John Dale、SMPTEでTR-07/08とJPEG XS統合を解説
ベストカレンダー編集部
2025年10月14日 10:11
SMPTEでJohn Dale講演
開催日:10月14日
パサデナでの公開講演:SMPTE Media Technology Summit 2025におけるJohn Daleの登壇
株式会社メディアリンクスは、当社取締役チーフマーケティングオフィサー(CMO)であるJohn Daleが、2025年10月13日から16日まで米国カリフォルニア州パサデナで開催される「SMPTE Media Technology Summit (MTS) 2025」にて講演を行うことを発表しました。本プレスリリースは2025年10月14日 06時27分に発表されています。
講演は、10月14日(火)午後5時から5時30分まで、会場のセッションルームABで行われる予定です。セッションのタイトルは「次世代メディア伝送:圧縮、ストリーミング、相互運用性の進化(Next-Gen Media Transport: Advances in Compression, Streaming, and Interoperability)」であり、その一部としてJohn Daleによる講演「TR-07およびTR-08の進化:JPEG XS時間差分符号化の統合による相互運用性の向上(Evolving TR-07 & TR-08: Improving Overall Interoperability while also integrating JPEG XS Temporal Differential Coding)」が予定されています。
イベントの基本情報とスケジュール
イベント全体は2025年10月13日から16日まで開催され、業界関係者が集まる重要な技術会合です。John Daleのセッションは、その中で圧縮と相互運用性に焦点を当てたプログラムの一枠として位置づけられます。
以下は該当講演に関する主要な日時と場所の情報です。会場やセッションの正確な運営は主催者のスケジュールに準じます。
- イベント:SMPTE Media Technology Summit 2025
- 開催期間:2025年10月13日~16日
- 開催地:米国カリフォルニア州パサデナ
- 講演日時:2025年10月14日(火)午後5時~5時30分
- 講演会場:セッションルームAB
- セッション名:次世代メディア伝送:圧縮、ストリーミング、相互運用性の進化
講演の主題と技術的な焦点:TR-07/ TR-08 と JPEG XS 時間差分符号化
John Daleが扱う講演テーマは、オープンな映像伝送規格であるTR-07およびTR-08の進化と、それらに対するJPEG XSの時間差分符号化(Temporal Differential Coding:TDC)の統合が相互運用性に与える影響についてです。講演では、規格の具体的な改定点や統合手法、導入に伴う運用上の利点と留意点が詳述される予定です。
発表では、TR-07およびTR-08の現状と改訂予定項目、そしてJPEG XSのTDCが両規格にもたらす圧縮効率の向上・遅延の管理・相互運用性の強化といった技術的メリットについて掘り下げられます。これにより放送局やサービスプロバイダー、事業者が新技術を導入する際の判断材料となる実践的な知見が提供される見込みです。
講演で取り扱う主要トピック
講演の中では、技術勧告(Technical Recommendation:TR)に予定されている変更点について説明が行われます。TR-07およびTR-08はいずれもオープンで相互運用可能な映像伝送を目的とした仕様であり、これらの進化は業界のワークフローに直接的な影響を与えます。
JPEG XSのTDC統合に関しては、圧縮アルゴリズムの時間的差分処理や符号化方式がどのように既存ワークフローに適合するか、及び相互運用試験での考慮点が提示される予定です。具体的には符号化遅延、帯域利用、冗長構成での振る舞いなどが議論されます。
- TR-07/ TR-08
- 放送・メディア向けのオープンなIP伝送規格。相互運用性と運用の標準化を目指す。
- JPEG XS 時間差分符号化(TDC)
- 時間差分に基づく圧縮手法で、低遅延かつ高品質なビデオ伝送を可能にする。TR規格への統合が検討されている。
- 相互運用性向上の狙い
- 異なるベンダー機器間での互換性を高め、導入・運用のハードルを下げること。
John Daleの役割とメディアリンクスの技術的強み
John DaleはメディアリンクスのCMOとして戦略と技術開発の要を担っており、世界中の放送局やメディアワークフロー向けのIP伝送ソリューション導入を推進してきました。加えて、Video Services Forum(VSF)においてTR-07やTR-08といったオープン規格の開発と普及に貢献している人物です。
VSFでの継続的な関与は、業界での連携を強化し、放送局やサービスプロバイダーが新技術を安心して採用できる環境を整えることを目的としています。講演ではその経験に基づく実務的な観点も共有されることが期待されます。
メディアリンクスの事業内容と実績
メディアリンクスは高価値放送コンテンツ向けのIP伝送ソリューションの提供者として国際的に認知されています。同社はテクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を受賞しており、世界的な大型スポーツイベントやエンターテインメントでのライブ配信に貢献してきました。
製品ポートフォリオは、メディアゲートウェイプラットフォーム、アグリゲーション/コアスイッチ、管理制御ソフトウェアを含み、最大4K UHD解像度と100Gまでのネットワーク帯域幅に対応しています。加えて、ネットワーク設計、設置、保守などの構築・運用サービスも提供しています。
- 主な提供機能:低遅延、帯域幅効率、冗長化(ヒットレス)データ送信
- 対応領域:放送局、サービスプロバイダー、コンテンツホルダー
- 実績例:オリンピック(冬季・夏季)、FIFAワールドカップ、アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、政治大会、各種エンターテインメントショー等
- 証券コード:東証スタンダード 6659
- 利用SNS:LinkedIn、Instagram、X(旧Twitter)、YouTube
イベント情報と資料の入手方法:要点整理と参照リンク
本稿では、SMPTE Media Technology Summit 2025とJohn Daleの講演に関する主要情報を整理しました。ここでは事実関係が一目でわかるように要点を表形式でまとめた上で、関連リンクやダウンロード可能な資料についても案内します。
講演内容は圧縮技術や相互運用性に関する技術的な説明が中心となるため、放送・メディア技術者やネットワーク運用者にとって実務的な示唆を含む内容になると想定されます。関連するプレス素材や画像はダウンロード可能とされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表主体 | 株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 菅原 司) |
| 発表日時(プレスリリース) | 2025年10月14日 06時27分 |
| 登壇者 | John Dale(取締役チーフマーケティングオフィサー/CMO) |
| イベント名 | SMPTE Media Technology Summit 2025 |
| 開催期間・場所 | 2025年10月13日~16日 / カリフォルニア州パサデナ |
| 講演日時・会場 | 2025年10月14日(火) 午後5時~5時30分 / セッションルームAB |
| 講演タイトル | TR-07およびTR-08の進化:JPEG XS時間差分符号化の統合による相互運用性の向上(Evolving TR-07 & TR-08…) |
| 関連セッション | 次世代メディア伝送:圧縮、ストリーミング、相互運用性の進化 |
| 関連資料・リンク | https://jp.medialinks.com/news-and-events/(プレスリリース素材・画像のダウンロードあり) |
| キーワード | メディアリンクス, SMPTE Media Technology Summit, TR-07, TR-08, JPEG XS, 相互接続, Video Services Forum, VSF, セッション, 次世代メディア伝送 |
| カテゴリ | ネットワーク・ネットワーク機器、電子部品・半導体・電気機器 |
| ダウンロード | プレスリリース素材(画像ファイル等)がダウンロード可能 |
上表は本記事で触れた主要な事実を整理したものです。講演は技術的な仕様変更と実装上の考慮点に関する情報提供を目的としており、TR規格とJPEG XSのTDCとの関係、および放送ワークフローに及ぼす影響について具体的な説明が行われる見込みです。詳細な資料や関連画像は、メディアリンクスのニュース&イベントページ(上記リンク)から入手できます。
以上が当該プレスリリースに基づく報告です。報道・研究・技術検討のための参考情報として整理しました。
参考リンク: