南仏ガラスブランドILAKÉ、日本で限定頒布会を実施

南仏アルプスの風景を映すガラス皿、ILAKÉ（イラケ）が日本での頒布を開始

フランス・アルプスを拠点に活動するガラスブランドILAKÉ（イラケ）の創業者、クレア・ランゲとルーシー・ロワが、2026年1月から京都のアーティスト・イン・レジデンス「ヴィラ九条山」へ滞在することを記念し、Komitan Planning合同会社（代表：小宮 雄樹）が日本向けに限定の特別頒布会を実施します。本記事はその全容を正確に伝えることを目的としています。

ILAKÉは、世界のグランメゾンや著名シェフからの支持を受けるガラスブランドであり、今回の来日および滞在は日本側での活動や導入実績を踏まえた特別な機会となります。以下では開催の詳細、対象別の提供内容、商品の特性、滞在プログラム、導入実績、受賞歴や所属団体まで、プレスリリースに含まれるすべての情報を網羅的に紹介します。

来日と滞在の意義

ILAKÉの創設者であるクレア・ランゲとルーシー・ロワは、2026年1月から4月まで京都の「ヴィラ九条山」に滞在します。滞在は約4カ月におよび、日本の食文化や器との関係を主テーマにリサーチと創作を行う予定です。

選考は厳しく、250件を超える応募から選ばれた15組のうちの1組として採択されており、滞在中の活動は、日本のシェフや工芸、季節のモチーフを取り入れた新作開発や公開プレゼンテーション、トークやデモンストレーションなどの交流型アウトリーチを含みます。

頒布会の内容と申し込み方法

Komitan Planning合同会社は、ILAKÉ創業者の京都滞在決定を記念して、期間限定の特別頒布会を2025年10月11日（土）〜10月31日（金）に実施します。本頒布会は一般向けと飲食店・法人向けの二本立てで、それぞれ内容と条件が異なります。

いずれのプログラムも先着順で、製作数量に限りがある点が明記されています。一般向けは1枚からの受注が可能となる特例が設けられ、飲食店・法人向けは特別価格の受注枠が限定されます。

開催期間・受付方式・お届け予定

開催期間は2025年10月11日（土）〜10月31日（金）です。受付方式はすべて先着順で、製作可能数に限りがあります。お届け予定は2026年1月末頃となっています。

注文や打ち合わせについては、商品決定の際にオンライン会議でのデザイン決定が必要な場合があります。特に飲食店・法人向けは事前打ち合わせを踏まえて制作を進めます。

対象別の提供内容

対象は一般のお客様と飲食店・法人様の二種類です。以下にそれぞれの詳細を整理します。

一般向け

コレクションから厳選した6種類のデザインをWEB限定で販売します。通常は6枚からの受注となるところ、期間限定で1枚から受注可能となります。サイズとカラーは商品ごとに固定されています。

販売される6種類の詳細は後段の商品紹介に記載しています。いずれも数量限定のため、希望者は期間内の注文が必要です。

飲食店・法人向け

先着で3店舗限定のプログラムとして提供されます。全コレクションの中から、デザイン・サイズ・カラーを選択でき、特別価格で提案されます。最低制作点数は6枚からで、予算目安は12万円〜です。

事前にオンライン会議でデザインを打ち合わせのうえ制作を進める方式で、受注は6枚以上から受け付けます。こちらも製作数量に限りがあるため、先着順での受付です。

ILAKÉの作品、技術的特徴、導入実績

ILAKÉはガラス素材の特性を活かした美しい意匠と実用性を両立させた器を制作しています。レストランのオペレーションに耐えうる耐久性があり、世界的に有名なグランメゾンやミシュラン星付きレストランで採用される実績を持ちます。

以下では作品群の具体的な商品、仕様、技術的特長、国内導入実績を詳述します。

商品のラインナップ（一般向け 6種類）

一般向けに販売される6種類は、各々デザイン名、背景色、柄色、サイズが固定されています。以下は期間限定販売される商品一覧です。

• フジェール「シダ」：透明緑（背景）／白（柄）、18.7cm皿
• オンド「波」：無色透明（背景）／白（柄）、18.7cm皿
• アシエット・ド・エルボリスト「ハーブ愛好家のプレート」：無色透明（背景）／銅色（柄）、9.5cm皿
• ジーブル「樹氷」：無色透明（背景）／白（柄）、9.5cm皿
• À l’orée du bois（ア・ロレ・デュ・ボワ）「森の入口」：無色透明（背景）／白（柄）、24.5cm皿（特注皿＜ヘーゼルナッツの葉＞としての紹介あり）
• ジプソフィル「かすみ草」：無色透明（背景）／白（柄）、9.5cm皿

これらは期間限定、WEB限定販売となり、いずれも在庫には限りがあります。サイズとカラーは固定での提供です。

飲食店・法人向けの提供とパンフレット

飲食店・法人向けには、ブランドパンフレット（英語）に収録されたコレクションモデル（15ページ～71ページ）から選択可能です。先着3店舗限定の特別価格プログラムで、最低制作点数は6点、予算目安は12万円〜となっています。

パンフレットのWEB版（外部ページ）リンクは以下です。詳細モデルやページ数に応じた選択が可能です。
WEBパンフレット（外部ページ）

商品の特長（技術・機能）

ILAKÉのガラス皿は、主に以下の特長をもっています。レストランユースを前提にした実用性と、ガラスならではの光の表現が両立されています。

1. 厚さ4mmのガラスによる存在感：4mmの厚手ガラスが持つ透明感と重厚感により、光の反射と陰影が料理を引き立てます。
2. 食洗機対応：職人の手仕事で仕上げたアートプレートでありながら食洗機に対応し、特別な場面だけでなく日常のオペレーションにも適応します。
3. 温度保持性：ガラスの熱特性により保温・保冷の状態を安定して保持し、保温器具使用時にも安定した温度を保ちます。
4. 冷蔵・冷凍対応：冷蔵・冷凍が可能で、冷菜やデザートの温度表現にも適しています。

ただし、電子レンジおよびガスバーナーなどの直火での使用は不可です。

導入実績（日本国内：2025年10月時点）

ILAKÉはすでに日本国内の複数のレストランで導入実績があります。納品済みと受注制作中の店舗が明記されています。

• 納品済み:
  • CYCLE（東京）＊ミシュラン一つ星（2026東京版）
  • アマラントス（東京）＊ミシュラン一つ星（2026東京版）
  • ムニ（京都）＊ミシュラン一つ星（2025京都・大阪版）
  • ANPEIJI（京都）＊ミシュラン一つ星（2025京都・大阪版）
  • ブリアンス（愛知）＊11月オープン予定
• 受注制作中:
  • カンテサンス（東京）＊ミシュラン三つ星（2026東京版）
  • HAJIME（大阪）＊ミシュラン三つ星（2025京都・大阪版）

プロフィール、受賞歴、所属団体と滞在プログラム

ILAKÉのクリエイター、クレア・ランゲとルーシー・ロワはアルプス在住の二人組で、国際的な研修と実務経験を経て独自の工房を立ち上げています。彼女たちの経歴と受賞歴、所属団体についても詳細が公表されています。

以下に受賞歴、所属団体、そしてヴィラ九条山での滞在計画をまとめます。

経歴と活動拠点

二人は仏ナンシー近郊の欧州ガラス芸術研究・研修センターで学んだ後、スペイン・イタリアで複数の巨匠ガラス作家の助手を務め、技術と造形の見識を深めました。2016年にはロレーヌで若手女性ガラス作家3名とともにクリエイター協同組合「カレイドスコ」を設立し、その後2020年より二人で独立、アルプスの山岳地帯に開いたアトリエ「ILAKÉ」にて制作を続けています。

活動においては、ガストロノミー分野と密接に関わる作品制作が特徴で、著名シェフらと協働する機会を得ています。

受賞歴と所属団体

主な受賞歴として、2024年にConcours Ateliers d’Art de France（フランス全国グランプリ／クリエイション部門）を受賞しています。さらに2025年1月のMaison&ObjetではCRAFTセクターでの特設展示に参加しています。

所属団体は以下の通りです。各団体は職能やサステナビリティ、食文化の保護に関わる重要な組織です。

• Ateliers d’Art de France（アトリエ・ダール・ド・フランス）
• Écotable（エコターブル）— レストランのサステナビリティ評価・認証団体
• Collège Culinaire de France（コレージュ・キュリネール・ド・フランス）— 食文化保護とネットワーク形成の団体（アラン・デュカス氏等が設立）

ヴィラ九条山での滞在内容

ヴィラ九条山は外国人アーティスト向けのレジデンスプログラムで、日本文化との出会いから創作を促進することを目的としています。選考は厳格で、250件を超える応募の中から15組のみが採択されます。

滞在中の計画は次の通りです。

• 日本の食文化と器の関係に関するリサーチと試作
• 日本料理のシェフとのコラボレーションによるプレゼンテーション
• 京都の素材・技法・季節のモチーフを取り入れた新作開発
• トークやデモンストレーションなどの交流型アウトリーチ

プログラムの詳細はヴィラ九条山の公式ページで確認できます。参考リンク：
ヴィラ九条山 公式
およびクリエイター紹介ページ：
Claire Lange & Lucie Roy（英語）

ブランド紹介、主要顧客、連絡先と注文案内

ILAKÉはガストロノミー分野での採用例が多く、著名なシェフやメゾンとの関係が紹介されています。ここではブランドの主要な採用先や連絡窓口を整理します。

当該ブランドの日本での正規輸入代理店はILAKÉ JAPAN（Komitan Planning合同会社）で、日本国内独占販売権を保有しています。問い合わせは代理店を通じて受け付けられます。

世界的な採用例と関係のあるシェフ・メゾン

ILAKÉの作品は以下のようなグランメゾンや著名シェフに採用されています。これらの採用はブランドの信頼性とクオリティを裏付けるものです。

• アンヌ＝ソフィー・ピック氏『Maison PIC』（ヴァランス・三つ星）
• セバスチャン・ブラス氏『ブラス ー ル・スケ』（ラギオール・二つ星）
• ステファン・デュシロン氏（監修：アラン・デュカス）『Dデュカス・オ・シャトー・ド・ヴェルサイユ』（パリ・一つ星）
• モリ・サッコ氏『ルイ・ヴィトン』（サン＝トロペ）
• 『メゾン ルイナール』（ランス・シャンパーニュ・メゾン）

連絡先・公式情報

ILAKÉ JAPAN（Komitan Planning合同会社）の所在地および連絡先は以下の通りです。問い合わせや発注に関する公式窓口情報として記載します。

上記はプレスリリースに記載された公式連絡先情報に沿っています。注文や詳細確認は代理店を通じて行う形です。

補記：2025年の展示と評価

ILAKÉは2025年1月にパリで開催された世界最大級のインテリア＆デザイン見本市「Maison&Objet（メゾン・ド・オブジェ）」のCRAFTセクターでの特設展示に参加したことが報告されています。2024年にはフランス全国の職人約6千人の中からAteliers d’Art de Franceの創作部門で最優秀賞を受賞しています。

これらの評価はブランドの国際的評価を示すものであり、日本での導入・頒布にもつながっています。

主要情報の整理表

以下に本記事で取り上げた主要項目を表形式で整理します。日程、対象、製品、納品予定、連絡先等を一目で確認できます。

この記事はプレスリリースの記載内容を忠実に整理・補足したものであり、頒布会の期間、対象、商品仕様、受賞歴、滞在計画、連絡先など、発表された全ての情報を網羅しています。購入や導入の検討、詳細確認はILAKÉ JAPAN（Komitan Planning合同会社）へ直接問い合わせることが案内されています。