレイを搭載し、1440×3200の高解像度、ピーク輝度2,600nits、521ppi、68.7億色表示を実現。最高120Hzのリフレッシュレートにより滑らかな表示と省電力を両立し、TÜV SÜD認証のブルーライト低減機能も備えます。

カメラはプロフェッショナル志向の構成で、リアに50MP Samsung® ISOCELL GN9（OIS＋EIS対応）をメイン、20MPのSony®センサーをナイトビジョン用に搭載。フロントカメラは50MPのSamsung®センサーを採用し、4K HDR10+ 60FPS動画撮影やAIモーショントラッキングに対応します。暗所撮影でも鮮明な撮影が可能とされ、アウトドア撮影やクリエイティブ用途にも配慮した構成です。

プロセッサ・メモリ・ストレージ

• SoC：MediaTek Dimensity 8300（AnTuTu 約133万点を記録）
• RAM：プレスリリース内では複数の記載があり、12GB RAM & 256GB ROM、16GB RAM & 1TB ROMのSKUが示されています。また別記として48GB（16GB＋32GB拡張）LPDDR5Xという拡張表記も存在します。
• ストレージ：UFS 4.0、1TB構成を含む選択肢、最大2TBまでのTF（microSD）拡張サポート
• 通信：Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、デュアル5G VoLTE、デュアルGPS（L1＋L5）対応

この構成により、マルチタスクや大容量データの処理、屋外での高精度測位などを想定した運用が可能です。

バッテリー・充電・OS機能

バッテリーは20,000mAhの超大容量を搭載し、動画再生やプロジェクター投影、GPS利用などを含めた連続使用で36時間、待機時間は75日間とされています。充電は120W超急速充電に対応し、39分で50％まで充電可能。10Wのリバースチャージ（他機器への給電）も備えます。

ソフトウェアは独自のDokeOS 4.2（Android 15ベース）を採用し、Doke AIスマートアシスタントによる音声操作、画像編集、動画生成、音楽作曲支援などを実装。プライバシー保護とパフォーマンス最適化が強化されており、「フォーカスモード」「コールドルーム」「EasyShare」など日常・業務に便利な機能も含まれます。

価格・販売情報とまとめ表

Blackviewは世界同時発売を記念して、2025年10月8日（水）～10月22日（水）までの15日間限定の割引キャンペーンを実施しています。通常価格は779.99ドル（記事中の表示では約119,000円と表記）ですが、早期購入価格として599.99ドル（記事中では約91,000円、別表記では約9万円）で販売されています。

さらに購入時にプロモーションコード「JQRBB3YMRJTB」を入力すると、追加で50ドルの割引が適用され、実質549.99ドルでの購入が可能です。キャンペーンはBlackview Global Storeでの提供、在庫がなくなり次第終了となります。

以下に本記事で取り上げた主要な仕様と販売情報を表形式で整理します。

上表は本リリースで示された主要な仕様・価格・販売情報を整理したものです。製品に関する詳細仕様や在庫状況、購入手続きはBlackviewの公式販売ページおよび各販売チャネルの案内を確認していただくことが確実です。