ペスタロッチが無料フィジカル診断を公開、運動再発見へ

スポーツの日に始まった無料のウェルビーイング模試──ペスタロッチの新しい試み

Pestalozzi Technology株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長CEO 井上 友綱）は、2025年10月13日 09時00分に、個人のウェルビーイング（well‑being）を高めることを目的としたオンライン診断コンテンツ「全国統一ウェルビーイング模試 ペスタロッチテクノロジーフィジカルリテラシー診断」の一般提供を開始しました。提供開始日は国民の祝日である「スポーツの日」に合わせられており、幅広い層に運動やスポーツとの関わり方を見直す機会を届ける狙いがあります。

同社は「運動データを価値あるものに」というパーパスの下、2023年度から健康・運動データを用いた研究活動や学会発表を開始し、2024年度には社内研究機関として「日本健康・運動データ総合研究所」を設立しています。今回の診断は、体力テストのデジタル化などを通じて得られた経験を踏まえ、成人の身体活動促進やウェルビーイング向上に資する情報を提供することを目標に開発されました。

• 提供開始日時：2025年10月13日（月・スポーツの日） 09:00公開
• 公開期間：2025年10月13日（月）～ 2025年12月14日（日）
• 費用：無料
• 診断ページ：https://pestalozzi-tech.com/event/physical_literacy/

フィジカルリテラシーとは何か――定義と教育・政策との関係

フィジカルリテラシーは、スポーツ庁の第3期スポーツ基本計画でも取り上げられている概念です。一般には、体育・保健体育の授業等を通じて運動に親しむ子どもを増やすこと、そして子ども時代だけでなく生涯にわたって運動やスポーツを継続できるようにするための資質や能力を指すと説明されています。身体的な能力だけでなく、運動への態度や知識、社会的な関わり方など多面的な要素を含む点が特徴です。

ペスタロッチはこの概念の普及・浸透に協力しており、自治体・学校関係者向けに開催した「ALPHAサミット2025」でも、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の鈴木宏哉教授からフィジカルリテラシーの紹介を受ける形で関与しています。診断は子ども向けの教育現場だけでなく、成人のウェルビーイング向上に活用できる形に設計されています。

鈴木 宏哉（順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授）

「Physical literacy（フィジカルリテラシー）は、生涯スポーツと競技スポーツの両方の基礎となる能力であり、生涯を通じたアクティブライフを実現するための教養と言い換えても良いです。これまでは、スポーツにまつわる様々な問題を『する』を中心に考えていたかもしれません。すること（できるや好き）に関わる身体的・心理的要素だけでなく、スポーツに詳しいこと（認知的）、スポーツを通して人と関わること（社会的）など、する・みる・関わる・支える・知るといった多様な形でスポーツと上手に関わることで、あなたのウェルビーイングを実現させましょう。スポーツとの関わり方を再発見するきっかけになれば幸いです。」

診断の構成と利用方法――3つの視点で自己理解を促す

ペスタロッチが公開したフィジカルリテラシー診断は、目的に応じて無償で受けられる3種類の診断で構成されています。各診断は成人の身体活動促進およびウェルビーイング向上に役立つヒントを提供することを目指しており、質問や自己評価を通じて運動・スポーツとの関わり方に関する気づきを得られるよう設計されています。

3種類の診断は以下の通りです。いずれも無料で期間中にオンライン上で実施可能です。

• ジブン編（運動・スポーツに対する自己理解）：個人の運動経験や好み、自己効力感などを確認する設問を通じ、運動に対する自己理解を深めるための診断です。
• シャカイ編（他者とのコミュニケーションの傾向）：スポーツや運動を通じた他者との関わり方やコミュニケーション傾向を把握するための診断です。
• スポーツの楽しみ方編（自分に合ったスポーツの楽しみ方）：活動の取り組み方や楽しみ方のタイプを明らかにし、継続的に運動を続けるための示唆を提供する診断です。

1. 診断ページ（https://pestalozzi-tech.com/event/physical_literacy/）にアクセスする。
2. 希望する診断（ジブン編・シャカイ編・スポーツの楽しみ方編）を選ぶ。
3. 設問に回答し、結果および解説を確認する。

診断開発責任者 コメント — 朝井 祐貴（執行役員 社長室長 日本健康・運動データ総合研究所）

「この度、全国統一ウェルビーイング模試ペスタロッチテクノロジーフィジカルリテラシー診断をスポーツの日である10月13日（月）にリリースさせて頂きました。『模試』というワードがあるのは、模試はあくまで模試、人生本番ではないという意味を込めております。受験や各種試験に備えて実施される『○○模試』はそれ自体に合否はありませんが、本番で良いパフォーマンスを発揮するための自己理解に役立ちます。」

「今回、3種類の診断＝ジブン編（運動・スポーツに対する自己理解）、シャカイ編（他者とのコミュニケーションの傾向）、スポーツの楽しみ方編（自分に合ったスポーツの楽しみ方）を用意させて頂きましたが、当診断を通じて、本番である人生がより良くなる＝’ウェルビーイングの実現’の一助になれば幸いです。」

企業の取り組みと関連情報の整理

Pestalozzi Technology株式会社は、これまでに体力テストのデジタル化を通じて学校・企業における健康課題や運動課題に対応してきました。2023年度からの研究活動と学会発表、2024年度の日本健康・運動データ総合研究所設立といった歩みは、今回の診断提供につながる技術的・学術的基盤となっています。順天堂大学の研究者とも連携しながら、日本版フィジカルリテラシー評価尺度の開発にも関わるなど、外部との協働も進めています。

本リリースに含まれる関連情報として、ビジネスカテゴリやキーワード、ダウンロード可能な画像素材の存在も明示されています。関係者向けの説明や広報素材は公式サイト上で提供されており、メディアや教育関係者、自治体担当者などが利用しやすい形で情報が整理されています。

• 事業カテゴリ：商品サービス
• 関連分野：スポーツ、フィットネス・ヘルスケア
• キーワード：スポーツの日、フィジカルリテラシー、ウェルビーイング、ウェルネス
• プレス素材：本プレスリリース内で使用されている画像ファイルがダウンロード可能

問い合わせ先も公開されており、診断に関する詳しい質問や取材申し込みは下記の連絡先で受け付けられます。問い合わせ先には住所、電話番号、E-mailが明示されています。

本稿では、Pestalozzi Technology株式会社が提供開始したフィジカルリテラシー診断の背景、構成、監修者・開発責任者のコメント、公開期間および問い合わせ先を網羅して整理しました。診断は無料で期間限定の公開となっているため、運動やスポーツとの関わり方を見直すための手掛かりを得たい方は、公開ページで詳細を確認することが推奨されます。